トプシー (象)

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トプシーの電気処刑、1903年

トプシー(Topsy, 1875年 - 1903年1月4日)は、トーマス・エジソンの会社の宣伝のために感電死させられたである。

生い立ち[編集]

トプシーは1875年にニューヨークコニーアイランドの遊園地「ルナパーク」のサーカスで生まれた雌のアジアゾウだった[1]が、タバコの火を押しつけられるなど虐待されていた。それらの虐待に怒ったトプシーは、1903年までに調教師3名を死なせており、持ち主も持て余して薬殺処分が決まるが、エジソンの電気会社が電気ショックによる処刑を提案し、実行されることになった。

1903年1月4日、トプシーは青酸カリ460グラムが混ぜられた餌をあらかじめ与えられ、6,600ボルトの電源から放たれた交流電流により数秒で死亡した。このイベントには1500人の観客が集まった[2]。この模様はエジソンの映画会社がフィルムにおさめ、全米で公開され話題となった。ただし、当時のアメリカでもトプシーの電気による処刑は残酷だと社会問題になり、反対運動もわき起こっていた。

2003年7月20日、コニーアイランド美術館にトプシーの記念碑が建立された。

なお、電気椅子による死刑をさす英単語 "Electrocution" はトプシーの電気処刑のとき作られた造語である。

脚注[編集]

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関連項目[編集]