デビルメイクライ3
| ジャンル | スタイリッシュ クレイジーアクション |
|---|---|
| 対応機種 | PlayStation 2 Microsoft Windows(スペシャルエディションのみ) PlayStation 3(HDコレクション) Xbox 360(HDコレクション) |
| 開発元 | カプコン |
| 発売元 | カプコン ソースネクスト(Microsoft Windows版のみ) |
| 人数 | 1人 |
| メディア | DVD-ROM |
| 発売日 | 2005年2月17日 Special Edition: 2006年2月23日 Microsoft Windows: 2006年6月30日 HDコレクション: 2012年3月22日 |
| 価格 | 6980円(税込) |
| 対象年齢 | 15歳以上 |
| 売上本数 | (DMC3SEを含めた場合は192万本) |
| その他 | HDコレクションはデビルメイクライ、デビルメイクライ2と共に収録。 |
『デビルメイクライ3』(Devil may cry3)は、カプコンから2005年2月17日に発売されたPlayStation 2専用のアクションゲームである。後に様々な追加要素を盛り込んだグレードアップバージョン『Devil may cry3 Special Edition』が発売された。
硬派な難易度と、派手に敵を倒す爽快感により人気シリーズとなった『Devil May Cry』、『DEVIL MAY CRY2』の続編であり『Devil May Cry』よりも過去の物語。E3で公開されたプロモーション映像では0から3へと変わるタイトルロゴが表示された。
本項では以下、
- 『デビルメイクライ』=『DMC』
- 『デビルメイクライ2』=『DMC2』
- 『デビルメイクライ3』=『DMC3』
- 『デビルメイクライ3 Special Edition』=『SE』と表記する。
目次 |
概要[編集]
デビルメイクライシリーズ第3作。前作『デビルメイクライ2』が1作目『デビルメイクライ』以上の評価を得られなかったため、様々な不評点を改善して発売されたのがこの『デビルメイクライ3』である。プロデューサーは、前作に引き続き田中剛、ディレクターに伊津野英昭。音楽は柴田徹也が担当。アシスタントとして、長谷川憲人も担当。
全世界累計販売本数は130万本。
また、スペシャルエディションをHD画質にリマスター及びトロフィー・実績機能に対応したHD移植版が2012年3月22日にPlayStation 3とXbox 360で発売された。
ゲームシステム[編集]
基本はオーソドックスな3Dアクションで、プレイヤーはダンテを操作し、剣や遠距離武器を駆使し、与えられたミッションをクリアしてストーリーを進めて行く。
- クレイジーコンボ
一部の技の使用中に攻撃ボタンを連打するとダンテが一瞬輝き、強力な技に移行する。
- フリーライド
ダウンした敵に飛び乗るとスケボーのように滑る事が出来る。
- ポールダンス
棒を用い、ポールダンスで敵に蹴りを入れる。
スタイリッシュランク[編集]
このゲームのポイントはいかに「スタイリッシュに」敵を倒していくかにある。敵との戦闘になると、画面右上にスタイリッシュランク、ランクの下にゲージが表示される。これはダンテをどれだけスタイリッシュに戦わせているかをあらわしたものであり、間をおかず攻撃し、様々な技を叩き込んでいく、攻撃を直前で避ける等の「スタイリッシュな行動」を行うことでランクの下のゲージが上がっていき、ゲージがMAXになるとランクが一つ上がる。ランクは低いほうからD,C,B,A,S,SS,SSSの7段階ある。
- D...Dope! / ばか者、まぬけな
- C...Crazy! / 狂った、いかれた
- B...Blast! / ぶっ飛んだ、爆発
- A...Alright! / 申し分ない、結構な
- S...Sweet! / 最高の、いかした
- SS...Show time! / ショータイムだ!
- SSS...Stylish! / スタイリッシュ!!
