トランスフォーマー/リベンジ

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トランスフォーマー/リベンジ
Transformers: Revenge of the Fallen
監督 マイケル・ベイ
脚本 アレックス・カーツマン
ロベルト・オーチー
アーレン・クルーガー
製作 イアン・ブライス
トム・デサント
ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ
マーク・ヴァーラディアン
出演者 シャイア・ラブーフ
ミーガン・フォックス
ジョン・タトゥーロ
ジョシュ・デュアメル
タイリース・ギブソン
ピーター・カレン
ヒューゴ・ウィーヴィング
音楽 スティーヴ・ジャブロンスキー
feat.リンキン・パーク
撮影 ベン・セレシン
編集 ロジャー・バートン
ポール・ルベル
配給 パラマウント映画
公開 日本の旗 2009年6月20日
アメリカ合衆国の旗 2009年6月24日
上映時間 150分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $300,000,000[1]
興行収入 $831,753,769[1] 世界の旗
23.2億円[2] 日本の旗
前作 トランスフォーマー
次作 トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
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トランスフォーマー/リベンジ』(原題: Transformers: Revenge of the Fallen)は、2009年アメリカ映画2007年の映画『トランスフォーマー』の続編である。

目次

[編集] 概要

今回は前作の1億5,000万ドルを超える3億ドルもの製作費が投じられ、アメリカのみならず、上海ロンドンパリエジプトなど世界各地を舞台に前作を超えたスケールで物語が展開していく。

本作の制作にあたり、監督のマイケル・ベイは「今度はもっと多くのトランスフォーマーを出す」と予告し、その言葉通り前作の13体から約60体と実に4倍以上のトランスフォーマーが登場。新キャラクターとして、建設車両から合体する「デバステーター」や悪から正義側に転向した「ジェットファイア」といった原作の人気キャラクターに加え、コミックシリーズに登場した最大の悪役「ザ・フォールン」などが登場している。

前作でも主題歌を提供したリンキン・パークは、本作のテーマ曲として『New Divide』を新たに書き下ろし、スティーヴ・ジャブロンスキーと共同で劇伴も担当した。主要スタッフには、新たに『ザ・リング』や『スクリーム3』などのホラー映画を手がけた脚本家アーレン・クルーガーが参加している。

ワールドプレミア東京TOHOシネマズ六本木ヒルズで2009年6月8日に開催された。

アメリカとカナダでの興行収入は4億ドルを記録。北米歴代9位という成績を叩き出している(後に『アバター』『トイ・ストーリー3』が公開されたことにより、現在は全米歴代11位)[3]。日本では6月19日に世界最速公開されたが、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』や『ROOKIES-卒業-』等といった強力なライバルの公開と重なった影響もあり、最終興行成績は23.2億円[2]で前作を下回った。

興行収入では成功した一方で、ストーリー面では批判的な評価もあり[4]、酷評も受けた[5]第30回ゴールデンラズベリー賞では最低映画賞、最低監督賞、最低主演女優賞、最低スクリーンカップル賞など7部門にノミネートされ[6]、うち、最低映画賞、最低監督賞、最低脚本賞を受賞した。

マイケル・ベイ監督も今作を失敗作であると認めており[5]、2007年11月から2008年2月にかけて行われた全米脚本家組合のストライキの影響で十分な準備期間が割けず、詰め込みすぎの内容になってしまったことを反省点として挙げている[4][5]。また前作に引き続き主演を務めたシャイア・ラブーフも「アクションは凄いが人間ドラマが欠けており、心が感じられない映画であった」という不満点を述べている[7]

第82回アカデミー賞録音賞ノミネート。

[編集] キャッチコピー

  • リベンジが始まる…
  • 新たなる「変身」(トランスフォーム)はリベンジから始まる。
  • 人類よ、覚悟しろ!!
  • 世界を繋ぐ 世界が変わる(玩具版)

[編集] ストーリー


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。 [記述をスキップ]


ミッション・シティでの戦いから2年。オプティマス・プライム率いるオートボットはアメリカ軍を母体とした対ディセプティコン特殊部隊NEST(ネスト)を人間と結成し活動していたが、上海戦にてディセプティコンのデモリッシャーが死に際に残した「ザ・フォールン様が蘇る」という言葉を聴く。

オプティマスは今後の脅威について報告するが、そこに国家安全保障担当補佐官のギャロウェイが現れ、ディセプティコンが地球にいるのは、オートボット達が居るからではないかと疑念を突きつける。その頃、オールスパークの欠片を奪取したディセプティコン達が、海底に沈められたメガトロンを復活させ本拠地へと帰還する。そこに待っていたのは、メガトロンが主と仰ぐ、地球に対して復讐(リベンジ)の念を募らせたザ・フォールンであった。

一方、サム・ウィトウィッキーは両親、恋人のミカエラ、そしてバンブルビーとの別れを惜しみつつも、これから始まる大学生活に胸を躍らせていた。しかし、引越しの最中に見つけたオールスパークの欠片に触れた瞬間、これまで見たことのない文字が頭に浮かぶようになり、授業中に錯乱するなどといった症状が出始める。

オプティマスは政府の誤解を解くためサムに仲介を求めるが、普通の生活を望むサムはそれを断ってしまう。しかし、間もなく大学にディセプティコンが現れ、サムはミカエラとルームメイトのレオと共に拉致され、メガトロンの元へ連れていかれる。ディセプティコンの目的は、オールスパークの欠片からサムの脳内に移ったある情報だった。危ういところで、オプティマスとバンブルビーが救助に現れ、サムは逃げのびるが、オプティマスが犠牲となってしまう。ザ・フォールンはサムを探すために世界中を攻撃。サムを差し出さなければ世界を滅ぼすと宣言し、サムは政府に指名手配されてしまう。NESTの基地にオプティマスの亡骸が運ばれるが、同時に大統領命令を携えたギャロウェイがNEST部隊に解散を通告。オートボットらは拘束されてしまう。

サム達はレオのつてで、解散した秘密組織セクターセブンの捜査官シモンズと再会。ミカエラが捕らえたディセプティコンのホィーリーの協力も得てサムの頭に浮かぶ文字が「古代サイバトロン語」であること突き止め、それを唯一読めるトランスフォーマーのいる場所…スミソニアン航空宇宙博物館へと向かい、元ディセプティコンのジェットファイアと出会う。ジェットファイアはサム達と共にエジプトへとテレポートし、過去の出来事を語り始める。

ザ・フォールンの正体は初代リーダーである7人のプライム達の一人であり、彼らはトランスフォーマーの命の源である「エネルゴン」の探索のために地球にやってきた。エネルゴンは太陽のような恒星を破壊して作られるが、「生命体の存在する星は滅ぼしてはならない」というルールがあった。このルールにより地球の生命体を生かすのに不可欠な太陽は除外されるはずだったが、ザ・フォールンは惑星破壊装置で太陽を壊そうとした。ザ・フォールンに他のプライム達は太刀打ち出来ず、止む無く惑星破壊装置を起動させるキーの役割を持つアイテム「リーダーのマトリクス」をエジプトのどこかへ隠したのだった。

