ドクガ科

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ドクガ科
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: チョウ目(鱗翅目) Lepidoptera
上科 : ヤガ上科 Noctuoidea
: ドクガ科 Lymantriidae
Hampson, 1893

ドクガ科(ドクガか)とは、昆虫綱チョウ目に属する科である。

漢字にすると毒蛾だが、毒を持つ種は少数である。成虫は通常のドクガのように羽の背中に逆立った毛[要出典]があるタイプがいる他、前足を前に伸ばして止まる種が多い。羽一面が白いか、それに近い種もいる。一部の秋に出現する種ではメスの羽が退化、オスと形態が大きく異なる。幼虫は毛虫で、多くは背中の一部に瘤状の盛り上がりと、ブラシのような毛束が並んでおり、黒地に赤やオレンジといった派手な配色である。

毒性[編集]

主要な害虫種であるドクガチャドクガ等は、一生を通して毒針毛を持つ。幼虫の背中の毛束が毒針毛で、繭にもこれが付着している。成虫にもその毒針毛が付着しているため、成虫に触ると毛が刺さる。メスは、卵に幼虫期の毒針毛を擦り付けるため、卵も触ってはならない。中には、マイマイガのように1齢幼虫の時期しか毒針毛を持たない種もある。毛が刺さった場合は、そこを触らずにセロハンテープなど粘着物で毛を取り除き、水で洗い流した後抗ヒスタミン剤を塗る。

冒頭でも述べたように、毒のある種は少ないのにドクガと名付けられたのは、蛾の中で唯一成虫にも毒のある種を含み、なおかつそれらに遭遇する機会が多いためと思われる[要出典]。和名が幼虫に毒のあることを連想させず、色彩も保護色的なカレハガ類とは反対の境遇であろう。英名もTussock moth(訳すとフサガ。幼虫の背中の毛束に因んでいると思われる)で、毒があることに因んでいない。

日本産の主な種類[編集]

関連項目[編集]