デビルメイクライ4

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
デビルメイクライシリーズ > デビルメイクライ4
デビルメイクライ4
Devil May Cry 4
ジャンル スタイリッシュアクション
対応機種 PlayStation 3[PS3]
Xbox 360[360]
Windows Vista/XP[PC]
開発元 カプコン
発売元 カプコン
プロデューサー 小林裕幸
ディレクター 伊津野英昭
デザイナー キャラクターデザイン:大野芳弘・吉川達哉
シナリオ 森橋ビンゴ
音楽 柴田徹也
美術 演出:下村勇二・鈴村正樹
人数 1人
メディア [PS3]BD-ROM
[360][PC]DVD-ROM
発売日 [PS3 / 360]
日本の旗 2008年1月31日
[PC]
日本の旗 2008年7月24日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
デバイス [PS3]DUALSHOCK 3対応
[360]振動機能対応
エンジン MT Framework
売上本数 日本の旗 PS3:約31万本・Xbox 360:約5.5万本
世界 約290万本
その他 PlayStation 3
PLAYSTATION Network対応
Xbox 360
Xbox Live対応
コンテンツ ダウンロード対応
PC
DirectX10対応
PC専用新モード追加
テンプレートを表示

デビルメイクライ4』(DEVIL MAY CRY 4)は、カプコンが製作したPlayStation 3Xbox 360用のアクションゲームである。2008年1月31日に発売。PC版も2008年7月24日に発売。

初回生産品にはネロとダンテのどちらかがレーベル面に印刷された映像特典DVDが付いた。その他、プレミアム映像を収録したブルーレイディスクとソフトを同梱した特別生産限定商品「PLAYSTATION3 “デビルメイクライ 4”プレミアムBDパック」47,800円(税込)を発売。また、HDMI搭載型のXbox 360に本ソフトを同梱した初回限定生産「Xbox 360 デビルメイクライ4 プレミアムパック」を37,800円(税込)で発売。

概要[編集]

デビルメイクライシリーズ第4作。主人公は前作のダンテから、悪魔の右腕を持つ若き教団騎士「ネロ」に交代し、ダンテはストーリー後半からラスボス前まで操作可能。 「デビルブリンガー」や「イクシード」など、新たなシステムを搭載したネロと、『DMC3』をベースとして、ミッション中いつでもスタイルを切り替えられる「リアルタイムスタイルチェンジ」と新たな武器を引っさげた従来の主人公ダンテ。 この二人のプレイヤーキャラクターを、それぞれ固定のミッションで操作し物語を進めていく。

ハードの性能を生かした美麗なグラフィック、L'Arc〜en〜Cielのタイアップソング、さらにソフト同梱版の限定特典つきハードの発売などが功を奏したか、前作を上回る初週売上25万枚(PS3が21万、Xbox360が4万枚)を記録した。全世界では前3作を上回る290万本を売り上げている[1]

作中のムービーはすべてリアルタイムレンダリング。今回は難易度の名称も、EASY→HUMAN、NORMAL→DEVIL HUNTERのように、新規ユーザーへの配慮等の理由により、ほぼ一新されている。

日米ではXbox360/PS3で価格差はないが、欧州・豪州ではPS3版の方が日本円で1000円程度高く設定されている(日本でも後発のPC版が据置機版より1050円安く設定された)。

当初はPS3独占タイトルとして開発されていたが[2]、マルチプラットフォームへ移行した経緯がある[3]

日本ゲーム大賞2008年度優秀賞受賞。 シリーズ初のオンライン対応作品でもある。

ゲームシステム[編集]

スタイリッシュランク[編集]

  • D...Deadly! / ダルいな
  • C...Carnage! / やっちまえ!
  • B...Brutal! / すごい!すばらしい!
  • A...Atomic! / 強いぜ!
  • S...Smokin'! / 熱いぜ!
  • SS ...Smokin'Style!!/ 熱いスタイルだ!!
  • SSS ...Smokin'SickStyle!!!/ 熱くてキレてるスタイルだ!!!