サムはマトリクスがオプティマスを蘇らせる力を持つと信じ、エジプトを駆け巡り遂にマトリクスを見つけるが、年月が経ち過ぎていたため、手にした途端にマトリクスは砂と化してしまう。一同は愕然とするがサムは諦めず、砂粒を集めてオプティマスの元に向かう。シモンズから連絡を受けたNEST部隊はギャロウェイの命令を無視し、オプティマスの亡骸を載せエジプトへ到着する。通信を傍受したディセプティコンの部隊がエジプトに集結し、巨大な合体ディセプティコンも現れ、激しい銃撃戦の中、サムは命を落としてしまう。

サムは蘇生するまでの僅かな間、夢の中でかつての初代プライム達から、オプティマスのために命を懸けたことを讃えられる。蘇生した瞬間、砂粒だったマトリクスが元の姿に戻り、オプティマスを蘇らせる事に成功するが、直後にザ・フォールンによってマトリクスが奪われてしまう。すでにピラミッドに隠されていた装置はむき出しとなっており、キーが揃い装置が起動した。

戦況を見たジェットファイアは自害し自身のパーツをオプティマスに託し、パワーアップしたオプティマスは瞬く間に装置を破壊した。続けて襲いかかるメガトロンとザ・フォールンを圧倒し、遂にフォールンを倒す。メガトロンはどこかへと逃走し、地球に再び平和が戻ったのだった。

[編集] 登場人物

[編集] 民間人

サム・ウィトウィッキー (Sam Witwicky)
演 - シャイア・ラブーフ、吹き替え - 小松史法
主人公。前作までの頼りなさはほとんど見られなくなり、常に前に進もうとする積極的な青年へと成長したが、減らず口は相変わらず。母親との会話の中で、前作終了時点から今作開始時点までの期間中に童貞を喪失したことが語られる。プリンストン大学への進学に伴い実家を出て寮住まいを始めようとするが、キューブの欠片に触れたことがきっかけとなり再びトランスフォーマー達の戦いに巻き込まれていく。
ミカエラ・ベインズ (Mikaela Banes)
演 - ミーガン・フォックス、吹き替え - 東條加那子
サムの恋人。進学せず、出所した父親らと共に家業のバイクショップ(カスタムファクトリーと推測される)を運営している。ボーンズという大型犬を飼っている。愛車はアプリリアRS125
シーモア・シモンズ (Seymour Simmons)
演 - ジョン・タトゥーロ、吹き替え - チョー
元セクター7のエージェント。セクター7がなくなった後は実家のデリカ(惣菜店)に戻り、それを切り盛りしながら自分が勝手に持ち出した資料を元に調査を続けていた。ネット上では「ロボウォーリアー」というハンドルネームを用いてサイトを運営している。レオの手引きでサムと再会したことで再び戦いに巻き込まれる。
レオ・スピッツ (Leo Spitz)
演 - ラモン・ロドリゲス、吹き替え - 阪口周平
フルネームはレオナルド・ポンス・デ・レオン・スピッツ。プリンストン大学でのサムのルームメイト。お調子者の典型的なオタクで「超リアルサイトスクープ.com(Real Effing Deal.com)」なるネット会社を立ち上げ、仲間2人とつるんで金儲けをしていたり、ハッキングにも手を染めている。
ロン・ウィトウィッキー (Ron Witwicky)
演 - ケヴィン・ダン、吹き替え - 後藤哲夫
サムの父親。名門大学に進学した息子のサムを誇りに思い、心から愛している。今作ではフランスを旅行中に妻と共にトランスフォーマー達の戦いに巻き込まれる。チワワの「モージョ」に加え、新たに「フランキー」という名の雄のフレンチブルドッグを飼っている。
ジュディ・ウィトウィッキー (Julie Witwicky)
演 - ジュリー・ホワイト、吹き替え - 野沢由香里
サムの母親。親馬鹿な面が顕著になり、サムが大学の寮に引っ越す際にはいまだに子離れ出来ない一面を見せる。
コラン教授 (Professor R. A. Colan)
演 - レイン・ウィルソン、吹き替え - 丸山壮史
プリンストン大学物理学教授。自己陶酔気味な言い回しが特徴。講義中に錯乱したサムを追い出すが、ラストでは彼を快く迎え入れた。マイケル・ベイがウェスリアン大学在学中に講義を受けていた教授がモデル。

[編集] 政府・軍関係者

ウィリアム・レノックス (William Lennox)
演 - ジョシュ・デュアメル、吹き替え - 矢崎文也
アメリカ陸軍少佐にしてNEST部隊指揮官。前作にて最初にトランスフォーマーと遭遇した軍人の一人。前線にてNESTの指揮を取る。オートボットに対する信頼は厚く、それゆえにギャロウェイに反発する。
ロバート・エップス (Robert Epps)
演 - タイリース・ギブソン、吹き替え - 山野井仁
アメリカ空軍曹長でレノックスの部下。レノックス共々、前作より一階級昇進している。レノックス同様、ギャロウェイを嫌っている。
セオドア・ギャロウェイ (Theodore Galloway)
演 - ジョン・ベンジャミン・ヒッキー、吹き替え - 御友公喜
国家安全保障問題担当大統領補佐官。非常に威丈高な態度で話す。NEST部隊移動中にレノックスらの作戦で砂漠に放り出される。
モーシャワー将軍 (General Morshower)
演 - グレン・モーシャワー、吹き替え - 原康義
アメリカ統合参謀本部議長にしてNEST司令官。部下であるレノックスを信頼しており、指揮官として彼を全面的に支援する。前作でもグレン・モーシャワーが演じるカタール基地の司令官が登場したが、あちらの名前はシャープ大佐であり、モーシャワー将軍とは別のキャラクターである。
グラハム (Graham)
演 - マシュー・マーズデン、吹き替え - 宮内敦士
イギリス軍特殊部隊(United Kingdom Special Forces)より派遣されたエージェント。レノックス達の優秀な部下として彼らをサポートする。
ワイルダー艦長 (Captain Wilder)
演 - ジョン・ニールセン、吹き替え - 大滝寛
アメリカ海軍原子力空母ジョン・C・ステニス」の艦長。
国境警備員
演 - ディープ・ロイ
エジプトの国境にある検問所の警備員。

[編集] トランスフォーマー

前作でも言及されている項目については前作映画を参照。 今作では変形に加えて、合体戦士が登場する。

[編集] オートボット (Autobots)