高いスタイリッシュランクで敵を倒すほどレッドオーブと言うアイテムが多く手にはいり、これにより武器の強化やダンテの強化、技の習得を行う。 左スティックやロックオンボタン、スタイルアクションによって様々な攻撃が出せ、攻撃方法によってスタイリッシュランクの上がり方も違う。
また、下記に示すようにダンテはスタイリッシュランクごとに挑発の台詞が変わる。
なお、上半身が裸のコスチュームと、デビル1コートなしコスチュームの使用時と、それ以外のコスチュームとで、一部、違う台詞を喋る。
D~C...C'mon wimp. / 来な、ノロマ野郎。
B~A...Come and get me. / 捕まえてみな。
S~SS...You scared? / お前ら、ビビッてんのか?
SSS...Crazy?Huh!! / イカレてるって?ハッ!!
SSSレア...Sweet!!Baby!!! / 最高だぜ、ベイビー!!
・上半身が裸、デビル1コート無しコスチューム時
S~SS...Hey!Do your job! / お前ら、やる気あるのか?
SSS...Let's start the party!! / パーティを始めようぜ!
なお、プレイアブルキャラとしてのバージルは、装備中の武器によって挑発の台詞が異なる。
【閻魔刀】
You shall die. / 消してやろう。
【ベオウルフ&フォースエッジ】
Humph, how boring. / 退屈だ。
...C'mon. / …来い。
デビルトリガー[編集]
デビルトリガー (Devil Triggar)、悪魔の引き金。以下ではDTと表記する。DTゲージが3つ以上溜まっている状態でDTを引くことで魔人化できる。ゲージは時間と共に減少していき、攻撃を当てるか食らうかする度に少し回復する。魔人化すると各種能力が上昇し、体力も徐々に回復、ダウン攻撃以外で仰け反らなくなる。なお今回のダンテ、及びバージルの魔人化したときのキャラデザインは女神転生のキャラデザイナーで有名な金子一馬。
敵のバージルは、幻影剣使用時や魔人化時、ドーム状の力場を纏ってこちらの攻撃を無力化する。そしてダンテとの最終戦においては、通常より強力な通称「超魔人化(暴走魔人化)」を使用し、ほぼ全ての攻撃でダウンしないスーパーアーマー状態で嵐のような攻撃を仕掛けてくる。
- トリガーバースト
- 今作ではDTゲージが4つ以上ある状態でDTボタンを押しっぱなしにすると、三つ目以降のゲージが赤くなり、離すことで変色した分のDTゲージを消費し、魔人化するとともに周囲に大ダメージを与えることが出来る。
- フィアー値
- 敵に設定されている内部パラメータ。ゲーム中に直接確認することは出来ない。ダンテが敵を倒すごとに増していき一定以上になると、敵が恐れ攻撃頻度が下がる、もしくは逆上して攻撃頻度が上がる。最高難易度では一定以上たまると敵がDTを発動する。フィアー値が加算される敵は、加算条件(敵撃破)を満たした時にマップ上に居る敵のみで、あとから出現した敵には適用されない。尚、フィアー値が設定されている敵はザコ敵とヘル=バンガードのみで、ボスキャラはDTを発動しない。またバージルの場合は任意であり、戦闘中はザコ敵が出現しない為、フィアー値の上昇によってDTを発動する事はない。
難易度[編集]
『DMC3』には5種類、『SE』には6種類の難易度がある。
- EASY(イージー)
- 初心者向けの難易度で最初から選択可能。様々な点でプレイヤーが有利になるように設定されている。この難易度のみ選択可能なAUTOMATICを有効にすれば△ボタンを連打するだけで自動的に様々な剣攻撃を繰り出す。ダンテはエボニー&アイボリーを装備中、□ボタンを一度押すと数発の弾が発射されるため、それほどボタンを連打しなくても銃が連射できる。バージルは近接攻撃を出すだけで幻影剣が発射される。クリアすると上半身裸のダンテが、バージルモードではコートを脱いだバージルが使用可能になる。
