トヨタ・クレシダ
トヨタ・クレシダ (Cressida) は、トヨタ自動車で生産されていたセダンタイプまたはワゴンタイプの高級中型乗用車である。アメリカトヨタにおいてはフラッグシップカーとして販売されていた。
目次 |
[編集] 概要
マークIIセダンタイプ・ワゴンタイプないしはクレスタの姉妹車でもあり、マークIIの日本国外仕様車として親しまれた。日本で生産され、アメリカ合衆国を中心に各国へと輸出されていた。生産期間は1977年から1992年(X30型 - X80型)、4代に渡って製造された。日本および世界各国では、「クレシーダ」と呼ばれることが多い。
セダンタイプは、歴代のマークIIの最大排気量モデル(2600cc、2800cc、3000cc)から構成され、当時のアメリカ市場ではトヨタブランドの最上級セダンとして販売されていた。4代目を以てその歴史に幕を下ろすこととなったため、クレシダに代わり、トヨタブランドのフラッグシップセダンとして誕生したアバロンにその座を譲ることとなった(ただし直接的な後継車ではない)。
初代のみハードトップが存在する。
[編集] 歴史
[編集] 初代 RX/MX30系 1977-1980 セダン・ワゴン・ハードトップ
この代のみ2ドアハードトップ(仕向地によってはクーペとも呼ばれた)が存在し、ヨーロッパなどに輸出されていたが、北米仕様には設定されておらずセダン・ワゴンのみ、カナダはセダンのみであった。北米、カナダ、オーストラリア等には4M型6気筒2600ccエンジンが、その他の地域には18R型4気筒2000ccエンジンが搭載されていた。
[編集] 2代目 MX63 1981-1984 セダン・ワゴン
5M-E/5M-GE 2800ccエンジンを搭載した。マークIIに存在したハードトップは4代目(2代目クレシダの姉妹車)から4ドア化され日本国内専用車となったためマークII・2ドアハードトップの姉妹車であるクレシダ・ハードトップは消滅し、セダンとワゴンのみのモデルとなった。
[編集] 3代目 MX73 1985-1988 セダン・ワゴン
- 仕向け地別の搭載エンジン
- 北米向け:5M-GE 2800ccエンジンを搭載。
- ヨーロッパ向け:5M-GE 2800cc 1G-GE 2000cc、2L-T 2400ccディーゼル(スイス向けには5M-E設定もあり)を搭載。
- 中東およびガルフ諸国向け:キャブレター仕様の22R 2400cc、21R 2000cc、1G-E 2000ccを搭載。
ボディパネルについては、日本国内で売られていたマークIIセダンをベースとしてクレスタのフロント周りのパネルを流用し使用していた。
また、歴代のクレシダの中でもっとも販売台数が多いモデルでもある。
北米モデル、ヨーロッパモデルについてはセダン・ワゴンが存在し、中東およびガルフ諸国については、日本国内同様4ドアハードトップ・セダン・ワゴンが存在。またオーストラリア向けにはセダンモデルのみが存在した。
北米ではセダン(MX73)は5速マニュアルトランスミッションもしくは4速オートマチックトランスミッションの設定から選択することが可能であり、ワゴン(MX72)は4速オートマチックトランスミッションのみの設定であった。 また87年モデルにてワゴンは廃止され、セダンのみの設定となった。
国内ではマークIIワゴン(GX70G)にクレスタ(GX71)の角型四灯式のフロントマスクを流用するといったカスタムが存在しているが、中東向けについてはこのカスタムと同様の組み合わせをメーカーで設定し販売を行っていた。
[編集] 4代目 MX83 1989-1992 セダン
7M-GE 3000ccエンジンを搭載した。ワゴンが消滅し、セダンのみのモデルとなった。また、このモデルを最後に消滅。