デビルブリンガー[編集]

ネロ専用システム。攻撃用途以外にも様々なアクションを展開可能にする。

スナッチ
ネロのデビルブリンガーを用いた特殊アクション。右腕を使い、離れている敵を自分の近くに引き寄せる事ができる。これにより、継続的にコンボを続けることが可能。敵だけでなく、探索時に離れていたり通常移動で立ち入りにくい場所にあるアイテムを引き寄せることもできる。スナッチで敵にダメージは入らないが、オブジェクトを破壊することはできる。魔人状態では複数の敵を引き寄せられるなど能力が大幅上昇する。
バスター
ネロのデビルブリンガーを用いた特殊アクション。右腕で敵を掴み、投げつける事で、剣撃や銃撃よりも大きなダメージを与えられる。他の敵に向かって投げ飛ばすなど用途は広い。敵によっては掴んだ後に振り回し(攻撃判定あり)後に投げたり、連続して殴りつけるなど、バリエーションが豊富に用意されている。ボスや一部の雑魚キャラ相手では通常は跳ね返されるが、特定の攻撃に対してカウンターで使用したり、怯んでいる隙に使用したりすると、専用モーションが入り、大ダメージを与えることができる。ボスにバスターが決まった場合、動作終了までネロは無敵になる。魔人状態ではバスターの演出が変化、より強力なダメージを与えられる。
ヘルバウンド
ネロのデビルブリンガーを用いた特殊アクション。特定の物体を掴み、高速で移動する。スナッチで引き寄せられない敵に対しても自動で発動する。
ホールド
ネロのデビルブリンガーを用いた特殊アクション。敵を右手で掴んだまま前方へぶら下げ盾とする事で、敵からの攻撃を無効化する。攻撃を受けた場合、掴んでいる敵の体力が減少し、体力が無くなると解除される。敵の種類や状態によって掴んでいられる時間に差がある。また、防げるのは正面からの攻撃のみである。ホールドしている間も、右腕を使わない行動なら同時に行うことが可能。魔人状態では種類に関わらず敵がホールド状態から抜け出さず、時間の許す限りずっと掴んでいられる。

イクシード[編集]

ネロ専用システム。バイクのアクセル状になっているレッドクイーンの柄を捻り、機関部を燃焼させることで攻撃力を高める。段階的にEXゲージが上昇していき、最大まで溜まるごとにストックゲージがひとつ、最大3つまで点灯し、ゲージを消費して攻撃の威力とスピードを上げる。累積する程威力は増大し、噴き出す火炎も大きくなる。この際攻撃に炎属性がつき、一部の敵には与えるダメージがさらに大きくなる。 単にボタンを押してイクシードを行なう時、柄を捻る動作によってネロに大きな隙が生じてしまう。下記の技を使えば隙だらけになるその動作をキャンセルできる。

EXアクト
剣での攻撃直後にイクシードを発動させることで瞬時にストックゲージ1つを溜める。
MAXアクト
更にシビアなタイミングで一気に3つ溜める。成否判定はわずか1フレーム(1/60秒)。

スタイル[編集]

前作から引き継がれている、ダンテ専用のシステム。単なる攻撃や回避以外の特殊行動を指す。基本的なシステムに変更は無いため、各スタイルの詳細はDMC3のスタイルの項を参照のこと。ここでは、前作からの変更点及び追加要素を記述する。

リアルタイムスタイルチェンジ
前作ではスタイルの変更には時空神像を介する必要があり、戦闘中の変更は不可能であったが、今作では十字ボタンの上下左右にスタイルを割り振ることにより、リアルタイムでのスタイル変更が可能となった。そのため、より自由でスタイリッシュな戦闘を展開できるようになっている。代わりに前作に比べ個々のスタイルがやや弱体化しており、前作の完全な上位互換とは言い難い。
ダークスレイヤースタイル
前作ではダンテの兄バージル専用のスタイルであったが、今作ではダンテが使用する。使用するには任意の同じ方向へ二度ボタンを入力する必要がある。ミッション18で閻魔刀を入手すると使用可能となる(二週目以降は常時使用可能)。
名前こそ同じだがバージルが使用していた移動用のスタイルではなくなっており、○ボタンのアクションが閻魔刀を用いた攻撃のスタイルとなる。
全体での細かな変更点
前作ではスタイルアクションを使い込む事によりスタイルのレベルが上がり使えるアクションが増える仕様だったが、今作ではレベルアップにはプラウドソウルを必要とする仕様に変更された。また、DT消費型スタイルは全て省かれた。