- NORMAL(ノーマル)
- 通常難易度。これをクリアすると、『DMC』のダンテのコスチュームが出現しHARDがプレイ可能になる。EASYをクリアしていないなら、同時に上半身裸のダンテが使用可能になる。EASYをクリアしていないならバージルモードではコートを脱いだバージルが使用可能。
- HARD(ハード)
- NORMALをクリアすると出現。これをクリアすると、コートを羽織っていない『DMC1』のダンテと、魔剣士スパーダ(モーションや技等はダンテと同一)が使用可能になり、通常版なら「DANTE MUST DIE」モード、『SE』ならば同時に「VERY HARD」モードがプレイ可能になる。バージルモードでは、闇に落ちたバージルが使用可能になる。なお、バージルがこの姿で魔人化すると、『DMC』のボス「ネロ・アンジェロ」の姿になり、武器や攻撃モーションもネロ・アンジェロと同一のものになる。
- VERY HARD(ベリーハード)
- 『SE』にて追加された難易度。基本的に敵の攻撃力や敵の配置等は後述の「DANTE MUST DIE」と同じだが、敵がデビルトリガーを発動しない。
- これをクリアすると、DTゲージが減少しないスーパーダンテが使用可能になり、バージルモードでは、同じくスーパーバージルが使用可能になる。
- Dante Must Die(ダンテ マスト ダイ)
- 最高難易度。とにかく敵の攻撃力が高く、なおかつ敵もデビルトリガーを発動するため一筋縄ではクリアできない。また、この難易度のみバージルが幻影剣を使用してくる。
- これをクリアすると、通常版ではスーパーダンテが、SEでは新たにスーパースパーダが使用可能になる。バージルモードではDTが減らない闇に落ちたバージルが使用可能になる。
- Heaven or Hell(ヘヴン オア ヘル)
- DMDクリア時に出現する特殊な難易度。敵がどの攻撃でも一撃で倒せるかわりに、プレイヤー自身も一撃で倒されてしまうスリリングな難易度となっている。
スタイル[編集]
今作には「スタイル」と呼ばれる新システムが導入され、○ボタンと左スティックの組み合わせで様々なスタイル固有のアクション「スタイルアクション」が発動する。スタイルには敵を倒して経験値を手にいれ成長する「成長型スタイル」と、DTゲージを消費して特殊効果が発動する「消費型スタイル」の2種類がある。ミッション開始前と、各ステージ内にある時空神像前でスタイルの切り替えが可能。また、成長型スタイルは続編の「4」でも使えるが、一部仕様が異なっている。
以下に、スタイルの種類と特徴を記す。
成長型スタイル[編集]
ダンテ
- トリックスター(Trickster)
- 移動力に特化したスタイル。敵の近くに瞬間移動するエアトリックやウォールハイク(壁走り)等の動きで敵を翻弄する。回避率が格段に上昇するので、初心者にオススメのスタイルだが、完全に使いこなすためには高度なテクニックが必要となる。使い方によっては吹き飛ばした敵にダッシュで近づき追い討ちをかけると言った事もできる。レベルが上がるにしたがってトリッキーなアクションが増えていき、汎用スキルであるエアハイク(2段ジャンプ)や空中でのエネミーステップ(敵を踏み台にしてジャンプ)などと組み合わせると、驚異的な動きが可能となる。また、ジャンプを含めて各種アクションの出始めには無敵時間が存在する。
- ソードマスター(Swordmaster)
- 近接攻撃(剣)に特化したスタイル。近接武器それぞれに固有のスタイルアクションが用意され、レベルが上がるごとに技も増えていく。DMC3の中で最も技の種類が多いスタイル。戦闘における手段と選択肢が増加するため、シンプルながらも非常に強力で扱いやすい。様々な攻撃を組み合わせコンボをつなげていくのがこのスタイルの醍醐味で、コンボの評価点を稼ぎやすいため、スタイリッシュランクを上げるには最適のスタイル。レベルが上がるにしたがって、隙は多少あるものの遠距離に対応した技も追加されていく。
