テイルズオブイノセンス
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| テイルズ オブ イノセンス | |
|---|---|
| ゲーム | |
| ゲームジャンル | ロールプレイングゲーム |
| 対応機種 | ニンテンドーDS |
| 開発元 | アルファ・システム |
| 発売元 | バンダイナムコゲームス (ナムコレーベル) |
| キャラクターデザイン | いのまたむつみ |
| メディア | DSカード (1Gbit) |
| プレイ人数 | 1人 |
| 発売日 | 2007年12月6日 |
| 販売価格 | 6,090円(税込) 2,940円(税込) - Welcome Price 2800 |
| 売上本数 | 21万697本(2008年4月現在) |
| レイティング | CERO:B(12才以上対象) ESRB:Teen PEGI: 12+ OFLC: Mature15+ |
| コンテンツアイコン | 暴力、言葉・その他 |
| キャラクターボイス | メインキャラと敵キャラの一部あり |
| 漫画 | |
| 原作・原案など | バンダイナムコゲームス |
| 作画 | 海童博行 |
| 出版社 | 集英社 |
| 掲載誌 | ジャンプスクエア |
| 発表期間 | 2007年11月 - 2008年9月 |
| 巻数 | 全3巻 |
| 話数 | 全12話 |
| ■テンプレート使用方法 ■ノート | |
『テイルズ オブ イノセンス』 (Tales of Innocence) は、バンダイナムコゲームスから2007年12月6日に発売されたニンテンドーDS用のコンピュータRPGソフト。
目次 |
[編集] 概要
『テイルズ オブ』シリーズのマザーシップタイトル9作目。略称は「イノセンス」、もしくはタイトルの頭文字をとって「TOI」。テイルズ独特の固有ジャンル名は「想いを繋ぐRPG」。
『テイルズ オブ』シリーズでは初のCEROレーティング審査B(12歳以上対象)の作品となる。本作以降、シリーズ作品はレーティング審査Bが多くなっている。また、マザーシップタイトルにおいて、主人公役の声優を女性が担当したのも本作が初となる。同様に携帯ゲーム機で発売された、初の新作マザーシップタイトルでもある。
ゲームシステムやプレイ時間、ボイスの少なさなどから厳しい評価が多かった『テイルズオブザテンペスト』の反省として、今作では1Gbit(=128MB)のROMを採用し[1]ボリュームを増加、ボイスやムービーなども従来のシリーズ同様多く収録している。
予約特典は「ボイスアドベンチャーDVD」。DVDにはボイスアドベンチャー「レアバード★アドベンチャー 〜テイルズユニバース危機一髪!〜」と高解像度フルアニメーションOPムービー、ボイスアドベンチャー出演声優インタビュー、『テイルズオブシンフォニア ラタトスクの騎士』のプロモーションムービーを収録。
また、DVDにはトレーディングカードゲーム「テイルズオブマイシャッフル」の限定カードが封入されている。
2008年10月30日にはWelcome Price 2800として廉価版が発売された。
[編集] ストーリー
世界は騒乱の真っ只中にあった。「王都レグヌム」と「西の国ガラム」との間では戦争が勃発し、戦争により大地は荒れ果て、戦争孤児や食料不足などが深刻化していた。
そんな中、世界に「異能者」と呼ばれる超人的な力を持つ者が現れ始めた。その力は強大すぎるため忌むべきものとし、王都レグヌムでは「異能者捕縛適応法」と呼ばれる法案が施行された。この法律により、レグヌムを中心に異能者狩りが始まった。
この事態に「アルカ教団」という組織が立ち上がる。アルカ教団は、異能者らを保護する団体を名乗り、世界各地で信者を獲得していった。
異能者の存在により、さらに混乱する世界。そして商家の一人息子、「ルカ・ミルダ」は自らの中の異能の力を呼び覚ましてしまう。
注意:以降の記述でテイルズオブイノセンスに関する核心部分が明かされています。 →[記述をスキップ]
[編集] 世界観