デビルトリガー[編集]

通称DT。悪魔の力を開放することで“魔人化”する。この状態では全体的な能力が上がり、体力が徐々に回復する。技はより強力なものに変化し、その他様々な恩恵が得られる。発動にはデビルトリガーゲージ(通称DTゲージ)が最低3メモリ以上必要であり、使用中は常にゲージが減少していく。ゲージが空になれば自動的に解除され、通常状態に戻る。DTゲージは敵への攻撃や、敵を目前にした挑発、消費アイテム「デビルスター」などにより回復する。時空神像でパープルオーブを取得すればゲージのメモリが増やせる。説明書にはダンテ専用と誤記されている。

ネロ
悪魔の右腕の力を開放、ネロの背後に青白く光る魔人が出現し、出現した瞬間に前作のトリガーバーストのように周囲の敵を打ち上げるほどのダメージを与える。魔人はネロが攻撃を行う一瞬の後に閻魔刀による追加攻撃を行う。デビルブリンガーの能力は大幅上昇。遠距離攻撃ボタンを押せば銃を撃つ状態以外でも魔人が「幻影刀」を発現させ敵に突き刺す。また魔人状態でしか放つことができない強力な技「マキシマムベット」「ショウダウン」もある。ダンテと異なりスーパーアーマー効果がないため、敵の攻撃を受けると怯むという欠点がある。
ダンテ
魔力を開放することによりその姿を“魔人”に変化させる。一部の技が強力なものに変化し、銃攻撃は常にチャージショット状態となる。敵の攻撃を受けても簡単には仰け反らないスーパーアーマー効果を発揮。パンドラの入力コマンド縮小。エアハイク、ダッシュとスカイスター(トリックスタースタイルの技)が2回発動可。

ゲームモード[編集]

今作では全てのモードにおいてAUTOMATICを選べるようになった。

HUMAN
最も簡単なモード。様々な点でプレイヤーが有利になるように設定されており、アクションが苦手な人向け。
DEVIL HUNTER
標準的な難易度。従来のNORMALに相当する。
SON OF SPARDA
従来のHARDに当たる難しいモード。序盤から強力な悪魔が登場する。
HEAVEN OR HELL
全ての敵を一発で倒せるが、自分自身もどのような攻撃を受けても(罠によるダメージを含む)一撃で死亡してしまうモード。
LEGENDARY DARK KNIGHT
PC版のみのモード。雑魚悪魔がエリアを埋めつくさんばかりに発生する。PCのスペックによっては、処理落ちが発生してしまうことがある。
DANTE MUST DIE
最高難易度のモード。敵がデビルトリガーを発動するようになる。僅かな判断ミスが致命傷に繋がる。
HELL AND HELL
敵は通常通りの体力だが、自分のみどんな攻撃でも一発で死亡してしまうモード。最初にゴールドオーブを3個所持した状態で始まる。
BLOODY PALACE
敵を全滅させながら進むという点では従来どおりだが、本作では1階ずつしか上れず、それぞれの階で敵の種類は固定。時間制限があり、敵を倒した時のスタイリッシュランクや、ノーダメージなどでタイムボーナスが増減する。また、特定の階層ではBGMが主題歌の『DRINK IT DOWN』 に変化する(コンシューマ機のみ)。

ストーリー[編集]