故郷である惑星サイバトロン(セイバートロン星)の壊滅に伴い、前作を経て地球へ移民してきたトランスフォーマー軍団。アメリカ政府との間に同盟を結び、新たに結成された特殊部隊NESTNetworked Elements: Supporters and Transformers)の隊員として、ディセプティコン残党壊滅の任務に当たっている。オートボットの存在を知るのは政府関係者及びアメリカ軍、サム達一部の民間人だけ。

オプティマス・プライム (Optimus Prime)
声 - ピーター・カレン / 吹き替え - 玄田哲章
オートボット総司令官。ピータービルト・379トレーラートラックに変形。本作ではトランスフォーマー側の中心人物という位置付けがより明確に描写されている。武装は大口径マシンガン、両腕のエナジーソードとエナジーフック。
ジェット・パワー・オプティマス・プライム (Jet Power Optimus Prime)
ジェットファイアのパーツによって一時的にパワーアップした形態。背部に装着されたSR-71のターボジェットエンジンにより高い飛行能力を獲得した。武装も強化され、右腕にライフル、左腕に二連装機関銃、そしてアフターバーナーを前面に向けてから撃つキャノン砲を装備。名称は玩具から。2003年に放送されたアニメ、『マイクロン伝説(米題: ARMADA)』のジェットコンボイ (Jet Optimus) がモチーフ。
バンブルビー (Bumblebee)
前作のカマロ・コンセプトからリニューアル済みのシボレー・カマロ(5代目)に変形する斥候。オートボットの中では唯一NESTに加わらず、サムの愛車として生活している。愛称は「ビー」。サムの母親からは「ワッフルビン」(日本語版では「ワッフルメーカー」)と呼ばれている。
前日譚のアメリカンコミックでは一旦完治したものの、スタースクリームに襲われてまた壊れたと描かれている。前作から引き続きラジオ音声を使用して会話する。大学に進学することになったサムと別れる[注 1]際はわざとらしく涙(ウォッシャー液)を流すなど、前作よりもさらにコミカルな動きを見せている。
アイアンハイド (Ironhide)
声 - ジェス・ハーネル / 吹き替え - 北川勝博
オートボットの兵士。GMC・トップキック C4500に変形。レノックスたちと共に上海エジプトなどの前線で多くの活躍を見せる。相変わらず血気盛んで好戦的。
ラチェット (Ratchet)
声 - ロバート・フォックスワース / 吹き替え - 浦山迅
オートボットの軍医兼科学者。ハマー・H2レスキュー車に変形。今作で腕にミサイルを装備、ジョルトを部下としている。
サイドスワイプ (Sideswipe)
声 - アンドレ・ソグリウゾ / 吹き替え - 江川央生
オプティマスの要請に応じて地球にやって来た新兵。シボレー・コルベット・スティングレイコンセプトに変形。ロボット時には両足のタイヤをローラースケート代わりにして高速滑走する。両腕の硬質ブレードや4連マフラー型キャノンを武器に持ち、アイアンハイドとは師弟のような関係にある(コミック版の上海でのシーンのやりとりでその関係が示唆)。
アーシー (Arcee) 、クロミア (Chromia) 、エリータ・ワン (Elita One[8])
声 - グレイ・デリスル / 吹き替え - 勝生真沙子
兵士グループの3姉妹。赤色のアーシーはドゥカティ848[9]に、青色のクロミアはスズキ・B-KINGに、紫色のエリータ・ワンはMVアグスタF4に変形。3体で1つの人格を共有しており、劇中ではまとめて「アーシー」と呼ばれていた。ビークルモードでは座席部分に人間の女性のホログラフを映してカモフラージュしている。実写映画で初登場となったウーマン・サイバトロンだが、アーシーは前作で登場が予定され玩具も発売されていた。
紫色の個体は当初名前が発表されておらず、2009年のコミコンにてFlareup(フレアラップ)という名称で公表されたが、最終的にElita-1(エリータ・ワン)となった。
吹き替え版には、G1シリーズでアーシーとクロミアを演じた勝生真沙子が起用された。
ザ・ツインズ (The Twins)
一つのプロトフォームがスパークごと2つに分裂することで誕生した[10]伝令上がりの戦士の双子(ハスブロホームページ)。二人ともお調子者であり普段は周辺の状況もかまわず喧嘩をするが、基本的にはとても仲が良い。序盤で二人が合体してアイスクリームバンに変形していたが走る事すら危うく、互いに一人で一つの車をスキャンし直した。
それぞれのナンバープレートにはアルファベットで自分の名前が記されている(マッドフラップは海外版の玩具のみTRAXと書かれている)。MTVでマイケル・ベイがお気に入りと語ったキャラクター。
スキッズ (Skids)
声 - トム・ケニー / 吹き替え - 関智一
マッドフラップの兄弟である緑色のオートボット。シボレー・ビート[11]に変形。
マッドフラップと比べると短気で真面目なセリフが多く、彼を諌める場面がしばしばある。
マッドフラップ (Mudflap)
声 - レノ・ウィルソン / 吹き替え - 多田野曜平
スキッズの兄弟であるオレンジ色のオートボット。シボレー・トラックス[11]に変形。
スキッズに比べ、のんびりしてやや周りの空気を読めない言動がある。
ジョルト (Jolt)
医療にも攻撃にも使えるエレクトロウィップを武器に持ち、シボレー・ボルト[12]に変形。
準備稿の段階では登場させる予定が無かったため[13]、セリフが一切無い上に登場シーンはごくわずか。さらにノベライズに至っては登場すらしていない。しかしクライマックスではオプティマスとジェットファイアの合体を支援するという重要な役割を担う[12]。玩具のキャラクターバイオでは、トラブルを引き起こすことが大好きなオートボットであると設定されている[12]
これまでのシリーズでジョルトの名称を持ったキャラクターは数多く存在しているが、これらのキャラクターとの関連性はない。
当初は前作でグレン・ホイットマンを演じたアンソニー・アンダーソンがキャストの候補として挙がっていた[14]
ジェットファイア (Jetfire)
声 - マーク・ライアン / 吹き替え - 乃村健次
地球に到着して紆余曲折を経て(IDW社コミック参照)、ロッキードSR-71 ブラックバード[15]の形態をとる。
長い休眠によるエネルゴン摂取不足で猫背でパーツの一部を杖のようにして歩いたり、絶えず愚痴をこぼすなどして人間でいう老人のような状態を過ごしている。元ディセプティコンだが、休眠前から相手を憎む事しか知らないディセプティコンを嫌い、サム達の来訪を機に「生まれは問わず、どちらの陣営に加わるかは己自身の心の在り様だ」とオートボットへ鞍替えした。体内に内蔵された小型スペースブリッジの展開による瞬間移動が可能。老化の弊害か行き先の指定が出来なくなり、エジプトに着いた際には「よその星でなかっただけ上出来」と言ってのけた。
古い時代から地球に潜伏しているというG1シリーズに登場したスカイファイアーと、オプティマスとの合体、好戦的な性格などユニクロン3部作に登場したジェットファイアー、そして単独でのテレポート機能を有するスカイワープ(2010年までに各メディア未登場)の設定を反映している。