かつて世界には神が暮らしていた。神は「天術」と呼ばれる奇跡の力を行使することができた。神の中には力を悪用し、世界を乱す者がいた。そのため世界を天上と地上に分かち、罪を犯した神から天術の力を奪い、地上へ閉じ込めた。
地上へと落とされ、力を奪われた神は人間となった。人間は天上へと贖罪と祈りをささげ、天上は免罪の意として天術の力を人間達へと還した。これが二つの世界の均衡となり保たれていた。
しかし、いつしか人間達は自分達が神であることを忘れ、天上への祈りが失われていった。これは後に「無恵」と呼ばれ、地上と天上との均衡が崩れ、世界が狂い始める原因となった。
天上では、天上界を維持するため人間の祈りの代わりに、人間の魂そのものを無理矢理刈り取るという方法が考えられた。これを強行したのが「ラティオ」と呼ばれる国である。「死神」と呼ばれる神らが地上へと赴き、人間達の魂を次々と刈り取っていった。これにより天上は何とか維持できる状態まで持ちこたえていた。
しかし、「センサス」の国がこのやり方に反対を唱えた。彼らは、天上と地上が分かれていることが原因と考え、二つの世界を一つに戻すことが正しき道だと主張した。二つの国は違う主張を唱え、そして戦争になった。
長きに亙る戦争の末、センサスの名将「アスラ」はラティオを打ち破り、天上界の統一を果たした。彼の願いである「天地融合」。この願いはついに叶えられようとしていた。
[編集] システム
この項目では、本作から採用された新システムについて説明する。
シリーズの基本システムについては当該項目を参照のこと。
[編集] 戦闘システム
本作の戦闘システムは、「DS-LMBS(ディメンション ストライド リニアモーションバトルシステム)」。これは『テイルズオブジアビス』の「FR-LMBS(フレックス レンジ リニアモーションバトルシステム)」をベースにPS2版『テイルズオブデスティニー』の「AR-LMBS(エアーリアル リニアモーションバトルシステム)」を融合したもの。さらに『テイルズオブレジェンディア』のパッシングスルーも採用されている。
3D化され、操作キャラを自由に動かせるフリーランを追加したというシステムに加え、従来の地上での戦闘、さらに空中での攻防戦にも重点をおいた新システムとなっており、爽快に繋がる空中コンボなど、過去の『テイルズ オブ』シリーズの常識を覆しアクロバティックな空中戦が楽しめるという物である。
また、従来の3D作品の問題点「攻撃していると自分と相手の軸がずれていって攻撃が当たらなくなる」という点が本作で解決された(どこを向いていても、通常攻撃や技を出そうとするとターゲットの方を向く)。
一概にいえないが、本作の戦闘システムの難易度は高めに設定されており、後半になるほど敷居が高くなる。また、戦闘難易度を下げられなかったり、チュートリアルが不足していたりと、初心者やライトユーザーへの配慮に欠けるという指摘も多い。
しかし、戦闘システムの完成度は高く、従来のユーザーからは概ね好評である。
他の作品とは違い、モンスターを倒したら落としたアイテムを自分で拾わなくてはならない。そのため拾わず放っておくと消えてしまったり、拾えないまま戦闘が終了することがある。
- 覚醒
- 戦闘中、積極的に攻撃を繰り出したり、防御を上手く行うことでテンションゲージが上昇する。テンションゲージがMAXになると覚醒状態となり、一定時間の間、攻撃力や詠唱速度などステータスが著しく増加する。TP消費量が減少するボーナスも付加される。
- このシステムは、『テイルズオブデスティニー2』の「スピリッツブラスター」や『テイルズオブシンフォニア』や『アビス』の「オーバーリミッツ」に類似したシステムであるが、そのいずれも発動中は無敵状態(仰け反りが無効化)になるが、覚醒の場合、無敵状態にはならず攻撃を受けると仰け反り状態になってしまう。しかし、覚醒中に効率よく攻撃を継続することで、覚醒状態を維持することが出来る。
- なお、テンションゲージは攻撃や防御するたびに蓄積されていくが、逆に何もせずにいると減少していく。
- インフィニティジャム
- 覚醒時にL・Rボタンを同時押しすることでインフィニティジャムが発動する。
