デスポーズ

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デスポーズを示すゴルゴサウルスの骨格。

デスポーズとは、恐竜鳥類化石の骨格が示す特徴的なポーズのことである。

恐竜や鳥類の骨格が連結した状態で見つかる場合、上体を仰け反らせ、尾を伸ばし、口を広く開けた状態で見つかることが多い。この姿勢は俗にデスポーズと呼ばれている。なぜ恐竜たちがこのような姿勢をとったのか、学術的な議論の対象になっている。従来、恐竜が死亡したあとに頸部の背中側にある靭帯が乾燥・収縮することでこのような姿勢になる[1]とか、死体が押し流された際にたまたま水の流れでこうなったに過ぎない[2] などという解釈がなされてきた。

しかし近年、Faux and Padian (2007)は、この姿勢は恐竜が死亡する際に生じた死後硬直の一種、弓なり緊張 (en:opisthotonus)によるものであり、二次的な要因で生じたものではないとした[3]。彼らは、水流が時代も場所も大きく異なる多数の死体をデスポーズの形に配列させたとか、水流が体と手足をバラバラの方向へ配列させたなどという、水流によるデスポーズ形成説は説明不可能であると否定し、靭帯の乾燥・収縮によるデスポーズの形成もありえないと否定した。

デスポーズをしめす骨格の例[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ http://www.amnh.org/exhibitions/dinosaurs/sauropod/deathpose.php
  2. ^ http://sciencereview.berkeley.edu/articles.php?issue=14&article=features03_fossils
  3. ^ Padian K & Faux M (2007), "The opisthotonic posture of vertebrate skeletons: post-mortem contraction or deathe throes?", Paleobiology 33(2): p. 201-226.