- ガンスリンガー(Gunslinger)
- 遠距離攻撃(銃)に特化したスタイル。銃器それぞれに固有のスタイルアクションが用意され、レベルが上がるごとに技も増えていく。DMC3の中では2番目に技の多いスタイル。総じて攻撃範囲が広くなり、銃を回転させながら乱射したり跳弾を操ったりと、同時に複数の相手をすることが出来るようになる。ソードマスターが敵への直接攻撃に秀でているスタイルなのに対し、ガンスリンガーは全体への対応力が強化されていると言える。レベルが上がるにしたがって近接戦闘をカバーする技が追加されていくため、使いこなせば殆ど剣を使わずにクリアすることも可能。
- ロイヤルガード(Royalguard)
- 防御とカウンターに特化したスタイル。敵の攻撃をガードしてダメージを軽減しエネルギーを溜める「ブロック&チャージ」と、溜めたエネルギーを放出し敵を攻撃する「リリース」が基本のスタイル。レベルが上がると空中でも前述の技が使用可能になる。また、敵の攻撃を受けるタイミングにジャストで合わせると発動する「ジャストブロック」「ジャストリリース」が真骨頂で、前者はボス敵の特定攻撃など通常ではブロックできないものも含め、あらゆる攻撃をダメージ0で防ぐ事が出来、後者はエネルギー値が低くとも非常に高いダメージを敵に与える。最大までエネルギーを溜めた際のジャストリリースは、本作の技の中で最高の威力を誇り、ベオウルフと魔人化を組み合わせた際の破壊力は計り知れない。しかしタイミングが極めてシビアであり、慣れが必要な上級者向けのスタイルと言える。
バージル
- ダークスレイヤー(Darkslayer)
- 敵の前方・上方・下方(地上だと後方)へ瞬時に移動し一気に間合いを詰める事ができる。移動・回避にも役立ち、遠距離攻撃の乏しいバージルの弱点をカバーする、攻撃に傾倒したトリックスターといえる。
- 瞬間移動はダンテのエアトリックと同じく距離制限があり、制限以上の遠距離にいる敵への瞬間移動はできない(到達できないだけで、その方向への移動そのものは行う)。ただし接近に限定されるダンテのエアトリックと違い、一気に敵との距離を調整できるため使い勝手の良さは増している。
- バージルはこれ以外のスタイルを持たず、スタイルレベルが上がることで時空神像で強化できる技が増える。
消費型スタイル[編集]
- クイックシルバー(Quicksilver)
- ゲリュオンを倒すとこの力が手に入る。
- 時の流れを操るスタイルで、使えるスタイルアクションは「タイムラグ」の一種類のみ。自身を除く全てがスローモーションになり、画面全体が白系の色に染まる。また、「タイムラグ」発動直後には無敵時間が存在する。一方的に攻撃を連発できる反則的なスタイルではあるものの、DTゲージを大幅に消費するため、ゲージがフルでも発動を続ければ10秒程度しか持続しない。発動中にも魔人化は可能だがDTゲージがさらに速く減る。狂った永久機関所持時は使用できない。
- ドッペルゲンガー(Doppelganger)
- 文字通りドッペルゲンガーを倒すとこの力が使えるようになる。
- 自分の影を操れるスタイル。使えるスタイルアクションは「アフターイメージ」のみ。これはダンテの分身を作りだし、2人で共闘するというもの、分身はダンテの行動(押したボタン)と同じ動作を取る。発動時に装備していた武器のままで分身が形成されるため、発動後に装備を変更する事で全く違う攻撃を同時に行える。単純にダメージが2倍化するので、コツをつかむと非常に強力。
- L1ボタンを1回押すと1テンポ、2回押すと2テンポ遅れて分身が動き出すようになる。3回押すと元に戻る。また2P側コントローラーを使って分身を操作することも出来る。やはり10秒程度しか効果が持続しないため、時と場合を考えて発動する必要がある。
