テトラメチルベンジジン

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3,3',5,5'-テトラメチルベンジジン
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識別情報
CAS登録番号 54827-17-7
特性
化学式 C16H20N2
モル質量 240.3482 g/mol
密度  ? g/cm3
融点

166 °C

沸点

168-169 °C

危険性
MSDS External MSDS
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

3,3',5,5'-テトラメチルベンジジン(単に テトラメチルベンジジン とも。3,3',5,5'-tetramethylbenzidine、TMB)とは、免疫組織を可視化するための化学染色(免疫染色)に用いられる有機化合物で、ベンジジンの誘導体。テトラメチルベンジジン法、ELISA試験で利用される。結晶状のときは無色で、酢酸エチルの溶液状とすると弱い青緑色を呈する。

利用[編集]

溶液中で Horseradish peroxidase (HRP) などのペルオキシダーゼが作用すると酸化を受け強い青色の化合物に変わる。その色の変化は分光計で定量的に解析され、370 または 655 nm の波長が追跡される。酸化反応が完結すると黄色となり、450 nm の光で読み出せるようになる。また、この反応は酸や適切な反応停止剤で止めることができる。

保管、安全性[編集]

テトラメチルベンジジンは日光に直接あてると分解を起こすため、暗所に保管される。変異原物質とみなされている。