トルッロ

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アルベロベッロのトルッリ。とんがり屋根と、屋根に描かれた白い模様が特徴。世界遺産に登録されている。

トルッロ (trullo)は、イタリアサレント半島で多く見られる形式の住居で、特にアルベロベッロが有名であり世界遺産に登録されている。この町では集合して存在することから単数形であるトルッロより複数形のトルッリ (trulli) で呼ばれることが多い。

トルッリに対するカタカナ表記の揺れは激しく、トゥルッリ、トゥルーリ、トルーリ(単数形ではトゥルッロ、トゥルーロ)などと示されることも多い。トゥルッロとはイタリア語で「部屋一つ、屋根一つ」という意味があり、語源はラテン語のトルッラである。

[編集] 概要

トルッロ・ソヴラーノ。唯一2階建である

平たく加工した石灰岩を積み、壁を石灰で塗る。屋根は円錐形である。初め白い屋根は、年月を経るにつれ南イタリア特有の強い紫外線を浴び、徐々に黒ずんでゆく。白壁には紫外線を防ぐほか、外気を遮断して保温効果を高め、室内を広く明るく見せる効果がある。

部屋一つに対して屋根も一つあり、この集合体が一軒のトルッロとなる。部屋の間は仕切りがないため、カーテンなどで仕切られる。この構造には諸説あるが、家屋に課せられる税から逃れるため調査の際に屋根を壊し、「家ではない」と主張できるように壊しやすい家を作ったとする説が有力である。

降水量の少ないこの地方では円錐形の屋根で受けられた雨は、壁に設けられた雨水道を通り、床下の貯水槽に貯められ生活用水に使われる。屋根の道路側には白い模様が描かれてあり、呪術的な意味を持つとも似たような形状の他の家との区別のためとも言われている。屋根の頂上には飾りがついてる事が有り、これも宗教的な意味と区別のためであると言われる。

トルッロの構造がわかる模型
ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク

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