ドトールコーヒーショップ
ドトールコーヒーショップ(DOUTOR COFFEE SHOP)は1980年に株式会社ドトールコーヒーから誕生した、日本国内店舗数最多のセルフ式のコーヒーショップのチェーン店である。2011年10月時点の店舗数は、フランチャイズが973店、直営が140店。
東京都・原宿に第1号店をオープンし、各店舗で気取らないカジュアルな雰囲気を取り入れている。
略称は、一般的にはドトール、まれにドトと言われることもある。また、関係者からはDCS(Doutor Coffee Shop)と呼ばれることが多い。以下、「ドトールコーヒーショップ」を「DCS」と省略する。
キャッチコピーは「がんばる人の、がんばらない時間。」。
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[編集] 概要
コーヒーやサンドイッチ、ケーキなどを提供するセルフ式のコーヒーショップであり、同業種の日本における草分け的存在。 開業当初は、ヨーロッパ式の立ち飲みスタイルを取り入れていたが、現在は全店で座席が設けられている。
過去には韓国にも店舗があったが、ライセンス契約終了により、現在は韓国からは撤退している。
石油元売り大手のエクソンモービルと提携したことで、セルフ式ガソリンスタンドと併設している店舗も幹線道路沿いを中心に設置されるようになった。
併せて、2004年には東京都千代田区霞が関の中央省庁が集まる官庁街にある日本郵政公社(現・日本郵政)本社、中央合同庁舎第2号館および第5号館にも出店した。
この他にも、郊外部だと大型ショッピングモールのフードコートへの出店が多い。また大型総合病院に出店しているケースもある。
業務を円滑に進めるため、店員のランクが細かく分かれており、上から順にP.A.MANAGER→P.A.LEADER→2級パートナー(2つ星)→1級パートナー(1つ星)→初級パートナー(若葉マーク)となっている。ただし、このランク制度がどこの店舗でも使われているというわけではない。
同社のエクセルシオールカフェほどではないが、一部店舗ではフレッツスポットやMzoneといった公衆無線LANが導入されている。
島根県以外の46の都道府県に展開している。
[編集] DCSの誓い
DCSでは「おいしいコーヒーと活力の提供」、「サービスの徹底」、「魅力的な店づくりの追求」、「新鮮なコーヒー豆の提供とフレンドリーな売店づくり」を常に実践するための「DCSの誓い(繁栄の唱和)」を掲げている。
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「DCSの誓い」(繁栄の唱和) 一、私たちは常にお客様に美味しいコーヒーと活力を提供します 一、私たちは常に明るい笑顔とはつらつとしたサービスに徹します 一、私たちは常に清潔で輝きあるセンスあふれた店作りを追求します 一、私たちは常に新鮮なコーヒー豆の提供と、楽しく選びやすい売店づくりを実践します |
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[編集] メニュー
ブレンドコーヒー、アメリカンコーヒー、アイスコーヒーがメイン商品であり、それぞれSサイズが200円で提供されている。その他に多種多様なサイドメニューがある。
[編集] レギュラードリンク
ドリップコーヒーは豆の蒸らしの工程が重要なために、ドトールコーヒーが開発した独自のコーヒーメーカーを使用している。
- ブレンドコーヒー
- アメリカンコーヒー
- アイスコーヒー
- 本日のコーヒー
- カフェラテ(ホット・アイス)
- カフェモカ(ホット・アイス)
- カプチーノ
- エスプレッソ
- 豆乳ラテ(ホット・アイス)…豆乳は紀文の調整豆乳が使用されている。
- ココア(ホット・アイス)
- ハニーカフェオレ(ホット・アイス)
- ロイヤルミルクティー(ホット・アイス)
- 抹茶(黒糖)ラテ(ホット・アイス)
- ティー(アイス・ホット)
- 100%オレンジジュース
[編集] レギュラーフード
- ミラノサンド(ハム系のA、魚介系のB、チキン系のC、季節限定、プレミアム)
- ホットドック(ジャーマンドック、レタスドック)
- トースト(トースト、チーズトースト、クロックムッシュ)
- カルツォーネ(ローストチキン、ペスカトーレ)
- ケーキ
- ケーキは常時6種類(期間によっては7種類)存在するが、なかでも「ミルクレープ」が定番商品である。その他にもモンブランも人気商品のひとつである。
- ケーキは一つ一つパティシエの手作りで作られている。ケーキ類は関連会社のD&Nコンフェクショナリーが製造している。
モーニングセットも3種類存在し、380円でフード1点とドリンク1点(制限あり)がセットになっている。
また、サンドイッチやデニッシュ、焼き菓子やナッツ類も取り扱っている(一部店舗を除く)。
[編集] 売店
[編集] コーヒー豆
店内ではコーヒー豆の挽き売りを行っている。スターバックスなどのような豆の量り売りは行っておらず、200gのパック詰めになったものを挽き売りする形になっている。コーヒー豆は買ったその時だけではなく後日挽いてもらうことも可能である。
[編集] 他社をも圧倒するこだわり