- 「タイムラグ」とは異なり発動中は強制的に魔人化する。狂った永久機関所持時は使用できない。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
ストーリー[編集]
公式サイトを参照。
登場キャラクター[編集]
- ダンテ(DANTE)
- 声 - ルーベン・ラングダン
- 主人公。悪魔(スパーダ)と人間の間に生まれた。母親の形見である銀のアミュレットを持っている。
- 前作の1と2、後の4と比べて、刹那主義者で快楽主義者なところがあり、若さのためか口数が多く、ボスキャラ相手にも挑発的な軽口を飛ばし、冗談めかした言い回しを多用し、自分よりお喋りな人間は好まない。いつもふざけた調子を崩さないが、悪を憎む心と信念を貫き通す力は失っていない。父の持つ正義の心と母の優しさを受け継いでいる。食事は大抵デリバリーの、彼の好物であるピザ(ただしオリーブ抜き)漫画版ではトマトジュースも好んでいた。ハードロックを好み、事務所にはジュークボックスがある。多数の楽器も存在し、演奏も可能らしい。父の形見の剣の一つ「リベリオン」と2丁拳銃「エボニー&アイボリー」を駆使して悪魔を蹴散らす。またあらゆる銃器、魔具を使いこなすスキルも持ち合わせている。
- 最初の時点では、自らの持つ力をどう扱うか持て余している部分があり、バージルと戦う理由も「気に食わない」という表現を用いていた。しかし、バージルとの戦い、レディとの出会いを重ね、少しずつ自分にとって何が大切なのかを理解していく。
- 戦闘では5つずつの近距離武器・遠距離武器のうち2つずつと6つのスタイルのうち1つを用いて戦う。バージルに比べるとバランスが取れた構成となっている。
- バージル(VERGIL)
- 声 - ダン・サウスワース
- ダンテの双子の兄。母親の形見である金のアミュレットを持っている。ダンテと同じく人間と悪魔の血を引いているが、人間としてではなく悪魔として生きる道を選んだ。性格は寡黙で冷徹非情、必要とあれば命を奪うことにためらいはない冷徹な合理主義者。幼き頃、母を悪魔によって殺され、幼かったダンテを守ることが出来なかったことをきっかけに、力こそが全てと信じ、父スパーダのごとき純然たる力を追い求め始める。魔界への扉を開く目的のためにテメンニグルを起動させる。行方をくらませていたが、扉を開けるためには2つのアミュレットが必要だと知り、ダンテと一年ぶりに接触する。ダンテとの見解の違いから、兄弟で相まみえることとなる。父の形見の剣の一つ「閻魔刀」を携えている。戦闘において銃器を一切使用しないことを、自らの美学としている。
- SEでは、一度ダンテでゲームをクリアするか、もしくは通常版DMC3のクリアデータを読み込む事でプレイヤーキャラクターとして選択する事が出来る。
- 戦闘では3つの近距離武器と遠距離攻撃魔術「幻影剣」、ダークスレイヤースタイルで戦う。3つの近距離武器を同時に使え、幻影剣を混ぜることで爆発的な攻撃力を発揮できるが、エアハイクが使えないのが最大の欠点。また、フリーライド、ポールダンスは使えず、クレイジーコンボも存在しない。
- レディ(LADY)
- 声 - カリ・ウォールグレン
- ヒロイン。人間の女性でありながらデビルハンターを生業としている。オッドアイを受け継ぐアーカムの娘。母を通して、スパーダに協力した巫女の血を引く。本名はメアリ(ミドルネームは母と同じく「アン」)。「レディ(お嬢さん)」とは、初対面で名乗らなかった彼女にダンテがつけた呼び名だが、のちに彼女自身が名乗るようになった。
- 悪魔の力の魅力に取り憑かれた父アーカムによって母カリーナを殺され、自分の手で始末をつけるためにアーカムを追っている。悪魔になるために母を生贄にした父と、父を変貌させた「悪魔」そのものをすべて滅ぼす決意を持つ。最初はダンテもその例外ではなかったが、最終的に和解。後にダンテとバージルに敗れ瀕死の重傷を負った父と再会し、止めを刺したものの涙を流している自分に気付く。
