テュケー (仮説上の惑星)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

テュケー(Tyche)は、太陽を周回していると予測される仮説上の天体で、惑星もしくは惑星質量天体である。

目次

概要 [編集]

1999年に、ルイジアナ大学ジョン・マティス(John Matese)が提唱した、仮説上の天体である。また、太陽の未発見伴星ネメシスの提唱者のダニエル・ホイットモア(Daniel Whitmore)も、この学説を強力支持し、いろいろ予測を立てている。2010年11月の科学雑誌『イカルス』(Icarus)掲載の論文にて、より詳しい予測が発表される[1]

長周期彗星の軌道を計算した結果、太陽から15,000天文単位ぐらいのところに、木星もしくはそれ以上の質量の天体が、180万年ほどの周期で、太陽を周回していると、論文で予測した。太陽からおおよそ2兆2440億kmぐらいもしくは0.24光年ぐらいのところあり、 オールトの雲の領域にあるとしている。褐色矮星の可能性も指摘していたが、最新研究では大まかなところ木星の4倍ぐらいの質量とされている。また、大きさが木星と同じぐらいと想定されている。ケルヴィン・ヘルムホルツ収縮の式により、表面温度は -73℃(200K)と推定されている。

なお、1983年IRASの赤外線探査では、太陽より10,000天文単位内部に、太陽以外に、木星の5倍以上の質量の天体がないという探査結果が、明らかにされている。

2009年12月14日に打ち上げられた広域赤外線探査衛星(WISE,Wide-field Infrared Survey Explorer)の探査により、2012年3月の全データ公開により、存在の有無が明らかになることについて、期待する科学者もいる。なお、検証には、2~3年分の観測データが必要であるとしている[2]

脚注 [編集]

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]