デノミネーション

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デノミネーション (denomination) とは、通貨単位を表わす言葉である。日本語においては、それを切り下げる、もしくは切り上げることとして使われることもある。国内のすべての資産負債に対して行われる。インフレーションなどにより金額表示が大きくなると経済活動に支障をきたすので、その解決のために行われる。国の負債が増えることにより、海外に対する通貨価値が下がったりした場合にも行われる。デノミと省略されることが多い。

目次

[編集] 言葉の用法

英語の“denomination (デノミネーション)”とは、「通貨の単位」のことであり、「切り下げ」や「切り上げ」といった意味は持たない。日本語において誤って使われる場合の「デノミ」に相当する英語としては、“redenomination (リデノミネーション)”、あるいは“change of denomination (日本語 : 通貨単位の変更)”などが挙げられる。なおデノミという略称は、英語の“denomination”、あるいはロシア語の“деноминация”に基づくとされる。

[編集] 方法

たとえば1,000円の単位を \tfrac{1}{100} に切り下げると新10円になる。具体的には新しい通貨を発行したり、現行通貨の数字を書き換えたりする。\tfrac{1}{10}\tfrac{1}{100}\tfrac{1}{1000} の単位で切り下げることが多い(ただし、ニュージーランドザンビアでは通貨単位を2倍にしたことがある)。1980年代にブラジルボリビアなどの南米諸国でデノミがしばしば行われて問題になった。

1994年1月1日ユーゴスラビア・ディナールは10億分の1のデノミを行った。デノミ直前には5000億ディナール紙幣という大きな数字の紙幣が発行されていた。

2005年1月1日トルコ新トルコリラを発行し、事実上の100万分の1のデノミを行った。2000万トルコリラ紙幣 (当時は約1,500円に相当) は20新トルコ・リラになった。

2005年7月1日ルーマニアは1万分の1のデノミを行った。旧10000レイ(ROL)は新1レウ(RON)になった。

2008年8月1日ジンバブエは100億分の1のデノミを行った。100億ジンバブエ・ドル(当時は約2円に相当)は1新ジンバブエ・ドルになった。戦争状態にない国家でこれほどのデノミが行われるのは世界でも類を見ない。

2009年2月2日、ジンバブエは1兆分の1のデノミを行った。ほぼ半年で再度実施するのは他の国では見られない。

[編集] 日本におけるデノミネーション

1ドル=100円前後のときにデノミを行い1ドル=1円前後にする、といったデノミにまつわる提案が出る場合がある。ジャーナリストの木村太郎は、1990年代後半には、出演していた「ニュースJAPAN」においてデノミ実施を主張していたが、近年はその事には言及していない。ほとんどの専門家は、通貨単位変更に伴う膨大な費用や社会的な混乱をもたらす恐れを考えると荒唐無稽であると評している。

[編集] 関連項目

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