トヨタ・e-com

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トヨタ・e-comとは、トヨタ自動車が開発した小型電気自動車である。

概要[編集]

トヨタ・e-com
Toyota e-com 01.jpg
乗車定員 2人
モーター 永久磁石同期モーター 18.5 kw / 76 N・m
駆動方式 FF
ホイールベース 1,800mm
車両重量 770kg
バッテリー ニッケル・水素蓄電池
航続距離 約100km
-自動車のスペック表-

1997年の第32回東京モーターショーにて初披露された。

都市移動のための新たな手段として提案された2人乗りのシティコミューターである。軽自動車に分類され、小型で小回りが効き、駐車スペースも小さく済む。

モーターは永久磁石型同期モーターをFFレイアウトで搭載し、バッテリーはニッケル・水素蓄電池を採用。家庭用のAC100Vでも充電可能で、約6時間で充電が終了する。最高時速は100km / h、1回の充電で100 km程度(10・15モード)走行可能である。

e-comは現在MEGAWEBのライドワンなどで試乗可能(有料)で、各地の博物館にも展示されている。MEGAWEB開業時から2010年12月30日までの間は「e-comライド」という案内軌条式鉄道(ガイドウェイ)上を自動運転するe-comに乗車するアトラクションが存在した。

また、電気自動車共同利用システム「Crayon」において重要な役割を果たす。(下記参照)

Crayon[編集]

Crayonクレヨン)」とは、ITSを利用したe-comの共同利用システムのこと。

限定された地域内の拠点(駅など)にe-comと充電スタンド付き専用駐車場を設置し、通勤通学時に共同利用するシステムで、いわゆる「パークアンドライド」を採用して渋滞緩和と環境負荷低減を図るシステムである。

利用者はイグニッションキーの代わりにICカードを所持し、利用予約や決済などはインターネットを通じて行う。車内にはVICS対応カーナビが搭載され、渋滞情報などが利用者に提供される。e-comの乗り捨ては地域内では自由で、各車両はGPSによって管理される。

トヨタではこの「Crayon」の実証実験を1999年から2006年まで、本社周辺の豊田市刈谷市安城市大府市においてグループ企業4社(豊田自動織機アイシン精機デンソーアイシン・エィ・ダブリュ)と共に行っており、他にも京都市など各地域で実証実験を行った。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]