ディン・トーマス

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ディン・トーマス
基本情報
本名 ディン・イェロ・トーマス
(Din Yero Thomas)
通称 ディンイェロ (Dinyero)
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1976-09-28) 1976年9月28日(47歳)
出身地 デラウェア州ウィルミントン
所属 インターナル・パワー
アメリカン・トップチーム
身長 177cm
体重 70kg
リーチ 191cm
階級 ライト級
フェザー級
バックボーン ブラジリアン柔術ボクシング
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ディン・トーマスDin Thomas1976年9月28日 - )は、アメリカ合衆国男性総合格闘家デラウェア州ウィルミントン出身。アメリカン・トップチーム所属。元ISCF世界ライト級王者。

J.Z.カルバンのニックネーム「JZ」の名付け親[1]

来歴[編集]

友人のポール・ロドリゲスと共に、バート・ベイルの下でサブミッションレスリングを学んだ。

1998年10月28日、プロ総合格闘技デビュー。

1999年9月5日、初参戦となった修斗宇野薫と対戦し、スリーパーホールドで一本負け。

2000年3月17日、修斗で三島☆ド根性ノ助と対戦し、頭部カットによるTKO勝ち。

2000年8月26日、WEFで行われたISCF世界ライト級王座決定戦でジェンス・パルヴァーと対戦し、ヒールホールドで一本勝ちを収め王座獲得に成功した[2]

2001年6月29日、UFC初参戦となったUFC 32BJ・ペンと対戦し、パウンドでTKO負け。

2002年9月27日、UFC 39の世界ライト級王座決定トーナメント1回戦で宇野薫と再戦し、判定負け。

2003年12月31日、INOKI BOM-BA-YE 2003アマール・スロエフと対戦し、パウンドでTKO負け。

2005年9月3日、DEEP初参戦となったDEEP 20th IMPACTでタイロン・グローバーと対戦し、判定負け。

2006年リアリティ番組The Ultimate Fighter 4」に参加。1回戦でマイキー・バーネットに勝利したものの、準決勝でクリス・ライトルに敗れた。11月11日のフィナーレではリッチ・クレメンティと対戦し、チョークスリーパーで一本勝ち。

2007年5月26日、UFC 71ジェレミー・スティーブンスと対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。サブミッション・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2014年1月2日、引退を表明。引退後はローランド・デルガドと共に「MMAスカウティングレポート」の会社を設立した。顧客にはロビー・ローラーなどがいるという[3]

戦績[編集]