とある大陸沿岸部に存在する街―城塞都市フォルトゥナ
周囲の近代国家と距離を置くこの街には、「魔剣教団」と呼ばれる信仰組織が存在する。彼らは、かつて人間界を護るために戦ったとされる悪魔「スパーダ」を神として崇め、スパーダ以外の悪魔を排除することを第一の教義としており、「教団騎士」と呼ばれる独自の兵隊さえ所有している。そんなフォルトゥナに住む青年「ネロ」も、悪魔を排除する使命を持つ教団騎士の一人であった。右腕が悪魔のそれであるという一点を除いては・・・。
教団の重要な祭事である「魔剣祭」―ネロにとって退屈な時間でしかなかったその日。フォルトゥナの民衆に説法をしていた教皇「サンクトゥス」が、突如現れた赤いコートの男に殺害されてしまう。突然の出来事に混乱し逃げ惑う民衆、成す術も無く男の怪力の前に倒れていく教団騎士達。ネロは民衆の避難が完了し、応援の騎士達が到着するまでの時間稼ぎを自ら進んで受け、一人男に立ち向かう。男は普通の人間とは違うネロの右腕に驚きつつも、隙を見てその場から逃走する。
男の襲撃から間も無く、ネロは騎士団長「クレド」から教皇を殺害した赤いコートの男の追跡を命じられる。だが、命令を受けた矢先、フォルトゥナ各地で悪魔の群れが出没。街は地獄と化す。ネロは行く手を阻む悪魔達を蹴散らしながら、男の痕跡を辿ってゆく。
あの男は何者なのか?何故街に悪魔が出没するのか?ネロは男を追い、フォルトゥナ各地を駆け巡る。地獄門、謎の地下施設、男の名前「ダンテ」―やがてダンテ出現の理由と、教団の真の目的が、ネロ自身を巻きこみつつ次第に明らかになってゆく。

登場人物[編集]