[編集] ディセプティコン (Decepticons)

惑星サイバトロンを壊滅に追い込んだトランスフォーマー軍団。前回の戦いの後、地球に残った僅かな残党が活動していたが、新たな軍団が地球に再来し、オートボットおよびNEST部隊と激しい戦いを繰り広げる。特定のタイプに同型体が複数存在することが確認されている。

メガトロン (Megatron)
声 - ヒューゴ・ウィーヴィング / 吹き替え - 中村浩太郎
キューブの欠片とドクターによる修理で復活。本作ではエイリアンタンクに変形。前作と比較して体格がマッシブになり、フュージョンキャノンが右腕に装備され、接近戦用の武器もデスロックピンサー[16]へと変化した。
スタースクリーム (Starscream)
声 - チャーリー・アドラー / 吹き替え - 宮澤正
ロッキード・マーティンF-22 ラプターに変形。今作では伝説上のディセプティコンにあやかり、全身にオールスパークに似た柄の刺青を施している。声は前作と同じ声優が担当しているが前作からのエフェクト削除により、アニメシリーズのスタースクリームにより近い甲高い声で演じている。
予告第二弾が公開されるまでメガトロンとザ・フォールンの存在が秘密にされていたため、ポスターなど広告資材ではディセプティコン側の代表としてメインビジュアルを担当している。
ザ・フォールンの命令で指揮を執っていたが、復活したメガトロンにその件に関して咎められ、折檻される。メガトロンやグラインダーと共にオプティマスを追い詰めるなどの活躍も見せた。
サウンドウェーブ (Soundwave)
声 - フランク・ウェルカー / 吹き替え - 郷里大輔
情報戦略担当。エイリアンサテライトに変形。劇中ではアメリカ軍の通信衛星をハッキングし、衛星軌道上からディセプティコン達をサポートした。今回は単体での変形による活動や戦闘は行わない。玩具ではトリプルチェンジャーとされ、エイリアンシャトルに変形する他、アニメに準じたロボットモードが存在している。
フランク・ウェルカーはかつてアニメでもサウンドウェーブの声を担当し、吹き替えを担当した郷里大輔は『超神マスターフォース』のダウロス、『V』のダイノキングなどを演じていた。
ラヴィッジ (Ravage)
声 - フランク・ウェルカー
動物のジャガーの姿を模したサウンドウェーブの部下であり、彼の胸部より放たれる。エジプトで他のディセプティコン達と共にサムを追跡、バンブルビーと交戦し、破壊された。単眼であること以外は、デザインや設定共にオリジナルに限りなく近い造形となっている。
サイドウェイズ (Sideways)
アウディ・R8[17]に変形する斥候。NESTに発見された際アーシーのチームを振り切るが、サイドスワイプを振り切ることは出来ず、逆に自身の逃走するスピードを利用され、サイドスワイプのブレードでビークルのまま両断された。ボンネットからルーフまで黒塗りで、5本の白いストライプが施されているAPR仕様のR8を模した4本の白いストライプが目立つ。
グラインダー (Grindor)
声 - フランク・ウェルカー
前作のブラックアウトと同型のディセプティコン[18]シコルスキーCH-53E スーパースタリオンに変形。玩具の設定では非常に冷静沈着な性格であるとされている。劇中ではオプティマス・プライムに背後を突かれ、エナジーフックで顔面を引き裂かれて倒される。
ザ・ドクター(スカルペル) (The Doctor / Scalpel)
声 - ジョン・ディ・クロスタ/ 吹き替え - 下和田裕貴
ディセプティコンの軍医。光学顕微鏡に変形。玩具ではスカルペル (Scalpel) という名称だが劇中ではドクターと呼ばれる。人間の頭ほどの大きさしかないが、膨大な解剖学の知識を持っているマッドサイエンティスト
アリス (Alice)
演 - イザベル・ルーカス / 吹き替え - 牛田裕子
人間に擬態する「プリテンダー」。女子大生[注 2]を装ってサムに近づき誘惑するような言動や行動を繰り返すが、正体が露見するや否や大学の校舎内で大暴れした。
インセクティコン (Insecticons)
ハエなどの昆虫に類似した姿を持つ超小型トランスフォーマー。サムとミカエラが隠れている建物に侵入したが、サムに簡単に壊された。G1やビーストウォーズに同カテゴリーのTFが存在するが、昆虫型であるという点以外の共通項はない。
ホィーリー (Wheelie)
声 - トム・ケニー / 吹き替え - 落合弘治
キューブの欠片の在り処を調査する小型ディセプティコン。青いRCカーに変形。キューブの欠片をサムから預かったミカエラを追跡するが捕まり、ボックスの中に押し込められサムらと行動を共にすることになる。シーカーに関する情報をサムたちに提供し、ジェットファイアから陣営に関する話を聞きオートボットに寝返り、「自分が生き残る」という他の作品に負けないサバイバル術を披露する。
映画ではホィーリーの名で呼ばれている(劇場公開時の字幕ではウィリー)が、玩具ではウィーリーの名称が用いられている。
イジェクター (Ejector)
サムが持っていたキューブの欠片の影響で誕生したトランスフォーマー。トースターから変形。ウィトウィッキー家が半壊する原因となった。同様の経緯でダイソンの掃除機、Blendtec社製のミキサー、コーヒーミル、電子レンジ、ガスコンロなどもトランスフォーマー化している。これらのロボットはスタッフによって「キッチンボット」というあだ名が付けられていた。
かつてスピルバーグが関わった『グレムリン』に登場したモグワイに似ており、「グレムリンのような姿」と紹介する資料もある[19]
マイクロコン (Microcons)
マイクロサイズの超小型ディセプティコン。CGスタッフが製作時に「ボールボット」「マイクロコン」と略称を付けた[20]
リードマン (Reedman)
声 - フランク・ウェルカー
大量のマイクロコンが合体した姿。ボディが紙のように極端に薄くサイズも人間より小さいが、全身が鋭利な刃物で構成されている。ラヴィッジを介してNEST本部へ侵入し、アメリカ政府によって管理されていたオールスパークの欠片を強奪する。
ストークスコルポノック (Stalker Scorponok)
サソリの姿を模したディセプティコン。前作のスコルポノックと同型のディセプティコンであるが、同一個体なのか別個体なのかは不明。ストークスコルポノックは玩具での名称である。
ディセプティコン・プロトフォーム (Decepticon Protoforms)
スキャンデータを反映していないディセプティコン。十数体がメガトロンの召集を受け地球に飛来し、エジプトでNEST部隊と銃撃戦を繰り広げた。それぞれ頭部や武器などのデザインが異なっており、前作のブラックアウトの頭部デザインを流用したタイプも見られる。
[編集] コンストラクティコンズ (Constructicons)