- このシステムは、『シンフォニア』の「ユニゾン・アタック」と『レジェンディア』の「クライマックスモード」を組み合わせたようなシステムで、一定時間の間、対象の敵の行動を停止させ、一方的に攻撃を仕掛けることが出来るシステムである。
- さらにインフィニティジャム発動時も、キャラクターチェンジが可能で、次々とコンボを繋げていくことが出来る。
- 秘奥義
- 覚醒状態でコマンドを入力することで発動できる。発動時は前世の姿(後述)に変化し技を繰り出す(敵も同様)。ただし本作のシステムが一部継承されている『テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー2』では、本作のパーティーキャラクターが登場するものの秘奥義は普通の姿で発動する。
[編集] ギルド
プレイ中に行ける施設の一つで、自由にクエストが受けられる。クエストのダンジョンは入るたびにマップが変わる不思議のダンジョンなどでも使われているローグライクゲーム形式。選べるクエストはレベルによって制限があり、最初は低ランクしか受注出来ないが、こなしていけば高ランクのクエストも受注出来る。クエストをクリアすると成功報酬もあり、報酬にはガルド・グレード・ギルドポイントがある。また、ラスボスよりもはるかに強いボスが眠る、立入禁止区域と呼ばれる隠しダンジョンが存在する。
[編集] フレンドシップ
『シンフォニア』の好感度に近いシステム。プレイ中の選択肢によってキャラクター同士の「絆値」と呼ばれるポイントを得ることができ、それによってキャラクター同士の親密度が上昇する。なお、「絆値」は戦闘中に支援行動をすることでも得ることが出来る。
絆値を得ることで各キャラクターに関するサブイベントなどが発生する。
[編集] 用語
- 転生者(異能者)
- かつての天上の神々の生まれ変わり。前世の記憶を夢で見る。転生者として覚醒すると神の力である天術を使うことができ、常人離れした戦闘能力を誇る。しかしその能力故に、何も知らない一般人からは「異能者」と呼ばれ、蔑まれている。また各地で強盗したり、人を傷つけたりする者も少なくなく、評判が悪い。王都レグヌムはその力を戦争に利用しようと、危険な存在を管理するという名目で「異能者捕縛適応法」を発令。それに捕まってしまった転生者は、兵器の動力源にされるか、戦場で兵士として戦わさせられる運命である。転生者同士は相手が誰の転生か、ある程度はわかるらしい。また前世の能力を完全に取り戻すと覚醒し、前世の姿になることができる(ただし、よっぽどのことがないと覚醒しない)。
- 天術
- 神々が持っていた力で、無恵の前に教会の人間が起こしていた奇跡の力。現在では一般的には忌むべき存在とされる「異能者」の異能の力と呼ばれている。転生者の力そのものであり、これを封じられると術技を使うことができず、超人的な身体能力も一般人並に低下してしまう。
- 創世力
- 世界の創造神である原始の巨人が残した、世界を創り変えることのできる力。使用者の思う力となり、使い方によっては世界そのものを滅ぼすことも可能(事実、天上界は創世力によって崩壊した)であるため、古の神々が創世力の番人ケルベロスを生み出し、守らせてきた。創世力を使うには、「使用者にとって、自身の半身となり得るほどの近しい者と共に、力を行使する」か「使用者のもっとも愛する者を犠牲にする」かである。物語において非常に重要な存在であり、ルカたちは創世力を悪用しようと企む者たちから創世力を守るため、前世の記憶を頼りに創世力を探して旅をしている。またマティウスたちアルカ教団やレグヌム軍も、ルカたちの前世の記憶の中に創世力の手掛かりがあると踏み、彼等の旅を監視している。
[編集] 地理
- 王都レグヌム
- ルカとスパーダの出身国。世界の盟主国だったためプライドが高く、他の国に対しても強い発言権を持つ。そのためガラムとテノスの両国とは仲が悪く、戦争をしている。権威主義の国家であり、貴族区域は一般市民の立ち入りは制限されている。その反面工業化が進んでおり、町周辺の交通網はかなり整備されている。ただし治安は決していいとは言えない。両国との戦争は今のところ優勢と言われているが、西と北の戦場を見る限りではかなり泥沼化している。