ネロ
声 - ジョニー・ヨング・ボッシュ
今作の主人公。教団騎士に所属する若者。信仰にあまり熱心とは言えず、協調性に欠け、単独行動を好む。それには過去に起きたある事件が原因となっている。厭世的で皮肉屋という一面もあり、組織としては扱い辛い性格が災いし、教団内では汚れ仕事を命じられることが多い。しかし戦闘センスは飛びぬけて高く、多くの者に一目置かれている存在である。騎士長のクレドを除いて、唯一専用の剣を持たされている(許されている)事からもその実力の程が伺える。剣撃や銃撃を左手で行うため、左利きであると思われる。
本編が始まる前の事件が原因で、右腕が悪魔の腕に変質している。悪魔の右腕は伸ばして敵を捕まえて投げる他、魔具を吸収して新たな力を獲得することが出来る。強度も凄まじく、作中ではダンテ渾身の一突きを防ぎ、クレドの剣撃を弾き飛ばす等防御にも使用している。この右腕のおかげで、総合的な実力はダンテに劣るものの、ダンテをして「パワーだけなら俺より上」と言わしめるほどの力を発揮できるようになった。
ダンテ追跡を命じられるが、彼を追って辿り着いたフォルトゥナ城の地下で謎の研究施設を目にし、悪魔が各地に出没し始めた原因が教団にあると知る。
技名の殆どがギャンブル用語から採られている。ちなみに、サンクトゥス戦ムービーで18禁と思わしき事を言っている。
実はダンテの兄のバージルの息子であり[4]、一部の技や台詞がバージルと似通っている。
ダンテ
声 - ルーベン・ラングダン
前作までの主人公であり、幾度も世界の危機を救ってきた最強の悪魔狩人。本作では無精髭を生やしている他、これまでの作品よりもがっちりとした体格になっている。伝説の魔剣士スパーダと人間との間に生まれた半人半魔の存在である。それ故に常人離れした身体能力を有しており、心臓を貫かれた程度では死なない。また魔人として活動することも可能であり、その力は父スパーダを凌駕しているとも言われる。今作でもふざけた調子は崩さず、強敵と対峙した時でも物怖じしない態度は健在。その腕は円熟と言って差し支えないレベルに達しており、自身の何十倍もの巨躯を誇る敵を圧倒するほど。言動にも今まで以上の余裕すら感じられる。幾たびもの戦いをくぐり抜けた歴戦の強者として、彼もまた父と同様に伝説となりつつある。教団の不穏な動きを知り、黒幕である教皇を殺害。その後、自分を追ってきたネロと幾多に渡り対峙する。
キリエ
声 - ステファニー・シェー
今作のヒロイン。人間。名前の由来はミサ曲 ロ短調『kyrie』から[5]。天涯孤独な身の上のネロとは姉弟、恋人が入り交じったような曖昧な関係を保っている。教団騎士団長クレドの妹でもあり、大祭「魔剣祭」にて歌姫を務める。ダンテ襲撃の後、教団本部に避難。しかしネロと親しいことから、「救済」の為に人質にされてしまう。
クレド
声 - TJ・ロトロ/ダン・サウスワース
城塞都市フォルトゥナを悪魔から守る教団騎士の長。その剣の腕も騎士団トップに相応しいものである。多くの部下を率いる統率力、厳粛公正な性格から彼を慕う者は多い。キリエの兄であり、同じくネロを家族同様に思っているものの、ネロの命令違反や突飛な行動には頭を悩ませている。教皇の忠実な部下であり、教皇の命ならば家族同然のネロにさえも刃を向ける。アグナス同様”帰天”により悪魔の力を得ており、ネロと激闘を繰り広げる。しかし自分の妹であるキリエを人質に取られたことにより、教皇に反発。キリエ救出のために教皇に立ち向かうも、力適わず返り討ちに合う。瀕死の重傷を負い、その場に居合わせたダンテに自らの意志を託し力尽きる。
