テリー・ラヴジョイ

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テリー・ラヴジョイ
生誕 1966年
国籍 オーストラリア
職業 情報技術者
著名な実績 デジタルカメラによる天体写真術
C/2007 E2, C/2007 K5, C/2011 W3, C/2013 R1という4つの彗星の発見

ラヴジョイが発見した彗星

ラヴジョイ彗星 C/2007 E2

テリー・ラヴジョイ(Terry Lovejoy)は1966年生まれのオーストラリアクイーンズランド州の情報技術者である。アマチュア天文家として知られている[1]。テリー・ラヴジョイは2013年12月現在までに4つの彗星を発見している。その中のC/2011 W3は1970年からのクロイツ群の歴史の中で、初めて地上観測によって発見された彗星である。ラヴジョイはデジタルカメラ天体写真に使えるように改造する方法の普及でも知られている。

天体写真術[編集]

ラヴジョイは天体写真のために必要なデジタルカメラの改造法でアマチュア天文家の間で知られている。普通のデジタルカメラには赤外線を遮断するフィルタが取り付けられている。しかし、これらのカメラは多くの遠距離天体が発する赤外線の一部も遮断してしまう。ラヴジョイがそれらのフィルタを改造するための方法を発表した後[2]、アマチュア天文家の多くが遠距離天体の写真撮影技術を向上させることができた。

Gordon J. Garraddは2000年8月3日に小惑星を発見した後に、ラヴジョイの功績を称えて、その小惑星をラヴジョイ(61342 Lovejoy)と命名した。

2007年3月15日に、ラヴジョイは改造したカメラを用いてC/2007 E2という彗星を発見した[3]。2か月後に彼は、C/2007 K5という彗星も発見した。

2011年11月27日にラヴジョイはC/2011 W3という彗星を発見した[1]。この発見によりラヴジョイは地上観測によりクロイツ群に属する彗星を発見した初めての天文家となった[4]。この発見にはセレストロン社製のシュミットカセグレン式望遠鏡とQHY9CCDカメラが用いられた。

2013年9月7日にラヴジョイはラヴジョイ彗星 (C/2013 R1)という彗星を発見した。この彗星は、2013年11月には肉眼で見える明るさになった。

出典[編集]

  1. ^ a b Moskowitz, Clara (2011年12月15日). “Ode to a Comet: Q & A With Discoverer of Sungrazing Comet Lovejoy”. SPACE.com. 2013年1月21日閲覧。 “The sungrazing comet C/2011 W3 (Lovejoy), set to skim the surface of the sun late Thursday (Dec. 15), was discovered two weeks ago by amateur observer Terry Lovejoy. Lovejoy, 45, works in the information technology field by day in Thornlands, Australia.”
  2. ^ Lovejoy, Terry. “'Improving' the 300D for Astro”. PBase.com. 2004年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月21日閲覧。
  3. ^ De Groot, Vanessa (2007年3月23日). “Stellar discovery from the back yard”. The Courier Mail: p. 7 
  4. ^ Smith, Deborah (2011年12月28日). “Cosmic escape artist dazzles with a dash past the sun”. The Sydney Morning Herald: p. 6