- カリーナ=アンをはじめ、多数の近代兵器を巧みに駆使して戦う。ダンテとの作中のやりとりから、彼女がきっかけでダンテがかつてのスパーダと同じ志を持ったと考えられる。1より後の話であるアニメでは、ダンテとはデビルハンターの仲間として友人のような付き合いをしている模様。ただ大金をダンテに貸しており、彼が仕事を終えると報酬の大半を取り立てる。
- アーカム(ARKHAM)
- 声 - アダム・クラーク
- バージルに協力する謎のオッドアイの男。悪魔の力を持つ書物を手にし魔道の探求の末、悪魔の力を使えるようになる。その際には悪魔になるために実の妻を生贄にした。嫉妬を司る巨魔「リヴァイアサン」が飛び交う、かつてスパーダの力によって封印された巨塔テメンニグルにてダンテやバージル、自分の娘さえも利用して魔界を開放し、スパーダの絶大な魔力を手に入れ、地上と魔界を支配する神になろうとたくらむ。
- だが、力を扱いきれずスライムのような姿になり、ダンテとバージルに敗れ、最期は自分の娘により命を絶たれる。開発当初は「ハイネ」という名前が付けられていたが、米国ではスラングで「お尻」という風に聞こえてしまう事から、現在のアーカムへと変更された。
- ジェスター(JESTER)
- ピエロのような男で、その正体は変装したアーカム。ギガピード戦後に開かなくなった扉の開き方を、馬鹿にした態度でダンテに教え、その後も度々塔の奥深くへと続く道を教えに現れる。ジェスターとは「道化師」(正確には「雇われ道化師」)という意味。開発期には「ジョーカー」という名称が用意されていたが、『バットマン』関連の著作権に抵触することを懸念して改称された。SEではボスとして一度は戦わなければならない。
悪魔[編集]
塔内部の各所に魔界と共に封じ込められた強力な悪魔達。
- ケルベロス
- テメンニグルの玄関で待ち構える三つの首を持つ狼姿の氷を操る巨大な悪魔。試験官のような役割を持ち、門に近づく者は容赦なく襲うが、その力を認めた者に対しては敬意を表し、自らの力を与えるという一面を持つ。初対面でダンテにいきなり「ワンちゃん」呼ばわりされ激怒。戦闘の後、ダンテが先に進むに相応しい力を持つと判断し、武器に姿を変えその力を託した。
- アグニ&ルドラ
- 双子の兄弟刀で、テメンニグル頂上へむかう回廊の門番としてダンテを阻む。アグニは炎、ルドラは風の力を操る。巨大な体をした首無しの鬼のような姿だが、本体は刀そのもので肉体は傀儡。石突の部分に頭があり、会話も可能。自らを活かせる使い手を求めており、傀儡を倒したダンテに自分達を使って欲しいと頼む。本人達は真面目なつもりだろうが、会話が掛け合い漫才のようになってしまい、それにうんざりしたダンテは用いる条件としてしゃべらないことを約束させたが、技によってはかけ声を発する場合もある。
- ネヴァン
- 声 - メアリー・エリザベス・マクグリン
- 妖艶な裸婦の風貌を持ち、電撃と蝙蝠を操る悪魔。かつてテメンニグルもろともスパーダに封印された。スパーダのことは「ハンサムな悪魔」と評し、かつて因果関係があった事をほのめかしている。テメンニグルに封じられる前は多くの男たちの精を奪ってきたとされる。ダンテを誘い命を奪おうとするが、戦いの後にその力を認め、武器に姿を変えて同行する。
- 戦闘時には大量の蝙蝠をドレスの様に纏っており、これを攻撃で剥がさなければ直接ダメージを与えられない。特定の条件下で蝙蝠を剥がしきると、通常の無防備状態とは違いその場に倒れこむ。
- 蝙蝠を操る美女、またその名の由来など、同社の格闘ゲーム『ヴァンパイア』シリーズのキャラクター・モリガンを意識して創られたキャラクターである。
- ベオウルフ