グロリア
声 - ダニエル・バージオ
魔剣教団幹部の中で唯一の女性。エキゾチックで妖艶な容貌を持ち、短期間で教団内で幹部に登り詰めたためによからぬ裏事情があるのではないかと勘ぐる者も多い。実はトリッシュが教団への潜入のために変装した姿であり、「救済」のために必要不可欠なある物を教団へ持ち込んだことにより、一気に幹部の地位に着く。
アグナス
声 - TJ・ストーム
魔剣教団における技術局の長。悪魔に対抗するための武器や技術の開発は彼に負う所が大きく、教団騎士達の機械仕掛けの剣も彼の考案による。マッドサイエンティストで、研究にかまけて教団の行事に顔を見せる事も少なく教団内には彼の事を知らぬ者も多い。興奮すると吃音になる癖がある。”帰天”と呼ばれる、悪魔の力を人の身に宿すという研究、施術を開発し、自身も帰天により悪魔の力を得ている。教皇の進める「救済」のために上記の研究と、悪魔を召喚する「地獄門」の製造、武器と悪魔の配合による生物兵器の開発を行っている。クレドのことを快く思っておらず、ダンテを追って現れたネロに自分の研究施設を見られてしまったこともあってか、「救済」のためにクレドの妹であるキリエを利用することを思いつく。
サンクトゥス
声 - リアム・オブライエン
魔剣教団の教皇。民衆から絶対的な信頼を集める指導者であり、今作における全ての黒幕。歴代教皇の中でも最も偉大な存在と言われている。かつては教団騎士の長だった事もあり、また学問においても膨大な知識を有する。しかし裏では「救済」と称したある計画を進め、そのためにアグナスや他の教団騎士達に命じて悪魔の召喚・研究を行わせており、自身もアグナスやクレド同様”帰天”により悪魔の力を得ている。突如登場したダンテに殺されるも、”帰天”の力により復活。ダンテの身体に流れるスパーダの血を求め、彼を捕らえようとするが、ネロにもスパーダの血が流れていることを知り計画を変更。キリエを救出しようと現れたネロを捕らえ、「神」と称した巨大な悪魔の体内へ彼を取り込み、「神」の力によって「楽園」を築こうとする。「神」の体内でネロと激闘を繰り広げるが、閻魔刀で腹部を突き刺され敗れる。その後「神」と融合し、「偽神」として復活。ネロに襲い掛かるも「悪魔の右腕」で顔面を握り潰され完全に倒された。
トリッシュ
声 - ダニエル・バージオ
DMCのヒロインであり、現在はダンテの相棒として活躍する。嘗て魔王ムンドゥスにダンテの母エヴァを模して創造された純粋な悪魔。電撃の力を操る。レディがダンテに魔剣教団の話を持ちかけた際、勝手に魔剣スパーダを持ち出し、教団に潜入する。結果として彼女がスパーダを持ち出した事が今回の事件をややこしくする原因となってしまった。物語終盤にはフォルトゥナの住民の避難に奔走する。
レディ
声 - カリ・ウォールグレン/ローラ・ナポリ
DMC3のヒロインであり、人間でありながら悪魔狩人を営む女性。3での事件を経て、ダンテとは商売仲間兼友人となっている。レディ(お嬢ちゃん)とは、以前本名を名乗らぬ彼女に対しダンテがつけた呼び名であり、後に自ら名乗るようになる。やや金に汚い。実際は悪魔狩りに掛かる多額の費用がその理由。自分では手に負えない仕事があるとダンテに依頼し、その際仲介料として莫大な金額を要求・徴収する。フォルトゥナの件に関しても例外ではなく、小説版では教団の暗部をいち早く察知・調査していた。また物語終盤には悪魔の襲撃を受けながらもフォルトゥナに赴き、トリッシュと共に住民の避難誘導及び悪魔と戦闘を繰り広げるなど、ゲーム本編に比べ大幅に出番が増えている。

