データ完全性

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データ完全性(データかんぜんせい、: Data integrity)は、情報処理電気通信の分野で使われる用語であり、データが全て揃っていて完全であることを保証することを意味する。データインテグリティとも。すなわち、各種操作(転送、格納、検索)が行われる際にデータがひとまとめで扱われ、目的とする操作に対して期待されるデータ品質を維持する。簡単に言えば、データ完全性とは、データが一貫していて正しく、アクセス可能であることを保証するものである。

そのような完全性を保証するため、メッセージ認証符号 (MAC) と呼ばれる数が使われることが多い。

暗号理論コンピュータセキュリティにおいて、完全性とはデータの妥当性を指す。完全性は次のような事柄で損なわれる可能性がある。

情報セキュリティ[編集]

日本情報処理開発協会の「ISMS認証基準Ver.2.0」の定義によれば「情報及び処理方法が、正確であること及び完全であることを保護すること」とされる。故意、過失を問わず、システムに意図されている内容と異なるデータ入出力およびデータ処理が行われてしまう状況は、データ完全性を失っているといえる。

多くの関係データベース管理システム(RDBMS)では、データベース内のデータ完全性を保証するためにエンティティ間に参照整合性を保つための制約を設ける機能がある。親子関係にあるエンティティ同士で、親データ[1]を持たない子データ[2]が存在しないように、違反するデータ操作を拒否する仕組みである。

脚注[編集]

  1. ^ 一般に、該当情報に関する主キーをもつ表(テーブル)
  2. ^ 一般に、該当情報に関する外部キーをもつ表(テーブル)