ドトールコーヒーは元々、コーヒー豆の卸売業が主体の企業であるため、他社の追随を許さないこだわりを持っている。 その一例として、スターバックスなど一般的には低コストの「熱風焙煎」が主流であるが、ドトールコーヒーは敢えて効率があまり良くない「直火焙煎」を採用していることが挙げられる。それは、直火のほうが豆本来のコクと香りを十分に引き出すことができるためである。しかし、当時大量に直火焙煎をする機械が市場に出回っておらず、焙煎機を製造する企業に特注しようとしたが「そんな非現実なことは無理だ」と断られたため、機械を独自に開発するという常識を超えたこだわりを見せている。
[編集] フレッシュローテーション
DCSの誓いにあるように、新鮮なコーヒー豆の提供を実践するために「フレッシュローテーション」というシステムを採用している。これは、工場では豆の作り置きをしないために「完全受注生産システム」を導入し、店舗では主力であり飲食部門でも使われる「マイルドブレンド」、「イタリアンエスプレッソ」、「アイスコーヒー」を、売れ残りがあっても週3回新しいものに取り換え、新しいものしか販売しないというシステムである。
DCSの規定では、「よりおいしくコーヒーを楽しめる期間は1か月」(賞味期限は6か月)と決まっているため、主力の3種類以外も製造から1カ月以上たったものは販売してはいけないことになっている。売れ残った豆は製造から1か月以内に飲食部門にて使用されるため、常に売れ残った古いコーヒー豆が溜まることはなく、新しい豆だけが店舗にあるようになっている。
[編集] ラインナップ
並び順はローストが浅い順(各ロースト内は順不同)。太字は主力商品。
- ミディアムロースト
- ハイロースト
- シティロースト
- カフェヨーロピアン
- フルシティロースト
- フレンチロースト
- マウカメドウズブレンド
- イタリアンエスプレッソ - 飲食部門の「エスプレッソ」、エスプレッソを使用するドリンクにも使用される。
- イタリアンロースト
- アイスコーヒー - 飲食部門の「アイスコーヒー」、「アイスカフェラテ」、「アイスハニーカフェオレ」にも使われる。
- 炭火珈琲
[編集] 感謝デー
店舗ごとで実施する日は異なるが、売店商品が10%オフになる「感謝デー」というセールが行われている。対象商品は、コーヒー豆、ドリップカフェ、リキッド系商品、粉末商品、コーヒーメーカーなどの周辺器具である(ギフト商品は対象外)。
[編集] ポイントカード
現在、新規会員登録を行っているのはティーポイントのみ。
- ティーポイント - 2009年11月25日よりTポイントの取り扱いを開始。新しいTカードは従業員に伝えることで発行することができるが、会員登録はインターネットでしか行えない。
- DCSポイントカード - Tポイント導入前から利用されているポイントカード。現在は新規会員は募集していない。以前はフード・ドリンクでも利用できたが、現在は売店商品のみで利用できる。
[編集] ブランドの若返り
2010年9月から、コーヒー豆・ドリップカフェのパッケージ、テイクアウトカップ、陶器製カップ・ソーサー、トレイ、袋類、砂糖などのポーション類、ストローのデザインを順次変更し、シンプルなデザインとなった。豆類はコーヒー豆とドリップカフェではデザインが異なっていたが、デザイン変更により共通のデザインとなり一目でどの種類かわかりやすくなっている。この変更で「GOURMET COFFEE」の表記が省略され、「DOU」と「TOR」で改行されていたものがシンプルに一行に変更されたり、ソーサーやトレイは円の中に豆の絵が描かれていたものが「DOUTOR」マークに変更された。
[編集] キャンペーン
[編集] 「チェブラーシカ」キャンペーン
2009年冬から、季節ごとにロシアの国民的キャラクターであるチェブラーシカとのコラボレートグッズが販売もしくはプレゼントされている。 毎年冬の定番になりつつある「マグカップ」の販売や、チェブラーシカをあしらったデザインの豆やクリスマス限定のホールケーキの箱など、日本国内でもチェブラーシカのファンが多いため、売上に貢献している。
[編集] 「DOUTOR It's My Time」キャンペーン
2010年秋から始まったキャンペーンで、秋冬は「白いチェブラーシカ(通称・白チェブ)」グッズの販売・プレゼント、秋冬ギフトの販売、フリーペーパーの配布が行われた。 フリーペーパーではEvery Little Thingの持田香織などのインタビューが掲載されていた。 2011年春夏のキャンペーンではシンガーソングライターのスガシカオなどがインタビューされ、店内BGMでは期間限定でスガシカオの楽曲が流れていた。 それ以降も不定期にフリーペーパーを発行している。
[編集] その他
- かつてドトールコーヒーはDCSブランドの展開を大都市圏に限る方針を取っていたが、青森県八戸市のフランチャイジー・アサクラがドトールコーヒーに懇願し1994年に八戸三日町店を開店、成功させたことから地方都市でも展開するようになった。現在でも青森県でのDCSの人気は根強く、スターバックスの進出後もその人気は衰えることなく、2011年12月現在、エクセルシオールカフェも合わせて17店舗も展開している。