- 二千年前スパーダと戦い左目を失い、以降テメンニグル内に幽閉された悪魔。復讐の機会を待ち続けたベオウルフは、やってきたダンテに「スパーダの血族」の匂いを感じて襲いかかるも引き分け、今度は右目まで失い、退却する。間も無く、匂いを頼りに「スパーダの血族」を捜し出し再び襲うが、それはダンテの双子の兄バージルで、瞬速のもと頭を断ち割られてしまう。この際、倒されたベオウルフの力としてバージルが手に入れたのが籠手と具足で、二度目の兄弟戦で紛失したものをダンテが手に入れた。
- 他の、倒すと武器やスタイルになる敵ボス悪魔達は生存していると言えるのに対し、ベオウルフは相手を認めて協力するわけでもなく、本当に殺害されて力(魂)を奪われてしまった唯一の悪魔である。
- ゲリュオン
- テメンニグル内部の橋に出現する馬車を引いた巨大な馬の姿をした悪魔。戦闘開始直後は橋の上でダンテに襲い掛かるが、一定時間が経過するかある程度ゲリュオンにダメージを与えると橋が崩落、コロシアムに移動して再戦となる。馬車に満載した爆発する矢を飛ばしたり、馬車本体を振り回すなどの攻撃を行う。ある程度ゲリュオンにダメージを与えると、黒い球体を放ち、ダンテがこれに触れるとダンテの速度が一定時間極端に低下する。
- 倒すと消費型スタイルのクイックシルバーを入手する。
- ドッペルゲンガー
- 魔界に向かおうとするダンテの前に立ちはだかる影の悪魔。向かい合った者の姿形をそのままコピーするような能力を持ち、悪魔化したダンテをそのまま黒くしたような風貌をしている。周囲の壁に設置されたライトを開放することで魔力が剥がれ、ダメージを与えることができる。
- 倒すと消費型スタイルのドッペルゲンガーを入手する。
武器[編集]
| 名前 | 能力 |
|---|---|
| 近接武器 | |
| リベリオン (Rebellion) |
初期装備の大剣。「反逆」の名を持ち、以降ダンテ愛用の剣として登場するスパーダの形見の一つ。魔の属性(無属性)を持ち、攻撃力・攻撃範囲共に平均レベル。1のダンテ・スパーダのコスチュームの時はグラフィックがフォースエッジに変わる。DT発動時は全体的に少しステータスが上がる。 |
| ケルベロス (Cerberus) |
氷属性のヌンチャク。射程が短く威力も低いが、連続攻撃に特化している。DT発動時は移動速度が最も速く、遠距離武器の連射速度も向上する。エアハイクは使えない。 |
| アグニ&ルドラ (Agni&Rudra) |
2組1対のノコギリ刃型半月刀で、アグニは炎、ルドラは風の属性を持つ。通常は双剣だが、柄頭を接続して薙刀状にする事も可能。DT発動時は、総合的にステータスが上昇する。 |
| ネヴァン (Nevan) |
雷属性の大鎌のような刃を持つエレキギター。「チューンアップ」という独自の動作で攻撃(演奏)態勢に入り、電撃を纏った蝙蝠を飛ばすなどの攻撃を行う(チューンアップ自体にも攻撃判定がある)。攻撃は回数が多く広範囲で、スタイリッシュランクを上げやすい。DT発動時は体力回復速度が最も速い。エアハイクは使えない。 |
| ベオウルフ (Beowulf) |
光属性の籠手と具足。リーチが最も短く基本的に自身の正面にしか攻撃できないが、技の攻撃力が総じて高い。DT発動時は防御力と攻撃力の上昇値が全武器中で最も高く、ハイパーアーマーが崩されるまでの耐久度も随一。近接武器で初期装備のリベリオンを除いて唯一ボスを倒すのではなく拾って入手する。 |
| 遠距離武器 | |
| エボニー&アイボリー (Ebony&Ivory) |
ダンテ愛用の2丁の大型拳銃。連射可能。 |
| ショットガン (Shotgun) |
シリーズお馴染みの猟銃。至近距離では相手を吹き飛ばすほどの威力を誇るが、距離が開くと極端に威力が落ちてしまう。 |
| アルテミス (Artemis) |
塔内に封印されていた、魔力の矢を大量に放出する魔界の銃。タメ撃ちする事で複数の敵を同時または一体を集中攻撃できる。 |
| スパイラル (Spiral) |
連射は出来ないが、長射程と高い貫通力を持つ対戦車ライフル。空中では撃てない。 |
