デルタ・フライヤー

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デルタ・フライヤー(Delta Flyer)はテレビ番組『スタートレック:ヴォイジャー』に登場する架空の小型宇宙船

概要[編集]

デルタ・フライヤーは、U.S.S.ヴォイジャークルーで航海士のトム・パリスによって設計された、近距離移動用のシャトルである。しかしスタートレックシリーズに登場する、ワンボックスカーのようなスタイルのシャトルとは一線を画すデザインで、機体が菱形をしている。

  • 重量:180.6トン
  • 全長:21m
  • 全幅:12.2m
  • 全高:5.7m
  • 乗員:最大6名

収納式ナセル(エンジン部分)を搭載し、テトラバミウム合金の船体にパラメタリックメッキを施すなど、特殊な構造をしており、従来シャトルの単なる改装ではない。

孤立無援でデルタ宇宙域を航行する羽目に陥ったU.S.S.ヴォイジャーは、地球出発時に搭載してあった従来型シャトルの性能に不足を感じており、探査任務等では大破や損失することも多くその能力不足は如何ともし難いものであった。これを補う上で、従来シャトルには無い高性能な物として描かれており、速度・航続距離・耐久力・攻撃力の面で大幅な強化が図られている。なお宇宙艦隊初の「デルタ宇宙域で建造され、就航した船」でもある。

開発には他に、オペレーション担当のハリー・キムの意見を取り入れたり、機関主任のベラナ・トレスと技術主任のセブン・オブ・ナインが参加するなど、U.S.S.ヴォイジャーが持てる総力を結集したものである。技術的にはセブン・オブ・ナインの持っていたボーグテクノロジーが取り込まれるなど、地球圏人類未踏のデルタ宇宙域ならではの工夫も多く、通常のシャトルの域に納まらない物となっている。

用途・その他[編集]

特にデルタ宇宙域において猛威を振るっているボーグへの対抗措置として、光子魚雷発射管を1門備える等、戦闘機攻撃機的な運用も可能となっているが、その操縦系はトム・パリスの趣味によって、スタートレック世界では自動操縦の発達などで既に廃れてしまった操縦桿が付いているなど、かなりお遊び的な要素も見られる。

一般的な探査任務にも利用されるが、その特筆すべき耐久力は通常のシャトルでは不可能な極限環境にも対応可能である。またその高い防衛能力から、しばしば偵察任務にも利用される。 とはいえ劇中で何度か『鉄クズ』になったと言及されていたりする。

なお、ヴォイジャー劇中でトムとベラナは結婚したが、その際にはハネムーン旅行に出かける際の足にも利用され、シャトル後方に紐で繋いだ空き缶をぶら下げるなどの使われ方をしており、しばしばクルー等の近距離宇宙航行(惑星系内や近接する恒星間の移動)に、自家用クルーザーのようにも利用されている。このためかなり性能のいいレプリケーターも船内に備えられていて、数週間程度の航行にも対応できそうである。

関連項目[編集]