トキシック

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トキシック
ブリトニー・スピアーズシングル
収録アルバム イン・ザ・ゾーン
リリース 2004年2月24日(US)
ジャンル テクノポップ
ダンスポップ
時間 3分21秒
レーベル ジャイヴ・レコード
プロデュース Bloodshy & Avant
ゴールド等認定
ブリトニー・スピアーズ シングル 年表
ミー・アゲインスト・ザ・ミュージック
(2003年)
トキシック
(2004年)
エヴリタイム
(2004年)
ミュージックビデオ
「トキシック」 - YouTube
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トキシック」(: Toxic=毒)は、ブリトニー・スピアーズ2004年に発売したシングルCD。「ベイビー・ワン・モア・タイム」や「ウップス…! アイ・ディド・イット・アゲイン」とともにブリトニーを代表する一曲に数えられている。「トキシック」は4thアルバム『イン・ザ・ゾーン』からのシングルカットで多くの国でチャート一位に輝くなど国際的な成功を収めたほか、グラミー賞でもBest Dance Recording賞を獲得した。

また「トキシック」はブリトニーの曲の中でも最も別のアーティストにカバーされている楽曲の一つでもある。

評価とチャートパフォーマンス[編集]

「トキシック」は評論家からも音楽業界からも非常に高い評価を受けており、2005年にはブリトニーにとって初めてとなるグラミー賞受賞を実現させた。Pazz & Jop紙は2004年に全米で発売したシングルの中で5番目に高い評価を「トキシック」に与えたほか、他の多くの音楽雑誌も21世紀になって発売されたシングルCDの中でも最高級の評価を与えているところもおおい。またソニー・エリクソンが世界規模で行った調査では、クイーンの「We Are the Champions」に続き世界で最も好きな曲第二位に選ばれた。

チャートでは、アメリカ合衆国ビルボードHot 100チャートで9位にランクインしたほかダウンロードチャートとラジオチャートでは1位を獲得した。世界的にも「トキシック」は2004年で最もヒットしたシングルの一曲となり、オーストラリアカナダでは総合チャートで1位を獲得しイギリスでは1位に輝いた「トキシック」とそれまで1位であったカイリー・ミノーグの“Red Blooded Woman”とのチャートでの対決が大きく注目された。これは「トキシック」がもともとはカイリー・ミノーグのために制作されたもののカイリーが蹴りブリトニーが歌うこととなったという背景によるもので、結局「トキシック」は英国内で268,000枚を売り年間チャートでもトップ10に入る大ヒットとなった。2004年中では世界で530万枚以上を販売している。

週間チャート[編集]

チャート (2004) 最高位
アメリカビルボードHot 100 9
アメリカビルボードHot Dance Club Play 1
アメリカビルボードTop 40 Mainstream 1
アルゼンチン 1
オーストラリア 1
オーストリア 5
ベルギー 6
ブラジル 4
カナダ 1
デンマーク 4
オランダ 6
ヨーロッパ 1
フィンランド 8
フランス 3
ドイツ 4
アイルランド 1
イタリア 4
ニュージーランド 2
ノルウェー 1
スペイン 5
スウェーデン 2
スイス 4
日本 7
イギリス 1

年間チャート(2004年)[編集]

チャート 順位
オーストリア 25
オーストラリア 38
ドイツ 30
ニュージーランド 11
スイス 17
日本 95
アメリカ 48
イギリス 9
世界 5

プロモーション・ビデオ[編集]

「トキシック」のプロモーション・ビデオは1億円以上の予算をかけて制作されたブリトニーの中でも最も高いPVである。

監督はJoseph Kahn(同時期に映画『トルク』を担当)が務め、ブリトニーはスパイかなにかのような描写となっている。曲の冒頭では客室乗務員に扮したブリトニーがコンコルドのような旅客機に乗務し、一人の小太りのサラリーマン風の男性をトイレに連れ込み激しくキスをする。そしてブリトニーが男性の首元に手をやると特殊メイクで使用されるような仮面が剥がれ、ハンサムの男が現れるがブリトニーはキスに乗じてその男性のポケットから財布を盗み出す。その後ブリトニーは黒いレザースーツを纏いモデルのタイソン・ベックフォードが運転するドゥカティ・999に乗って大都会を疾走するシーンへと移る。この大都会はパリというのが定説でエッフェル塔らしき建造物が移っているものの、ビデオの中にカタカナ表記の看板が見受けられるため東京であるという可能性もある。

二人はそのままToxic Industriesという工場に到着し、ブリトニーは数々のセキュリティーシステムを破り毒薬を入手する。その毒薬をもってブリトニーは元彼のアパートに出向き、壁をよじ登って部屋に侵入し毒薬をのませる。飲ませた後はバルコニーから飛び降りて最初にシーンで出てきた航空機につかまり、カメラに向かってウィンクしたあと再び客室乗務員としての乗務を淡々とこなすというストーリーである。このビデオではブリトニーは客室乗務員のときは金髪、街を疾走し工場に忍び込むときは赤髪、アパートに侵入するときは黒髪と髪色が3種類に変化している。

またこれらのシーン以外ではブリトニーがパンツのみを着用し、体中にスワロフスキーを張り付けたという非常にセクシーなスタイルで踊るシーンが何度となく挿入されている。このメイクには9時間を要したほか、撮影中は監督のJoseph Kahnと美術監督のChris Watts以外の関係者の撮影現場への入室は一切禁止されたという。なおDVDにはこの格好で踊るブリトニーの上半身カットのみのカラオケ版が収録されているが、歌詞がブリトニーの動きに合わせてちょうど胸のところに表示されるようになっている(間奏の時も記号の羅列が表示され、緊急の事態は発生していない)。

このビデオはMTVのTotal Request Liveで公開されるとともにNo.1になり、16日間トップを守り50日間の間番組で流れ続けた。2004MTV Video Music Awardsでは4部門にノミネートされたものの1部門の受賞にも至らなかったが、美術監督のChris WattsはVisual Effects SocietyのBest Visual Effects in a Music Video賞を受賞した。

外部リンク[編集]