武器[編集]

ネロ
名前 能力
近接武器
レッドクイーン
(Red Queen)
通常の細身の刀身を分厚い曲刀に換装した大剣。柄の近くにあるバイクのアクセルのようなバーを捻る事で噴射剤が作動する。無理な強化をした推進剤噴射機構は、時折巨大な火炎を噴き、これが銘の由来となった。これは劇中では一部の攻撃に現れており、攻撃に炎属性が追加された強力な一撃を与える。ちなみに一般剣士用のものはカリバーン、クレドなどが持つ士官用の剣はデュランダルという銘である。並の騎士にはこのを扱うことが出来ず(キリエが運んできた際は両手で引きずるのがやっとだった)、人並外れた腕力と天性の勘を持つネロだからこそ自在に振り回すことができる。
閻魔刀
(Yamato)
かつてバージルが使用していたがDMC3以降行方不明となっていた日本刀。折れた姿で魔剣教団が発見、「地獄門」を開く鍵として利用される。後にネロの腕に吸収され、同時にデビルトリガーが使用可能となる。DTを発動すると背後に魔人の姿が現れ、ネロの攻撃を追撃する形で猛攻を仕掛ける。ショウダウン使用時のみネロ自らが振るう。
遠距離武器
ブルーローズ
(Blue Rose)
既存のを自作改造した六連装大口径リボルバー。片手撃ちで一発の威力はやや高いが連射性能はエボニー&アイボリーに比べて低い。近代兵器である「銃」は魔剣教団では卑しいものとされている為、教団内で銃を使用するのはネロだけである。バレルを無理矢理二つ備えさせてあり、既に原型は留めておらず元となった銃が何であるのかは判別不能。縦に並設されている2本のバレルから数十分の1秒という誤差で種類の異なる二発の弾丸を発射する。先の一発目で敵の体表を大きく傷つけ、同じ箇所に間髪を入れずに着弾する貫通力の高い二発目が敵体内に直接ダメージを与えるという設計思想に基づいており、硬い外装を持つ悪魔に対しても効果的にダメージを与えられる。レッドクイーン同様並の人間では扱うことが出来ない。「有り得ないもの」の代名詞である「青いバラ」の名を持つのは、この銃が「あり得ない」構造のため。ネロ自ら命名し、銃身のレリーフもネロ自ら彫り上げたものである。右手の魔力を銃に込めることでより強力な溜め撃ちが出来る(要スキル取得)。最大三段階までチャージ可能。二段階目では敵を燃焼させ、三段階目では敵に命中した後、時間差で敵が爆発による追加ダメージを受ける。この際攻撃に炎属性がつき、一部の敵に与えるダメージが増加する。
幻影刀 魔人化状態でのみ使用可能な、魔力を具現化させた青色に光る刃。ネロの銃撃と同時に背後の魔人が放つ。バージルの持つ能力「幻影剣」のそれと名称や性能が酷似しているが、ブルーローズのチャージショットで複数の幻影刀を一度に発射出来る以外に特殊な技は存在しない。
ダンテ
名前 能力
近接武器
リベリオン
(Rebellion)
「反逆」の意味を持つ長剣。ダンテの父スパーダの形見。前作DMC3のものとほぼ同性能。
衝撃鋼ギルガメス
(Gilgamesh)
生物と同化しその体の一部を鋼のごとく硬質化させ、籠手具足に形を変える魔界金属。攻撃時に強力な衝撃を放ち、またその威力を蓄積して放つ(溜め攻撃)こともできる。溜めモーション時にはフェイスマスクが装着される。
無尽剣ルシフェル
(Lucifer)
爆発する剣を無尽蔵に作り出せる、金属の翼を付けた髑髏の肩当て。敵に次々と突き刺したり宙に配置でき、付属するバラを投げるモーションで刃を爆発させることもできる。投げたバラにも命中判定がある。小説版では、名のある上級悪魔だったらしい。気位が高く、人に手を貸すような事は無いとされている。ダンテに敗れ、魔具となった経緯が追加されている。
閻魔刀
(Yamato)
地獄門の鍵として使用されていた閻魔刀をダンテが奪回したもの。地獄門を起動させる鍵であると同時に、地獄門を破壊するための剣でもあった。かつてスパーダは閻魔刀で地獄門を封じ込めたとされる。入手することで、ダークスレイヤースタイルの使用が可能になる。しかし、瞬間移動や疾走居合などバージルが使用していた一部の技は使用できず、次元斬も連発できない。3つの武器のように換装装備ではなく、スタイルチェンジと同時に装備される。よって他の武器との組み合わせで使用することができる。
遠距離武器
エボニー&アイボリー
(Ebony&Ivory)
ダンテが自作したお馴染みの二丁拳銃。連射性に優れる初期装備。
コヨーテ・A
(Coyote-A)
最初から所持している対悪魔用に調整された水平二連型散弾銃。小説版では、以前暇を持て余していたダンテがガンショップでショットガンを購入し、それを戯れに対悪魔用に改良したという設定が追加されている。その様子を見て呆れたトリッシュが、インディアンの昔話に登場する気まぐれでいたずら者な「コヨーテ」に喩えたことからダンテがその名を付けた、気まぐれ中の気まぐれで生まれた銃。Aはエース(ace)と読む。
災厄兵器パンドラ
(Pandora)
スーツケースの形の魔界兵器。災いを封じたパンドラの箱のように、数多くの武器に変形し、破壊をまき散らす。所定のコマンド入力を行う事で形態が変化し、ガンスリンガースタイルでのみ使える形態では、災厄ゲージを溜める事で威力が増す。4では7つの変形バリエーションを持ち、原型無視の驚異的な変形を見せる。設定上では666の変形バリエーションがあり、各形態の名称もパンドラの箱から漏れた災厄に由来する。また、パンドラは所有者の記憶がその形に大きく影響するという裏設定があり、ダンテが使用する数々の変形バリエーションの外見には、ベオウルフやネヴァン、ケルベロスなど過去にダンテが戦ってきたボスをモチーフにしているところが見られる。

悪魔[編集]