建設車両に変形するディセプティコン。

デモリッシャー (Demolishor)
声 - カルヴィン・ウィマー
白をカラーリング基調とした油圧ショベルO&K/テレックス・RH400)に変形するコンストラクティコン。オプティマスの3倍ほどの巨大な体躯を持ち、人型から逸脱した異形の姿をしている。体の上下についたタイヤを交互に使い分けて走行する。
上海に潜んでいたがNEST部隊に発見され強行突破を試みるも、オプティマスとアイアンハイドによって阻止される。
製作スタッフの間では「ホイールボット(Wheelbot)」のあだ名で呼ばれており、エンドロールでもこちらの名前がクレジットされている。
ランページ (Rampage)
声 - ケビン・マイケル・リチャードソン
赤いキャタピラー・D9L・ブルドーザー[21]に変形。キャタピラから変形した両腕のムチとバネ状の下半身が特徴で、ホッピングの様に跳ねて移動する。コンストラクティコンの中で最も小柄だが、それでもバンブルビーより一回り大きい。劇中では「ジャックハンマーモード」と呼ばれる形態で戦っているが、玩具でロボットモードが別に存在する。
エジプトでマトリクスを入手するためにスタースクリームの命令でロンとジュディを人質にサムを脅迫するが、逆にバンブルビーに撃破された。
G1のボーンクラッシャーに相当するポジションであるが、前作で同名のキャラクターが登場したので名称が変更された。ランページはG1シリーズのアニマトロン部隊や『ビーストウォーズメタルス』などに同名のキャラクターが存在する。
スクラップメタル (Scrapmetal)
VOLVOのショベルカーに変形。ロボットモードはスクラッパーに酷似している。
メガトロン復活のためのパーツとするためドクターに死を宣告され、無惨にも他のコンストラクティコンによってバラバラに解体されてしまった。
キャラクター名はハズブロ関係者によるニックネーム[22]で、元々キャラクター名は存在しなかった。
デバステーター (Devastator)
声 - フランク・ウェルカー
コンストラクティコンが合体して誕生する巨大トランスフォーマー。頭部及び口を大きく展開する大型吸引装置「ヴォルテックス・グラインダー」であらゆるものを吸い込み、粉砕する。玩具の設定では、デバステーターの名前は惑星サイバトロンにて発生する大型台風の名前にちなんだものであるとされている。
ツインズとの交戦を経てピラミッドに隠された兵器を発掘していたが、海軍の機密兵器のレールガンによって駆逐された。
コンセプトアートや海外版の玩具では頭部は銀だが、本編では赤くなっている。また、いかにも男性の睾丸を思わせる位置に二つの鉄球がついているなどスタッフの遊び心が見える。前作に登場したエイブラムス戦車に変形するデバステーター(ブロウル)とは無関係。
モチーフや設定はG1シリーズに登場したビルドロンおよびその合体形態であるデバスターそのままだが、今作では合体する個体の数が増えている(コンバイナークラスの玩具では6体、公式発表及びEZコレクションでは7体だが、本編では明らかに7体以上が合体している)。
スカベンジャー (Scavenger)
デモリッシャーの赤い同型体。デバステーターの上半身と両肩(スプリームクラスの玩具では胴体)に変形。ほとんどの玩具やゲームでは「デモリッシャー」と一まとめされている。
ミックスマスター (Mixmaster)
ミキサー車(マックトラック社製)と移動砲台(バトルモード)に変形するトリプルチェンジャー。デバステーターの頭部になる。細長い手足とタンクから変形した装甲板が特徴。ビークルモードではボンネットの彫刻(マックトラック社のシンボルであるブルドッグ)や、タンクにディセプティコンのエンブレムがあしらわれている。NEST部隊やジェットファイアーと戦う個体もいる。
名称はG1シリーズに登場した同名のキャラクターに由来し、BC兵器の達人であるという玩具設定もG1のそれを意識したものになっている。
ハイタワー (Hightower)
黄色のクレーン車コベルコクレーン・CK2500)に変形。クレーンの長さの関係でスカベンジャーに次いで大型。デバステーターの左腕になる。
劇中では単体で変形しないがロボットモードらしきコンセプトアート、さらにはそれを参考にEZコレクションの玩具では恐竜の様な独特のロボットモードが存在する。
G1のグレン (Hook) に相当するキャラクターだが、名称は『トランスフォーマー カーロボット』に登場するビルドサイクロンの海外名に由来する。
スキップジャック (Skipjack)
ランページの黄色い小型類似個体。ハイタワーに続いて左手首に合体する。元々映画制作時でのランページを指した名称が「スキップジャック」であり、エンドロールではこちらの名前がクレジットされている。
EZコレクションでの玩具化の際は「ランページ」と名称がつき、デバステーターの左脚になる。
オーバーロード (Overload)
赤色のアーティキュレートダンプトラックコマツ・HD465-7)に変形。デバステーターの胴体下部(一部玩具では背中)になる。
コンセプトアートや映画を原案とした絵本、EZコレクションの玩具などにロボットモードのデザインが見られる。
『マイクロン伝説』(ウルトラマグナスの海外名)や『マイクロマスター』等に同名のキャラクターが存在する。『超神マスターフォース』のオーバーロードとはスペルが異なる。
スクラッパー (Scrapper)
黄色のホイルローダー(キャタピラー・992G)に変形。デバステーターの右腕になる。左腕のチェーンメイスを武器に戦う。NEST部隊と戦う個体はエジプトでスタースクリームや他のコンストラティコンと共にマトリクスを持つサムの追跡にも参加していたが、空軍の爆撃を受け一掃された。
名称はG1シリーズに登場した同名のキャラクターに由来する。
ロングハウル (Long Haul)
緑色の巨大ダンプカー(キャタピラー・773B)に変形。デバステーターの右脚になる。マッシブで大柄な体型が特徴で同型個体、黄色の類似個体「ペイロード」が存在する。同型個体はメガトロン復活のシーンで初登場。エジプトでのマトリクス争奪戦の際にNEST部隊と激戦を繰り広げたが、空軍の爆撃を受け中破。以後は劇中に出ないため消息不明。
名称はG1シリーズに登場した同名のキャラクターに由来し、玩具における設定もG1シリーズのそれを意識したものとなっている。
フリーランスのデザイナーがインターネットで公開していたファンアートがデザインの原型となっている。

[編集] プライム王朝 (The Dynasty of Primes)

オールスパークによって誕生したとされる原初のトランスフォーマー。紀元前17,000年に地球に到来し、グレートマシンを建造した。映画では7人であるが、小説版では13人と設定されている。

