トミ・ユーリッチ

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トミ・ユーリッチ
名前
ラテン文字 Tomi Juric[1]
基本情報
国籍 オーストラリアの旗 オーストラリア
クロアチアの旗 クロアチア
ボスニア・ヘルツェゴビナの旗 ボスニア・ヘルツェゴビナ
生年月日 (1991-07-22) 1991年7月22日(32歳)[1]
出身地 シドニー
身長 191cm[2]
体重 83kg
選手情報
在籍チーム オーストラリアの旗 メルボルン・ビクトリーFC
ポジション FW (CF)
背番号 9
利き足 右足
ユース
NK Hurstville Zagreb
オーストラリアの旗 Sydney Olympic FC
オーストラリアの旗 Sydney United 58 FC
2008 クロアチアの旗 NK Trnje
2009-2010 クロアチアの旗 NKクロアチア・セスヴェテ
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2010-2011 クロアチアの旗 クロアチア・セスヴェテ 24 (12)
2011-2012 クロアチアの旗 ロコモティヴァ 14 (3)
2012 クロアチアの旗 インテル・ザプレシッチ 12 (1)
2013 オーストラリアの旗 アデレード・ユナイテッド 7 (2)
2013-2015 オーストラリアの旗 ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ 34 (12)
2015-2016 オランダの旗 ローダJC 17 (4)
2016-2019 スイスの旗 ルツェルン 64 (15)
2019-2020 ブルガリアの旗 CSKAソフィア 10 (1)
2020-2021 オーストラリアの旗 アデレード・ユナイテッド 18 (9)
2021-2022 オーストラリアの旗 マッカーサーFC 8 (1)
2022- オーストラリアの旗 メルボルン・ビクトリー
代表歴2
2013-2018 オーストラリアの旗 オーストラリア 41 (8)
獲得メダル
サッカー
オーストラリアの旗 ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC
AFCチャンピオンズリーグ
2014
1. 国内リーグ戦に限る。2022年5月9日現在。
2. 2018年11月20日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

トミ・ユーリッチTomi Juric ([ˈtɒmi ˈjʊrɪ] TOM-ee YUR-itch;[3] クロアチア語: Jurić, 発音: [jǔːritɕ];[4]1991年7月22日 - )は、オーストラリアニューサウスウェールズ州シドニー出身のサッカー選手。オーストラリアのメルボルン・ビクトリーFC所属。元オーストラリア代表。ポジションはフォワード

トミ・ユリッチトミ・ジュリッチと表記されることもある。

経歴[編集]

生い立ち[編集]

1991年にオーストラリア生まれであるがクロアチアにルーツを持っている。

クラブ[編集]

クロアチア時代[編集]

NKクロアチア・セスヴェテでデビューし、NKロコモティヴァ・ザグレブNKインテル・ザプレシッチに所属した経験を持っている。

アデレード・ユナイテッドFC[編集]

2013年にアデレード・ユナイテッドと契約して故郷に戻った。

ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC[編集]

2014年9月18日日本サンフレッチェ広島が興味を示しており、スウェーデンからの50万ドルやロシアからの70万ドルのオファーを超える提示額でオファーを出す可能性が高いと報じられた。トミ・ユーリッチはAリーグ14-15シーズン末に契約終了となり、代理人によると広島は既に接触してきていると報じられていた[5]

AFCチャンピオンズリーグ2014の決勝第1戦はユーリッチの得点で1-0で勝利するとアウェイの第2戦は0-0の引き分けに終わり、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズはAFCチャンピオンズリーグを創設3年目で初優勝を果たした。2014年のAFCチャンピオンズリーグでは途中出場から貴重なゴールをいくつも奪って注目を集めた。

2015年5月にウェスタン・シドニー・ワンダラーズと契約満了となった。

ローダJC[編集]

2015年6月以降フリーの状態であったが、2015年8月15日オランダのローダJCへ移籍することが発表された[6]。契約期間は1年であるが、さらに1年延長するためのオプションが付随している。

FCルツェルン[編集]

2016年7月2日、FCルツェルンに移籍した[7]

PFC CSKAソフィア[編集]

2019年8月27日、PFC CSKAソフィアに移籍した[8]

アデレード・ユナイテッドFC復帰[編集]

2020年11月26日、アデレード・ユナイテッドFCに復帰した。

マッカーサーFC[編集]

