テディ・ルーズベルト・テリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

テディ・ルーズベルト・テリア(英:Teddy Roosvelt Terrier)とは、アメリカ合衆国原産のテリア犬種である。アメリカン・ラット・テリアは本種の兄弟種である。

歴史[編集]

アメリカン・ラット・テリアと同じく1890年代に生まれた犬種で、初期のうちはBタイプと呼ばれてAタイプの犬と区別されていた。この2つの犬種は後に独立して、それぞれに正式な名前がつけられた。Aタイプのほうは先祖のラット・テリアの名を引き継ぎ、本種Bタイプはこの2タイプ両方の愛好家であったセオドア・ルーズベルトニックネームからテディ・ルーズベルト・テリアと名付けられた。

本種もネズミ狩りとリスツリーイングが得意であるが、最も得意なのは体型を活かして地中に潜ってアナグマなどを狩ることである。セオドア・ルーズベルトが愛した事から兄弟種共々人気を集め、知名度が上昇した。現在は実猟犬としてだけでなくペットとしても飼育されるようになった。しかし、兄弟種と同じくFCIにはまだ公認されていない。原産国外にはあまり輸出されておらず、原産国外ではあまり知られていない犬種である。

特徴[編集]

基本的に容姿はアメリカン・ラット・テリアに似ているが、胴長短足である。ボタン耳・垂れ尾だが尾は半分の長さに断尾されることもある。マズルは細く短めであるが、ネズミ等を噛む力は強い。コンパクトなボディでコートはスムースコート、毛色はホワイトの地に茶色やブラックなどのマーキングがあるものなど。体高20~38cmの中型犬で、性格はやや大人しいが明るく、好奇心旺盛で仲間思いである。穴を掘る事が好きであるが、運動量はあまり多くなく、飼育のしやすい犬種の一つである。ただし、椎間板ヘルニアにかかりやすい傾向にあるので、抱き方に気をつける必要がある。

参考[編集]

『デズモンド・モリスの犬種事典』デズモンド・モリス著書、福山英也、大木卓訳 誠文堂新光社、2007年

関連項目[編集]