ザ・フォールン (The Fallen)
声 - トニー・トッド / 吹き替え - 木村雅史
改称前の名前はメガトローナス・プライム「Megatronus Prime」。弟子の一人は彼の名前を承り「メガトロン」と名乗っている。
玩具ではエイリアンジェットに変形。周辺にある物体を自由自在に操れるエスパー。
他の兄弟と共にエネルゴン生成のため地球に来訪したが、すでに地球では人類が誕生しており、兄弟達はルールに従ってエネルゴン生成を見送ろうとするも、自身は人類の存在価値を認めようとせず他のプライムと対立し離反。ディセプティコンを創設し、サイバトロンや地球におけるトランスフォーマー同士の戦争を起こすきっかけを生み出し、マトリクスを探すためシーカー達を地球に潜り込ませていた。荒れ果てた小惑星に落ちた戦艦の中で総指揮官の仕事をしていたが、オールスパークの情報源(サムの頭脳)の発見とオプティマスの死をきっかけに再び自ら地球侵略に乗り出した。復活したオプティマスをメガトロンと迎撃するが、指を切られ、顔をはがされた挙句にスパークを握りつぶされ絶命した。
ドリームウェーブ社のコミック『ウォー・ウィズイン(Transformers:The War Within)』の第2シリーズ『The Dark Ages』に登場した同名キャラクターがモチーフである。
吹き替え版には、『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』にてメガロコンボイの声などを担当していた木村雅史が起用された。
プライム (Primes)
声 - マイケル・ヨーク、ケビン・マイケル・リチャードソン、ロビン・アトキン・ダウンズ / 吹き替え - 銀河万丈、ほか
ザ・フォールンと供に地球に訪れた6人のプライム達。大まかなシルエットはザ・フォールンと同じだが、顔や体のデザインはそれぞれ微妙に違っている。マトリクスを取り返して肉体を犠牲にマトリクスを封印する。魂はマトリクスに宿っており、サムの行動を見守っていた。アメコミなどに登場した原初のトランスフォーマーや、コンボイ以前のマトリクス保持者達がモチーフになっている。
劇中でのサムの台詞から、センチネル・プライム(G1コンボイの先代のマトリクス保持者と同名)の存在が示唆されている。

[編集] その他

  • 原音以外の各国の吹き替え音声では一部BGMが変更されている。
  • アフリカ大陸でのロケ撮影において、ヨルダンペトラ遺跡エジプトピラミッドをロケ地にした撮影が行われた。ただ背景として映しただけでなく、役者が実際に中に入ったり登ったりもしているが、これはそれらを管理するヨルダン王室及びエジプト考古学の最高権威であるザヒ・ハワス氏がトランスフォーマーシリーズの大ファンだったため、今回特別に認められたものである。
  • 終盤での“ディセプティコンが太陽をエネルギーに変えようとし、その結果太陽が失われそうになる”というプロットのモチーフになったのはアニメ第1作の第12話「ソーラーエネルギーを盗め!」(原語版第18話「Changing Gears」)であり、そのための装置だったグレートマシンも同話に登場したソーラーニードルが原型となっている。この他にもアニメのオマージュがちりばめられている。
  • 本編中に広島に原爆を投下したエノラ・ゲイがロゴをはっきり映す形で登場する。
  • 作中のテレビの音声で判別できるが、劇中のアメリカ大統領は現実と同じくバラク・オバマとなっている。
  • 劇中でミカエラのペットとして登場しているマスティフ犬「ボーンズ」はマイケル・ベイのペットの「ボーンクラッシャー」であり、エンドロールでも「Himself」とクレジットされている。
  • 主演を務めるシャイア・ラブーフは撮影中に左腕を負傷し、撮影の続行が危ぶまれたが、マイケル・ベイは「それならそれで対応する」として撮影を続行した。本編後半でサムが左腕に包帯を巻いているのはこの為である(本編ではスペースブリッジで飛ばされた際に負傷したことになっている)。
  • 森林の戦闘やデバステーターの登場シーンなど、IMAXカメラで撮影された部分がある。そのため、IMAXシアター公開ヴァージョンは画面サイズが混在しており、本編はシネスコサイズだが、IMAX専用シーンでは最高解像度のビスタサイズに切り替わる。IMAXシアターで公開されたIMAX撮影シーンは、ほぼ正方形に近いIMAXオリジナルアスペクトでの上映である。IMAX版のソフトはビスタサイズで収録されてあるため、IMAX劇場版よりも上下がカットされている。北米盤Blu-rayとDVDは、通常スクリーン版とビッグ・スクリーン・エディション(ウォルマート限定)が発売されている。IMAX版の本編は約30秒分の追加シーンがある。
  • あるプロトフォームの腕には「T-1000」の文字が書かれているが、これは撮影中に『ターミネーター4』で巨大ロボット(ハーヴェスター)が登場することを知ったマイケル・ベイ監督が同映画に対抗意識を燃やしたためである[23]
  • オプティマスとジェットファイアの合体シーンでは、飛んでいく部品の中にR2-D2のフィギュアが混じっている。また、ツインズがデバステーターのボルテックスグラインダーから逃れようとポールを掴むシーンでは、ポールにくっついた新聞記事にレーザーウェーブの写真がある。
  • 吹き替え版はタカラトミーが提供したアニメシリーズの出演者リストを参考にしたため、トランスフォーマーシリーズに出演した声優が多く起用されている[24]
  • 韓国ソウルで開かれたプレミア記者会見で、マイケル・ベイ監督は、トランスフォーマーの中に「日本の精神を込めた」と発言し、倭色論議を巻き起こした[25]

[編集] スタッフ

[編集] Blu-ray・DVD

2009年12月18日パラマウントよりBlu-ray DiscDVD版リリース・レンタル。セル版Blu-ray、DVDは、どちらにも本編ディスクと特典ディスクの2枚組。本編は通常の劇場公開版であり、IMAX版は未発売。特典内容はBlu-ray、DVD共通。本編ディスクにはコメンタリを収録。特典ディスクにはメイキングや削除シーン、ミュージックビデオなどを収めている。また、Blu-ray版の特典ディスクにはさらに、オールスパーク(英語のみ)と撮影日誌も収めている。前作をセットにした4枚組のダブルパックも両フォーマットで同日リリース。

  • Blu-ray Disc
    • トランスフォーマー/リベンジ スペシャル・コレクターズ・エディション ※通常版
    • トランスフォーマー/リベンジ ブルーレイ バンブルビーBOX ※6,000BOX限定販売
    • トランスフォーマー/リベンジ オプティマスプライム ブラックバージョンBlu-ray BOX ※Amazon.co.jp完全限定販売
  • DVD
    • トランスフォーマー/リベンジ スペシャル・コレクターズ・エディション ※通常版
    • トランスフォーマー/リベンジ バンブルビーBOX ※15,000BOX限定販売
    • トランスフォーマー/リベンジ オプティマスプライム ブラックバージョン BOX ※Amazon.co.jp完全限定販売