総合格闘技 戦績
36 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
26 7 15 4 0 0 1
9 2 2 5 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× ジョージ・カラカニヤン 5分3R終了 判定0-3 Legacy Fighting Championship 19 2013年4月12日
コーディ・ボリンジャー 1R 2:09 ノーコンテスト Pure MMA 2: Next Episode 2012年5月12日
ダスティン・ペイグ 2R 4:14 TKO(ドクターストップ) WEF: Brasco vs. Whitese 2010年1月8日
ゲイブ・レムリー 1R 4:13 TKO(膝蹴り) SRP: March Badness 2009年3月21日
ダスティン・ピアーキン 1R 2:58 三角絞め HP: The Patriot Act 2009年2月7日
× ジョシュ・ニアー 5分3R終了 判定0-3 UFC Fight Night: Florian vs. Lauzon 2008年4月2日
× ケニー・フロリアン 1R 4:31 チョークスリーパー UFC Fight Night: Thomas vs. Florian 2007年9月19日
ジェレミー・スティーブンス 2R 2:14 腕ひしぎ十字固め UFC 71: Liddell vs. Jackson 2007年5月26日
クレイ・グイダ 5分3R終了 判定3-0 UFC Fight Night: Evans vs. Salmon 2007年1月25日
リッチ・クレメンティ 2R 3:11 チョークスリーパー The Ultimate Fighter 4 Finale 2006年11月11日
× ルシアノ・アゼベド 5分3R終了 判定0-3 WCFC: No Guts No Glory 2006年3月4日
ドゥエイン・シェルトン 1R 腕ひしぎ十字固め Battleline Productions: Pride and Glory 2005年9月17日
× タイロン・グローバー 5分3R終了 判定0-2 DEEP 20th IMPACT 2005年9月3日
ジョン・ストローン 1R 1:15 腕ひしぎ十字固め Absolute Fighting Championships 11 2005年2月12日
レイ・トトリコ 1R 1:45 アンクルホールド Battle of New Orleans 11 2004年2月7日
× アマール・スロエフ 1R 4:22 TKO(パウンド) INOKI BOM-BA-YE 2003 馬鹿になれ夢をもて 2003年12月31日
スティーブ・バーガー 5分3R終了 判定3-0 Absolute Fighting Championships 4 2003年7月19日
マット・セラ 5分3R終了 判定2-1 UFC 41: Onslaught 2003年2月28日
× 宇野薫 5分3R終了 判定0-3 UFC 39: The Warriors Return
【ライト級王座決定トーナメント 1回戦】
2002年9月27日
ロブ・バール 1R 1:22 TKO(パンチ連打) Reality Superfighting 6: Mayhem in Myers
【RSFライト級タイトルマッチ】
2001年12月29日
ジェイソン・ベンダー 1R 1:03 TKO(パンチ連打) Reality Superfighting 5: New Blood Conflict 2001年10月27日
ファビアノ・イハ 5分3R終了 判定3-0 UFC 33: Victory in Vegas 2001年9月28日
× BJ・ペン 1R 2:42 TKO(膝蹴り→パウンド) UFC 32: Showdown in the Meadowlands 2001年6月29日
スコット・ジョンソン 1R 3:11 腕ひしぎ十字固め Reality Superfighting 1: Redemption in the Valley
【RSFライト級王座決定戦】
2001年4月21日
ステファン・パーリング 1R 3:52 三角絞め SuperBrawl 20 2001年2月23日
ジェンス・パルヴァー 2R 0:33 ヒールホールド WEF: New Blood Conflict
【ISCF世界ライト級王座決定戦】
2000年8月26日
ドン・バンヴィル 2R 4:00 TKO(タオル投入) WEF 9: World Class 2000年5月13日
三島☆ド根性ノ助 2R 3:37 TKO(ドクターストップ) 修斗 R.E.A.D. 〜2000 SHOOTO〜 2000年3月17日
ティム・ダグラス 1R 0:45 腕ひしぎ十字固め Reality Combat Fighting 4 2000年2月19日
ケン・アレン 1R 3:16 フロントチョーク WEF 7: Stomp in the Swamp 1999年10月9日
× 宇野薫 3R 3:16 スリーパーホールド IV 修斗 the Renaxis 1999 1999年9月5日
スコット・ビルズ 1R 3:46 スリーパーホールド World Extreme Fighting 2 1999年2月21日
エド・リュッツ 1R 3:20 スリーパーホールド World Extreme Fighting 1 1998年12月19日
スコット・ビルズ 1R終了時 TKO(棄権) World Extreme Fighting 1 1998年12月19日
ロドニー・ブラウン 1R 4:00 V1アームロック Ybor Vale Tudo 1998年12月15日
トーマス・ヴェラスケス 1R 1:02 腕ひしぎ十字固め WVF: Jacksonville Vale Tudo 1 1998年10月28日

獲得タイトル[編集]

  • 初代ISCF世界ライト級王座(2000年)
  • RSFライト級王座(2001年)

表彰[編集]

  • ブラジリアン柔術 黒帯
  • UFC ファイト・オブ・ザ・ナイト(1回)
  • UFC サブミッション・オブ・ザ・ナイト(1回)

脚注[編集]

  1. ^ HERO'S準決勝を控えたJZカルバンのインタビューより Acai Cafe アサイーと柔術のある暮らし 2006年9月13日
  2. ^ PAST - FORMER ISCF CHAMPIONS ISCF公式サイト
  3. ^ MMA scouting service? Din Thomas admits new venture can be tough sell to fighters MMAjunkie 2015年4月21日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]