ベリアル
声 - Larry Leong
魔界でも過酷な炎獄で育った巨大な悪魔。身に纏う灼熱の炎は鎧の役割を果たしており、手にした剣であらゆるものを破壊する。良くも悪くも人間をあまり意識していないようなところがあるが、武人気質を持ち合わせており、挑戦や挑発と思われる行為には敏感で非常に好戦的。かつてはスパーダに憧れを持っていた。ダンテを「逆賊スパーダの息子」と呼び、同胞の仇を討たんとする。ルシフェルとは面識があったらしい。
エキドナ
声 - メアリー・エリザベス・マクグリン
森に住み着く巨大な蛇のような外見をした悪魔。本体は口の中に有り、人間の女性のような姿である。種をばらまき他の悪魔に寄生させ、自らの勢力を繁栄させようとしている。
バエル/ダゴン
声 - カイル・エベール
氷を操る蛙のような悪魔。触角の先にルサルカという少女のような疑似餌がついており、それを使って敵に喰らいつく奇襲攻撃を行う。それまで本体は自らが放った臭気に紛れて身を隠している。多くの兄弟が存在し、またしゃべる時に飛び散る液体は酷い悪臭を放っている。ちなみに両者は住んでいる環境によって疑似餌や体の色が異なる。ただし、性質や弱点に違いは無い。口汚く、短気な性質。
アンジェロアグナス
アグナスが「帰天」した「隻眼の魔剣士」。昆虫のような姿をしている。歪めた空間は擬似魔界に通じており、そこから自身が作り出したグラディウスやカットラスなどの人工悪魔を召喚し攻撃する。
アンジェロクレド
クレドが「帰天」した「隻翼の魔剣士」。天使と猛禽類を掛け合わせたような姿をしている。左手と同化している盾はあらゆる攻撃を通さぬ強度を持ち、高潔な精神を持つクレドの意思を反映したもの。剣や槍を操り正々堂々とした戦いを挑んでくる。
サンクトゥス
「帰天」し、人外の力を得た教皇。バリアを纏い、炎や強力な落雷で攻撃する。帰天した者の中では唯一姿は殆ど変わらず、せいぜい翼が生えたり角が生える程度で外見は教皇そのものである。
教皇が造りだした巨大な悪魔。外見は巨大な石像だが、内部は悪魔の血と肉で出来ている。並みの悪魔なら一瞬で消し去るほどの絶大な力を備えている。その大きさと力故にスパーダの血と、魔剣スパーダの2つが揃って始めて起動・制御することが可能。ただ片方のみでも腕を振り回すなど体の一部を制御することは出来る。その外見はスパーダを元にしていると思われる(魔剣教団における「神」とはスパーダそのものの為)。

主なスタッフ[編集]

主題歌[編集]

関連情報[編集]

  • 2007年3月20日、フルハイビジョン(1080p)画質の「プロモーションムービーA, B」がPLAYSTATION Storeにて配信された[6]
  • 2007年6月22日、フルハイビジョン(1080p)画質の「プロモーションムービーC」がPLAYSTATION Storeにて配信された。
  • 2007年9月19日、PS3用「壁紙・全7種」がPLAYSTATION Storeにて配信された。
  • 2007年10月18日、「2007 TGS TRAILER SHORT VER.」がPLAYSTATION Store、Xbox Liveにて配信された。
  • 2007年11月8日、「2007 TGS TRAILER LONG VER.」がPLAYSTATION Store、Xbox Liveにて配信された。
  • 2008年1月24日、PS3/Xbox360版体験版配信開始。
  • 2008年6月5日、PC版体験版(ベンチマーク機能付き)配布開始。
  • 2008年7月24日、PC版発売。

注釈[編集]

  1. ^ ミリオンセールスタイトル一覧 - カプコン公式サイト
  2. ^ カプコン、プレイステーション 3に参入。スタイリッシュアクション「デビルメイクライ4」 - GAME Watch
  3. ^ カプコン、「デビル メイ クライ 4」マルチプラットフォームで発売決定 プレイステーション 3版、Xbox 360版は同時発売を予定 - GAME Watch
  4. ^ 小説版で示唆する描写があり、後に発売されたデビルメイクライ3・1・4・2グラフィックアーツにバージルの息子であると記述された。
  5. ^ 森橋ビンゴ 『デビルメイクライ4 : Deadly fortune. 2』 発行:角川書店2009年ISBN 978-4-04-419223-5 クレド、グロリア、サンクトゥスの名もミサ曲 ロ短調から採られている。
  6. ^ PS3/Xbox360版のゲーム本編は720p。なおPC版は1920x1200ピクセルまで対応。

外部リンク[編集]