[編集] 派生作品

[編集] スピンオフムービー

TRANSFORMERS CYBER MISSIONS』(トランスフォーマー サイバーミッション)は、2010年3月19日より公式サイト『ジェネレーション・ワン』トランスフォーマーシネマズページでWEB配信のスピンオフムービー。日本語字幕版。全13話。アメリカではハスブロ公式『Official Transformers Videos』で配信。玩具のN.E.S.T.シリーズをベースにしており、映画に登場するキャラクターの中には細部に違いが見受けられるのもいる。

[編集] 登場TF

オートボット
オプティマスプライム
オートボットのリーダー。基地より離れた場所から指示を送っている。両腕に剣を内蔵。冒頭オープニングに毎回登場している。
バンブルビー
N.E.S.T.基地防衛任務に就いているオートボット。武器は1分間に10000発放てるソニックブーム。本編と異なり機械音であるが普通に会話ができる。
アイアンハイド
N.E.S.T.基地防衛任務に就いている好戦的なオートボット。途中から雪中迷彩を施したリーコンアイアンハイドへと武装強化されている。
ラチェット
N.E.S.T.ラボ所属のオートボットの軍医。武器は右腕のEMPブラスターだが『アニメイテッド』同様、ロックダウンに1度は奪われてしまうが後に取り返している。
サイドスワイプ
オプティマスと共にメガトロンを捜索しているオートボット。バリケードに剣を破壊されたが新たに二丁銃を装備したサイドアームサイドスワイプに強化した。
ディセプティコン
サウンドウェーブ
N.E.S.T.基地を襲撃しに来たディセプティコン。音響攻撃が得意でどんな音響エネルギーも跳ね返すことができるが連続攻撃は吸収しきれない。敗北後オートボットに捕われている。
ブラジオン (Bludgeon)
アイアンハイドが遭遇したディセプティコン。戦車(90式戦車)に変形、砲塔から変形する日本刀を武器としている。
ロックダウン (Lockdown)
ディセプティコンに加担する賞金稼ぎ。ヘビメタカーに変形。アニメイテッドと同様、ラチェットとは因縁がある。
メガトロン
逃亡中のディセプティコンのリーダー。エイリアンタンクに変形する。
マインドワイプ (Mindwipe)
エネルゴンを狙っているディセプティコン航空部隊。ステルス戦闘機(F-117)に変形。スタースクリームをご主人様(マスター)と呼ぶ。アイアンハイドを催眠術で操ったり、怪音波で相手を狂わすことができる。
バリケード (Barricade)
N.E.S.T.の情報を狙ってコンピュータールームを襲撃するディセプティコンの残党。左腕にスピニングソー、右腕に冷凍銃を装備。
フレンジー (Frenzy)
バリケードと行動を共にする人間大の小型ディセプティコン。本編とは異なり生き残っている。
スモルダー (Smolder)
スクランブルシティに潜伏していたディセプティコン。消防車に変形するが放水ではなく火炎を放射する。玩具は日本未発売のパワーコアコンバイナーズ。
チョップスター (Chopster)
スモルダーのパートナーのミニコン。火炎放射器となるスモルダーの砲塔部と、投擲も可能な炎の斧(ファイアアックス)に変形する。
スタースクリーム
地球で暗躍を続けているニューリーダーを自称するディセプティコンの航空参謀。
その他
アルファートリン (Alpha Trion)
オプティマスの語るオートボットの偉大なる歴史学者。
ベクターシグマ (Vector Sigma)
オプティマスの語るサイバトロン星のデータベース。

[編集] サブタイトル

話数 サブタイトル 配信日
エピソード1 rollout the N.E.S.T.! 〜ネスト、出動!〜 2010年3月6日(限定公開)
2010年3月19日
エピソード2 fight or dance? 〜戦いか、それともダンスか〜 2010年3月19日
エピソード3 worst enemy 〜宿敵〜 2010年4月16日
エピソード4 the Decepticon tyrant 〜ディセプティコン破壊大帝〜 2010年5月24日
エピソード5 〜洞窟の罠〜 2010年6月24日
エピソード6 〜侵入〜 2010年7月23日
エピソード7 〜復讐〜 2010年8月24日
エピソード8 〜訓練〜 2010年9月24日
エピソード9 〜ゲストの使命〜 2010年10月25日
エピソード10 〜襲撃〜 2010年11月24日
エピソード11 〜孤立〜 2010年12月24日
エピソード12 〜激突〜 2011年1月24日
エピソード13 Decepticons attack 〜最終決戦〜 2011年2月24日

[編集] 玩具

変形・合体ギミックを盛り込んだ玩具の製作・販売は前作に引き続き、トランスフォーマーシリーズの「原案」[26]を手掛ける玩具メーカー、タカラトミーハズブロが参加している。玩具は前作同様、映画公開に先駆ける形で2009年5月30日[27]に発売された。

今作で発売された玩具の中には前作からの仕様変更品も含まれるものの、オプティマスプライムやスタースクリームといった物語の中核となるキャラクターに関しては、より劇中に似せたデザイン、スタイルで新規に作り直され[28][29]、変形構造も変更された[29]。前作の玩具開発が資料が少なく手探りであったのに対し、今作では前作の映画そのものを資料や予想材料とすることができ[30][31]、また実際の映画を具体的な共通認識することができたため、試作の発注といった部署間での連携もスムーズに進んだという[28]。ただしストーリーについては前作同様、玩具スタッフには断片的な情報しか伝えられなかったため[13]、物語に直接関連したギミックを盛り込むことは断念されている[30]

前作の映画における演出を踏まえて[29][30][32][33]、新規の玩具には「メックアライブ(MECH ALIVE)」という、歯車やシリンダーといった内部のメカニックの動きを表現するギミックが搭載されており、これは生命を宿した機械という、トランスフォーマー独自の設定を表現することが意図されている[29][30][33]。またアメリカでの展開が行われていた『トランスフォーマー アニメイテッド』で培われた成果を踏まえて[30]、キャラクター性を玩具のプロポーションに反映させるという試みも取り入れられた[30][33]。他にはサムやミカエラといった登場人物を模した人形が付属する「ヒューマンアライアンス(Human Alliance)」と呼ばれるシリーズもラインナップに加わり、これには車の運転席に人形を乗せたままの変形など[34]、トランスフォーマーシリーズの前身『ダイアクロン』の玩具のように[34]、人形を絡ませることを前提としたギミックを搭載している[35]。他にもデバステーターやジェットファイアーといった、今作から加わった「合体」のギミックも、重要なテーマとして位置付けられた[28]

