デ・リーズル カービン
| 概要 | |
|---|---|
| 種類 | ライフル |
| 製造国 | |
| 設計・製造 | スターリング・エンジニアリング社 他 |
| 性能 | |
| 口径 | .45ACP弾 |
| 銃身長 | 184mm |
| 装弾数 | 7発(箱型弾倉),11発の弾倉は試作のみ |
| 全長 | 894mm |
| 重量 | 3.74kg |
| 発射速度 | 毎分20-30発(射手の技量に依存) |
| 銃口初速 | 253m/s |
| 有効射程 | 185m (最大射程365m) |
デ・リーズル カービンは1943年にイギリスで開発された消音ライフルである。ボルトアクションライフルに分類される。
目次 |
[編集] デ・リーズル カービン銃の登場
試作銃の設計には南アメリカ出身のイギリス人であるウィリアム・デ・リーズルにより進められ、開発にはイギリスで生産されていたSMLE MkIIIライフルの不良品として分類された機関部やストックなどを流用し、弾倉にはコルトガバメントM1911A1の物を使用し製作された。
そして1943年に開発され名称も「デ・リーズル カービン」となった。全長はサプレッサー部も含め894mmで最大の特徴でもあるサイレンサーはマキシム型と言われる内部を多数の区画で区切り、それぞれの区画にガス抜き用の穴が開けられ、射撃時の発射音に対しては高い消音効果を発揮した。射程も250mまで正確に射撃が可能できた。
その後デ・リーズル カービンは1944年の春からイギリス軍によって実射テストが行われ、この時並行して開発されたサプレッサー装着タイプのステンMkIISとの性能比較を行った結果、減音効果や命中精度、並びに耐久性やメンテナンス性すべてにおいてステンより優れていると評価され、同年の8月より製造が開始された。製造には1942年から1945年にかけてスターリング・エンジニアリング社によって生産が行われた。しかし空挺部隊用に銃床を折り畳み式金属ストック付きに改造したタイプが500挺発注されたものの同年11月で発注がキャンセルされ、スターリング・エンジニアリング社では試作銃を含めてもおよそ106挺ほどしか生産されず、全体の総生産数も130挺しか生産は行われなかった。
[編集] その後
わずかながら製造されたデ・リーズル カービンはその後第二次世界大戦の末期に特殊作戦用にヨーロッパ戦線に投入され、戦後も1950年におこったマレーシア内戦や1960年以降アフリカでの特殊作戦などで使用された。戦後デ・リーズル カービンは少数製造にもかかわらず、その消音性能には注目がおかれ、ベトナム戦争ではアメリカ軍がライフル銃にデ・リーズル型の試作サイレンサーを装着させ、発射テストを行っている。