| カリーナ=アン (Kalina Ann) |
レディの母親の名を冠するフックショット付きのロケットランチャー。連射はできず射程距離も短いが、高い攻撃力と攻撃範囲を持つ。その他、敵を引き寄せるフックショット(グラップル)、後部からのマイクロミサイル(ヒステリック)など、多機能な重火器である。空中では撃てない。 |
| 名前 | 能力 |
|---|---|
| 近接武器 | |
| 閻魔刀 (Yamato) |
父スパーダの形見でもあるバージル愛用の闇属性の日本刀。「人と魔を分かつ」とも、「闇を切り裂き食らい尽くす」とも言われている刀。攻撃後の隙は大きいが、DTゲージが溜まり易いという特性を持つ。なお、この武器を使う全ての攻撃後の納刀モーションを最後まで終わらせると、DTゲージとコンボランクゲージが回復する。 |
| ベオウルフ (Beowulf) |
ダンテのものと同名だがバージルはほぼ脚技を使用し、溜め攻撃を一切することが出来ない代わりに攻撃速度が速い。ダンテと異なりエアハイクは使えず、バージルは他の武器でもエアハイクが使えない。 |
| フォースエッジ (Force Edge) |
スパーダが残した魔属性の剣で、今作では真の力はまだ出していない。技はダンテのリベリオンに近く、連続攻撃に優れている。この武器での攻撃は閻魔刀との二刀流になる。 |
| 遠距離武器 | |
| 幻影剣 | バージルの周囲を浮遊する、魔力で生成された浅葱色の飛剣。ダンテの遠距離武器と異なり、攻撃モーションがなく近接武器での攻撃中に使用可能で、自らの周りに展開したりまとめて射出したりと言った多彩な攻撃も可能。 |
Special Edition[編集]
今作は発売後に様々な意見が開発部に寄せられ、それを元に『DMC3』に様々な要素を追加したグレードアップバージョンである。『SE』でも前作『DMC3』の要素は全てプレイ可能。後に一部の音楽を収録したCDがセットになったザ・ベスト版が発売された。DMCシリーズ初のPC移植版でもある。PC版限定ではあるものの、シリーズで初めてカプコン以外のメーカーで発売された作品でもある。敵の配置が変更されたり新しいボスが追加されたりしているにも拘らず、HD版発売後もSEの攻略本は発売されていない。
SEでの主な追加・変更点[編集]
- 新たにダンテの兄、バージルを使ってダンテのミッションを攻略する「バージルモード」が追加。ムービーはオープニングの2つのみ(新規に追加されたもの)で、本編中のムービーはカットされている。
- 『DMC2』で好評だった「ブラッディパレスモード」追加。
- 新ボス「ジェスター」を追加。
- 難易度に海外版で搭載されていた「Very Hardモード」を追加。このモードは敵がデビルトリガーを使わないマストダイモードである。
- 海外版に搭載されているゴールドオーブを『DMC』のイエローオーブと同じ扱いとなった「インターナショナルモード」を追加。インターナショナルはコンティニュー時にイエローオーブを一つ消費する。
- ストーリーでのデモを見ることが出来る「デモダイジェスト」追加。
- バトルを1.2倍に高速化する「ターボモード」が追加された。
- 韓国語字幕が削除された。HD版ではフランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語が字幕に加わったが、韓国語は削除されたままである。
- 前作『DMC3』のクリアデータ読み込み可能。
- 敵キャラクター“デュラハン”のモーション変更。
- 敵配置の部分変更。
- HD版ではタイトル画面ですべての隠し要素を出現させるコマンドを入力後はセーブとロードができなくなり、電源を切るまで有効という仕様になった。
外部リンク[編集]
いずれもカプコン公式サイト。
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