ディフェンバキア

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ディフェンバキアの一種であるDieffenbachia bowmannii。
ディフェンバキアの一種であるDieffenbachia oerstediiの花

ディフェンバキア(学名:Dieffenbachia)は、サトイモ科に属する熱帯植物の一種。遮光の悪影響をさほど受けないことから室内における観葉植物として育てられることが多い。名前はドイツの科学者エルンスト・ディフェンバッハにちなむ。噛むと毒液で舌に炎症がおき、会話をできない状態になったりすることから、英語では「Dumb Cane(口のきけない茎)」とも呼ばれている[1]

概要[編集]

熱帯アメリカを中心に20-30種類が分布する。多年草で多肉質の茎が枝分かれして2mほどの高さまで達する。葉の形は長楕円形から卵形で、葉の表面に白、黄色、薄緑色などの斑模様が不規則に浮かぶ。他のサトイモ科同様仏炎苞を持つ。

育成[編集]

繁殖には挿し木取り木が適している。暑い気温と湿気のある環境に親和性が強い。観葉植物として育てられるディフェンバキアは、暑い時期を除いて殆ど室内で育てられる。育成には日光を必要とするが、窓から漏れてくる程度の量で構わない。気温が5度を下回る環境では、枯れる懸念がある。苗床から屋内に移す時には植え替えた方が良い。育成においては適度に湿気のある肥沃な土壌が必要とされる。葉は周期的に丸くなって落ち、新たな葉を付ける。土壌の栄養不足などの問題が生じると、葉の色が黄色に変わる。またアブラムシやハダニが集り安いので注意が必要となる。

毒性[編集]

ディフェンバキアの細胞にはシュウ酸カルシウムの結晶がふくまれる。葉を噛むと、この結晶により熱感がおき、紅斑ができる。浮腫を生じるという報告もある。子供やペットの動物がディフェンバキアの葉を噛むことによって、多量のよだれが出たりや口の炎症がおきたりすることがある[2]が、いずれも症状は軽微であり、[3]人命に関わるほどではなく、鎮痛剤や抗ヒスタミン剤で治すことが出来る。[4] [5] [6]

胃の洗浄などはほとんど必要ないと指摘されている。"[6] [4]過去、ディフェンバキアの毒に感染した患者の症状はほとんどが軽微で、大がかりな治療は必要ではなかった。[4]また、ディフェンバキアの毒に感染した患者の大半は5歳以下の幼児であった。"[4]

脚注[編集]

  1. ^ Oxford Dictionaries Online
  2. ^ [1]
  3. ^ Journal of Toxicology - Clinical Toxicology 29 (4): 485–91. 1991.
  4. ^ a b c d Toxicity, Plants - Caladium, Dieffenbachia, and Philodendron”. emedicine. medscape.com. pp. 5 (Updated: Dec 9, 2008). 2009年3月17日閲覧。
  5. ^ GN Lucas - Sri Lanka Journal of Child Health, 2008 - http://www.srilankacollegeofpaediatricians.com/pubs/Microsoft%20Word%20-%20CC%20de%20Silva%20Oration%20Plant%20poisonin.pdf
  6. ^ a b Human & Experimental Toxicology, Vol. 15, No. 3, 245-249 (1996) DOI: 10.1177/096032719601500310

参考文献[編集]

  • Schott, H. W. and Kunst, W. Z. (1829). Für Liebhaber der Botanik.
  • 園芸植物大事典(小学館
  • 原色園芸植物大図鑑(北隆館
  • A-Z園芸植物百科事典(誠文堂新光社

外部リンク[編集]