2021年7月、マッカーサーFCに加入した[9]

メルボルン・ビクトリーFC[編集]

2022年6月、メルボルン・ビクトリーFCに1年契約で移籍した[10]

代表[編集]

東アジアカップ2013にオーストラリア代表として初招集されると、試合は敗れたが日本戦で得点を記録した。AFCアジアカップ2015ではオーストラリア代表として自国開催でのアジアカップ初優勝に貢献した。

代表歴[編集]

出場大会[編集]

試合数[編集]

国際Aマッチ 41試合 8得点(2013年- )


オーストラリア代表国際Aマッチ
出場得点
2013 3 1
2014 2 0
2015 10 1
2016 5 2
2017 12 4
2018 9 0
通算 41 8

ゴール[編集]

# 開催年月日 開催地 対戦国 スコア 結果 試合概要
1. 2013年7月25日 大韓民国の旗華城総合運動場華城市 日本の旗 日本 2-2 ● 2-3 東アジアカップ2013
2. 2015年1月13日 オーストラリアの旗スタジアム・オーストラリアシドニー オマーンの旗 オマーン 4-0 ○ 4-0 AFCアジアカップ2015
3. 2016年9月1日 オーストラリアの旗パース・オーバルパース イラクの旗 イラク 2-0 ○ 2-0 2018 FIFAワールドカップ・アジア3次予選
4. 2016年10月6日 サウジアラビアの旗ジッダキング・アブドゥッラー・スポーツシティ サウジアラビアの旗 サウジアラビア 1-2 △ 2-2
5. 2017年6月8日 オーストラリアの旗アデレード・オーバルアデレード サウジアラビアの旗 サウジアラビア 1-0 ○ 3-2
6. 2-1
7. 2017年6月19日 ロシアの旗オリンピックスタジアムソチ ドイツの旗 ドイツ 2-3 ● 2-3 FIFAコンフェデレーションズカップ2017
9. 2017年9月5日 オーストラリアの旗メルボルンレクタンギュラー・スタジアム タイ王国の旗 タイ 1-0 ○ 2-1 2018 FIFAワールドカップ・アジア3次予選

私生活[編集]

弟のデニ・ユーリッチ、いとこのノア・ボティッチもサッカー選手である[11]

タイトル[編集]

クラブ[編集]

ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC

代表[編集]

オーストラリア代表

個人[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b FIFA Confederations Cup Russia 2017: List of players: Australia”. FIFA. p. 1 (2017年7月2日). 2017年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月17日閲覧。
  2. ^ 2018 FIFA World Cup Russia: List of players: Australia”. FIFA. p. 2 (2018年6月10日). 2018年6月10日閲覧。
  3. ^ Australian Socceroos, FFA TV: Tomi Juric talks AFC Asian Cup, https://www.youtube.com/watch?v=j0ffIkxjdGk&t=6s 2017年11月17日閲覧。 
  4. ^ Jȕraj” (セルビア・クロアチア語). Hrvatski jezični portal. 2018年6月20日閲覧。 “Júrić”
  5. ^ Western Sydney Wanderers' star Tomi Juric targeted by Japanese giants
  6. ^ ウェスタンシドニー退団のユリッチ、念願の欧州移籍に成功Qoly 2015年8月16日
  7. ^ Davidson, John (2 July 2016). “Juric lands at Luzern”. FourFourTwo. http://www.fourfourtwo.com/au/news/juric-lands-luzern. 
  8. ^ Австралийски национал подсили атаката на ЦСКА” (ブルガリア語). cska.bg (2019年8月27日). 2022年11月8日閲覧。
  9. ^ “Socceroo Tomi Juric adds firepower to the Bulls”. (2021年7月14日). https://www.macarthurfc.com.au/news/socceroo-tomi-juric-adds-firepower-bulls 2022年11月8日閲覧。 
  10. ^ “Socceroo Melbourne Victory Signs Tomi Juric”. (2022年6月27日). https://melbournevictory.com.au/news/melbourne-victory-signs-tomi-juric 2022年11月8日閲覧。 
  11. ^ Australski Hrvat zvijezda je juniorske Bundeslige, HNS mora odmah reagirati!” [The Australian Croat is the star of the junior Bundesliga, HNS must react immediately!] (Croatian). germanijak.hr (2019年12月19日). 2021年7月24日閲覧。

外部リンク[編集]