トヨタ・SZエンジン

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トヨタ・SZエンジン
生産拠点 ダイハツ工業
製造期間 1998年12月 - 現在
タイプ 直列4気筒
排気量 1.0L
1.3L
1.5L
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トヨタ・SZエンジンは、トヨタ自動車の鋳鉄ブロックを用いた水冷直列4気筒ガソリンエンジンの系列である。

トヨタのコンパクトカーに搭載されている、ダイハツ工業開発生産による鋳鉄ブロックエンジンである。ダイハツのK3型エンジンは本形式の派生型であり、同じ1.3Lの2SZ-FEとクランクシャフトを共有する兄弟機であるが、シリンダーヘッド・シリンダーブロックは別々のものを使用している。

この鋳鉄製シリンダーブロックは、ボアピッチ78mm、クローズドデッキ構造で、鋳型を常温で触媒ガスによって硬化させる熱歪みの少ない鋳造技術(コールドボックス法)を用い、公差を縮小することでボア付近をも3mmへ薄肉化される等により小型軽量化を実現している。

1SZ-FEは、インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー1999を受賞している。

なお2014年3月現在、ダイハツ名義で開発された3SZ-VEのみが製造されている。

系譜[編集]

型式[編集]

1SZ-FE[編集]

1SZ-FE
生産期間 1998年12月 - 2005年10月
エンジン種別 ガソリンエンジン
冷却方式 水冷
シリンダー配置・数 直列4気筒
弁形式 狭角4バルブ DOHC
VVT-i
燃料供給装置 EFI
排気量 0.997L
ボア×ストローク 69.0mm×66.7mm
圧縮比 10:1
出力 51.5kW(70PS)/6,000rpm
トルク 95Nm(9.7kgm)/4,000rpm
重量 69kg
プラッツ(SCP11型)用1SZ-FE型エンジン


2SZ-FE[編集]

2SZ-FE
生産期間 2002年12月 - 2012年4月
エンジン種別 ガソリンエンジン
冷却方式 水冷
シリンダー配置・数 直列4気筒
弁形式 狭角4バルブ DOHC
VVT-i
燃料供給装置 EFI
排気量 1.296L
ボア×ストローク 72.0mm×79.6mm
圧縮比 11:1
出力 64kW(87PS)/6,000rpm
トルク 116Nm(11.8kgm)/4,000rpm
重量 71kg
  • 搭載車種(車両型式)
    • 初代ヴィッツ(SCP13) ※U、クラヴィアのみ
    • 2代目ヴィッツ(SCP90)
    • ベルタ(SCP92)
    • ラクティス(SCP100)
2SZ-FE型エンジン


3SZ-VE[編集]

3SZ-VE
生産期間 2005年11月 -
エンジン種別 ガソリンエンジン
冷却方式 水冷
シリンダー配置・数 直列4気筒
弁形式 狭角4バルブ DOHC
VVT-i
※ダイハツ向けはDVVT
燃料供給装置 EFI
排気量 1.495L
ボア×ストローク 72.0mm×91.8mm
圧縮比 10:1
出力 80kW(109PS)/6,000rpm
トルク 141Nm(14.4kgm)/4,400rpm
重量 -kg

厳密にはトヨタ名義ではなくダイハツ名義のエンジンであるため、型式名の-(ハイフン)後の記号がトヨタ式ではなくダイハツ式の表記になっている。搭載するトヨタ車も、1SZ-FEや2SZ-FEと異なり、ダイハツからのOEM供給車種か主な開発作業と生産をダイハツに委託した車種に限られている。構造的にもダイハツ・K3型エンジンのストロークアップ版という性格の機種であり、K3型同様フロントへの縦置きキャブオーバー型車への搭載にも対応している。

ラッシュ用3SZ-VE型エンジン
(トヨタ向け用の場合エアクリーナーにはVVT-iのラベルが貼られている)


関連項目[編集]

外部リンク[編集]