ドドンパ (コースター)

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ドドンパ
Dodonpa rollercoaster 2005-05.JPG
ドドンパの垂直タワー(左)と観覧車(右)
所在地 富士急ハイランド
座標 北緯35度29分15.72秒 東経138度46分56.13秒 / 北緯35.4877000度 東経138.7822583度 / 35.4877000; 138.7822583座標: 北緯35度29分15.72秒 東経138度46分56.13秒 / 北緯35.4877000度 東経138.7822583度 / 35.4877000; 138.7822583
状態 営業中
開業 2001年12月21日
建築費 30億円
種別 鉄製
製作 S&S Power
モデル Thrust Air 2000
リフト 圧縮空気発進
最高部高度 52 m (171 ft)
最大落差 50 m (160 ft)
コース全長 1,189 m (3,901 ft)
最高速度 172 km/h (107 mph)
回転 0
所要時間 約60秒
最大傾斜角 90°
許容乗客数 1000人
(1時間あたり)
加速 0から172 km/h (0から107 mph) (1.8秒)
最大加速度英語版 4.25
身長制限 130 cm (4 ft 3 in)
最大カント角 74°
定員 8名(1台)
料金 1000円
年齢制限 10~60歳
ドドンパ - RCDB
ドドンパの画像 - RCDB
地上52mから垂直降下する直前のドドンパ(2009年12月)

ドドンパDODONPA, The World’s Tremendous Roller Coaster)は、山梨県富士吉田市にある遊園地富士急ハイランドの大型ローラーコースターのひとつ。2001年12月21日に開業。FUJIYAMAええじゃないか高飛車と共に、同園「4大コースター」となっている。当時のキャッチコピーは「速ッ」「コワイノ、コワイノ、飛ンデユケ。」など。

概要[編集]

FUJIYAMAが開業した1996年から5年経った、2001年に満を持して開業した大型コースター。

一般のコースターのように高い所まで巻き上げられて慣性により走行するのではなく、水平な場所から加速装置により発射される富士急初の直線加速方式コースター。加速装置には圧縮空気を用いた「エアーランチ方式」で、スタートからわずか1.8秒で最高速度172km/hに達するという爆発的な加速力を実現。圧倒的な加速とスピードから「ワールド・ブッチギリコースター」と称された。最高速度172km/hは2001年当時ギネスに認定された。さらに垂直に上昇、落下する日本初の垂直タワーを備える。FUJIYAMAええじゃないか高飛車と共に人気のあるコースターである。

スタートするとトンネルの中へ移動。カウントダウン「Launch Time!スリー! ツー! ワーン! ドドンパァ!」で発射し最高速度に達する。その後はゼロGフォール、大半径カーブ、垂直タワーを通過してフィニッシュとなる。過去に行われたイベント「冬の絶叫祭り」では、アントニオ猪木機動戦士ガンダムのアムロ・レイ(古谷徹)の声によるカウントダウンに変更されたことがある。

ごく稀にではあるが、カウントダウンの途中で発射したり、カウントダウンが終わってもしばらくしてから発射することがある。発射については管制室内のスタッフがタイミングを決めているらしく、タイミングのずれもそれが原因らしいとの事。

コース終盤にライドフォトカメラを設置。乗車後に「ドドンパフォトショップ」で購入できる。フォトとシールの2種類。

コース概要[編集]

エアーランチによる直線加速
トンネルで覆われている。カウントダウンと共に一気に発車され、1.8秒後(トンネルの出口付近)で最高時速172kmに到達する。
ゼロGフォール
緩やかな下り坂だが、突入時に若干浮遊感を味わえる。アクリル製のトンネルで覆われている。
大半径カーブ
右側に74度のバンクがつけられており、ミニ富士山の周囲を時速120kmで走行する。
垂直タワー
大半径カーブ後のトンネルを出ると地上52mまで垂直上昇、そのまま垂直落下する。通過後はアクリル製トンネルの中で左に曲がり、緩やかな斜面を走行する。突入時には4.25Gの荷重が掛かる。
ライドフォトポイント
撮影用カメラはカメラの形をしている。この辺りではスピードも落ちているので、ポーズを決めやすくなっている。

モデル[編集]

このコースターのモデルとなったのは、アメリカパラマウントキングズドミニオン」という遊園地にかつて存在した「Hyper Sonic XLC(ハイパーソニックエックスエルシー)」。世界初のエアーランチ式コースターとして、2001年3月に開業した。こちらは1.8秒で時速129kmまで加速するのが特徴。また、ドドンパ同様に垂直タワーを備えているが、こちらは加速直後すぐに用意されている。2007年に閉鎖となった。