この年の商品展開は、急激な原油価格の高騰の影響を大きく受けたという[29]。トランスフォーマーシリーズの玩具は世界的な商品展開を行う関係上、厳密なコスト管理が必要とされており[29]、一度開発が完了した多くの商品から相当数のパーツやギミックを減らすなどといった、厳しい仕様変更を強いられた[29]。一方で原価改善や販管費削減といった方針は功を奏し[36]、映画のヒットや玩具に対する評価もあって、トランスフォーマー玩具はタカラトミーの決算にも好影響を与えた[36][37]。売り上げは前作の2倍以上となり[38]、アメリカの玩具市場では1位を記録するなど[37]、アメリカを中心に売り上げを伸ばした[36]

玩具CMのナレーターは前作に引き続き、アニメ版第1作のナレーションを担当した政宗一成が務めている[39]

[編集] 小説

前作に引き続き、映画の内容を基にしたアラン・ディーン・フォスターによるノベライズ版が出版されており、日本語訳版は早川書房ハヤカワ文庫〉から出版されている。

[編集] 脚注

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[編集] 注釈

  1. ^ プリンストン大学の校則で新入生は自家用車を持ち込めない(なお、車を持つのが認められるのは3年生から)ためサムは彼を連れて行けなかった。
  2. ^ 小説版によるとテレビCMに使用されていた女性型ロボットをスキャンしたことが示唆されているが、劇中では特に言及されていない。

[編集] 出典

  1. ^ a b Transformers: Revenge of the Fallen (2009)”. Box Office Mojo. 2009年9月25日閲覧。
  2. ^ a b 日本映画産業統計 過去興行収入上位作品 (興収10億円以上番組) 2009年(1月~12月)”. 社団法人日本映画製作者連盟. 2011年2月6日閲覧。
  3. ^ All Time Domestic Box Office Results”. Box Office Mojo. 2011年2月6日閲覧。
  4. ^ a b “「トランスフォーマー3」は3Dに!新悪役はショックウェーブ”. eiga.com. (2010年6月15日). http://eiga.com/buzz/20100615/5/ 2010年6月20日閲覧。 
  5. ^ a b c “「トランスフォーマー2」は「ひどい出来」と監督自ら認める”. eiga.com. (2011年1月19日). http://eiga.com/news/20110119/2/ 2011年3月8日閲覧。 
  6. ^ 最低映画ラジー賞ノミネート発表「トランスフォーマー/リベンジ」が最多7部門eiga.com 2010年2月2日
  7. ^ “シャイア・ラブーフ「トランスフォーマー」シリーズへの不満吐露”. eiga.com. (2010年5月14日). http://eiga.com/news/20100514/18/ 2011年1月25日閲覧。 
  8. ^ http://www.tfwiki.net/wiki/Elita_One_(disambiguation)
  9. ^ http://www.retrosbk.com/?p=262、および英語版ウィキペディアより
  10. ^ ULTIMATE GUIDE REVENGE、11頁。
  11. ^ a b トランスフォーマージェネレーション2009 Vol.3、12頁。
  12. ^ a b c トランスフォーマージェネレーション2009 Vol.3、14頁。
  13. ^ a b トランスフォーマージェネレーション2009 Vol.3、89頁。
  14. ^ http://www.variety.com/review/VE1117940483.html?categoryid=31&cs=1
  15. ^ トランスフォーマージェネレーション2009 Vol.3、10頁。
  16. ^ Transformers: Revenge of the Fallen: The Movie Universeより
  17. ^ トランスフォーマージェネレーション2009 Vol.3、27頁。
  18. ^ トランスフォーマージェネレーション2009 Vol.3、50頁。
  19. ^ トランスフォーマージェネレーション2009 Vol.3、29頁。
  20. ^ http://features.cgsociety.org/story_custom.php?story_id=5153&page=2
  21. ^ トランスフォーマージェネレーション2009 Vol.3、28頁。
  22. ^ http://www.tfviews.com/news/main/hasbro-q-and-a/641
  23. ^ DVDのオーディオコメンタリーより
  24. ^ トランスフォーマージェネレーション2009 Vol.3、92頁。
  25. ^ 【韓国ブログ】韓国の倭色論議「開かれた心で日本を見るべき」サーチナ 2009年6月24日
  26. ^ 「THE TRANSFORMERS 20周年大特集」、『フィギュア王』No.82通巻509号、ワールドフォトプレス、2004年11月、30頁、ISBN 4-8465-2509-0
  27. ^ トランスフォーマージェネレーション2009 Vol.3、5頁。
  28. ^ a b c ULTIMATE GUIDE REVENGE、26頁。
  29. ^ a b c d e f g 「付録 トランスフォーマーリベンジ ハイパーリンクファイル」、『ハイパーホビー』第130巻、2009年7月、18-20頁、雑誌 17465-07、JAN 4910174650795。
  30. ^ a b c d e f 「付録(2) トランスフォーマーリベンジ COUNTDOWN BOOK」、『電撃ホビーマガジン』第11巻第10号、アスキー・メディアワークス、2009年7月、付録(2) 14-16頁、雑誌 16465-7、JAN 4910164650798。
  31. ^ トランスフォーマージェネレーション2009 Vol.3、88頁。
  32. ^ トランスフォーマージェネレーション2009 Vol.3、89頁。
  33. ^ a b c ULTIMATE GUIDE REVENGE、27頁。
  34. ^ a b トランスフォーマージェネレーション2009 Vol.3、90頁。
  35. ^ トランスフォーマージェネレーション2009 Vol.3、35頁。
  36. ^ a b c 日清紡が赤字決算、ブックオフ、タカラトミー、オリコン、新生銀行が好決算、ラウンドワンが減益=12日に注目の銘柄”. Sakura Financial News. セレージャテクノロジー (2009年11月12日). 2010年6月24日閲覧。
  37. ^ a b “タカラトミー:10年3月期、純利益6.5倍、合併以降最高額の利益、現代版ベーゴマ「メタルファイト ベイブレード」や「トランスフォーマー」のヒットが貢献”. Sakura Financial News (セレージャテクノロジー). (2010年5月11日). http://www.sakurafinancialnews.com/news/7867/20100511_12 2010年6月24日閲覧。 
  38. ^ 「特集 トランスフォーマー2010」、『フィギュア王』No.144通巻804号、ワールドフォトプレス、2010年2月、28頁、ISBN 978-4-8465-2804-1
  39. ^ 政宗一成. インタビュー. トランスフォーマー ナレーター 政宗一成氏のコメント (SWF). Yahoo!動画 タカラトミーチャンネル. 2009年6月8日。 2010年6月8日閲覧。
  40. ^ 書籍詳細 トランスフォーマー リベンジ”. ハヤカワ・オンライン. 早川書房. 2010年6月23日閲覧。

[編集] 参考文献

[編集] 外部リンク

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