ちなみに「XLC」とは「Xtreme Launch Coaster(訳:極限加速コースター)」の略である。

車両[編集]

  • 最大の特徴とされる車両は先端のボンネット部分が流線型をしており、定員が8人と他のコースターに比べ少なく全長も短い。これは、車両が軽く乗車人数が少ない方が、走行による抵抗が少ないためである。また、車輪部分はセスナ機と同じゴム製のタイヤを使用している。
  • 座席はフルバケットシートで背もたれも頭程まであり、身体を固定する安全装置は腹部の他に脛や足首も固定される。
  • 開業当初は通称「ドドンパ一家」という車両で、ボンネット部分に父・母・姉・赤ん坊の顔のイラストが描かれた車両だった。手がけたのはイラストレーターの山根Yuriko茂樹。2007年以降は、水玉・ヒョウ・シマウマ・爬虫類の柄が描かれた新しい車両が導入された。それぞれボンネットにはシンボルの漢字が書かれている。2014年4月26日には、絶叫学割のコマーシャルに登場した上履きのキャラクターのデザインの車両が登場した。

その他[編集]

  • 前述のカウントダウンはあまり当てにならず、ほとんどがカウントダウン終了後に数秒の溜めがあってから発射する場合が多い。カウントダウン通り発射する事もあるが、ごく稀に「ツー!」の直後に発射する場合がある。トンネル内にはシグナルが設置されており、赤く点灯した時はカウントダウン開始、黄色と青が点灯したら発射となり、これが発射の目安となっている。
  • キューラインにはスピーカーから「ド・ドン・パッ!」という音楽(ボイスパーカッション)が延々と流れており、プラットホームに近づくにつれてテンポが速くなっている。一部の間では「洗脳音楽」と呼ばれている。2008年頃には音楽がゆったりとしたボサノヴァ調のものに変更された。モニターからはボイスパーカッションに合わせてハイランダーが踊る「ドドンパ体操」なるものが流されている。
  • ドドンパのスタッフの衣装は他のアトラクションのスタッフと異なる。「速ッ!」と書かれた黒のキャップに「いと速し!」と書かれた黒のTシャツ(冬場はダウンジャケット)を身に着けている。ちなみにこの「速ッ!」キャップはライドフォトショップで購入可能。
  • 2003年頃、トラック野郎を捩った「ドドンパ野郎」のCMが放映された。このCMで登場したデコトラは「絶叫丸」という名前が付いており、プラモデルチョロQとして商品化された。また、本物のデコトラは一時期園内にも登場し、暫くして外装が一新された「二代目絶叫丸」も登場した。
  • サンヨー食品のサッポロ一番ブランドとのコラボで誕生したカップラーメン「ドドンパ一番」が発売された事がある。ブラックカリー味で、かまぼこが富士急ハイランドのロゴマークの形をしていたり、辛さを調節できる「ドドンパウダー」が付属していたりといった拘りがあった。当初は園内のみで発売されていたが、市販のスーパーマーケットコンビニエンスストアでも発売された。現在は販売されていない。
  • 元々は2001年7月22日に開業を予定していたが、開業直前に発射装置に不具合が発生し、部品の納品と修理に時間を要したため、5か月延期となった。当初は1日1000人という乗車人数制限を行っており、時々発射装置の不具合もあったため、数時間の待ち時間も発生した。ゴム製タイヤを使用しているため摩擦力が大きいせいか、垂直タワー頂上で停止したり、駅舎の100m手前で停止したりといったトラブルが発生した。冬場は垂直タワーを上りきれずに逆走するケースも希にある。
  • 開業当初は、フォトショップで乗車証明書が貰えた。
  • 加速エリアから大半径カーブ直前までの直線距離は約200mあり、コースターでは日本一の長さである。
  • 現在はドドンパを上回る速度のコースターが登場しているが、最高速度までに達する加速力はドドンパが世界一である。
  • 2007年5月14日午後2時40分ごろ、走行中に2両目と3両目の連結部分にあるプラスチック製カバーが外れ、4両目に乗っていた男性の右膝にぶつかり、軽傷を負う事故が発生した。
  • キューラインには「舞浜にないものがここにはある!! ネズミーランド職員」などのコミカルな内容が書かれた垂れ幕が下がっている。なお、この垂れ幕は内容の異なるものがFUJIYAMAのキューラインや、ドドンパのゼロGフォール付近にも掲載されていた。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]