- レグヌムには異能者が多くいたが、一般人には「無恵」によって生まれた悪魔だという認識が強く、ほとんどの人間が彼らを危惧している。そのため法律の下で危険な異能者を管理するという名目で「異能者捕縛適応法」が発令されたが、その実態は戦争のための道具として利用するためである。
- 聖都ナーオス
- アンジュの育った国で、出身国ではない。かつて教会の権威が絶頂であったころに作られた町。
- 現在は王都のお膝元にあり、緑が豊かでのんびりとした田舎であるが、近くにナーオス基地があるため、いつ戦争の被害を受けるのかと住民は不安でいる。かつての教会の権力の象徴でもあった大聖堂があるが、「無恵」からは教会の権力が落ちたため寂れていたらしい。現在でも教会の中心地となっており、教会付属の神学校もある。
- この町の異能者(転生者)はアンジュだけだったらしく、シスターであったアンジュが天術を使って人々の病を癒すようになってから「ナーオスの聖女」として瞬く間に広がり、彼女を拝みに来た巡礼者たちの奉納物は町の貴重な収入源となっていた。しかしアンジュが大聖堂を破壊した事件をきっかけに巡礼者は減り、聖職者たちも各地に散ってしまったらしい。
- 東の国アシハラ
- 大陸の東にある島国で、チトセの出身国でもある。歴史が古く教会の影響をあまり受けなかったため、どの国とも異なった独自の文化を営んでいる(日本に似ている)。かつては強力な海軍を有した海洋国家であったが、「無恵」による海面上昇の影響で国土の三分の一が水没してしまっており、深刻な状況が続いている。
- 西の国ガラム
- 火山が連なる山岳地帯に存在する国。リカルドの出身国である。山岳民族が王都の勢力に抵抗するために町の形になったことから、レグヌムとはかなり仲が悪い。町の周りは鉱山であることから鉱物の生産が主な産業で、古来より鍛冶が盛んである。近くに聖地と呼ばれるケルム火山があり、火の神バルカンを信仰している。またケルム火山は武術の修行地としても有名である。異能者に対してはわりと緩和的であり、王都のような捕縛法も発令されていない。
- 戦力は兵士というよりは武芸者の集団であり、大兵力同士でぶつかる野戦は苦手だが、地の利を生かしたゲリラ戦法が得意。西の戦場でも、この戦法でレグヌム軍を苦しめている。
- 南の国ガルポス
- 南に位置する、気候がとても暑い国。元々は独自の文化を築いてきた小国であったが、レグヌムに植民地とされている。王都の農作物を一手に引き受けており、特に果実はグミに加工して次々と戦場に出荷されるため、一般に果実が回ってくることはほとんどない。町の外れには森があるが、王都のプランテーションの強要により森林は切り広げられ、動物たちの住みかが追われている。人々はプランテーション以外の王都の政策に対して不満はなく、以前と変わらずおだやかに暮らしている。かつては龍神ヴリトラを崇める宗教が存在していた。
- グリゴリの里
- 北西の孤島にある、神の血族であるグリゴリたちが隠れ住む里。転生者を忌み嫌い、人間との関わりを避け、外部と関わることなく独自のコミュニティを築いてきた。族長はグリゴリたちの父親に当たるガードル。島を出る事は基本的に許されていないが、それに不満を持っている者もいるらしい。
- 商業都市マムート
- レグヌムとテノスの国境にある、世界一の商業都市。過去の領土の問題からどちらの国にも属さないという不文律があり、税金が安いため商業が繁盛した。世界の交易の要でもあり、世界中の物と人が集まると言われている。レグヌムから汽車はマムート止まりで、テノスへは両国の関係悪化が理由で直通していない。この町の人々はエルマーナに似た訛りで話すが、彼女のものとは微妙に違う。レグヌム軍とテノス軍が戦争している北の戦場からは離れているが、負傷した兵士はこの病院に送られて来ている。
- レムレース湿原
- マムートの近くにある不気味な湿原。遥か昔は小さな湖がたくさんあり、とても美しい景観であったが、北の雪解け水が流れてきて、運ばれてきた土砂で段々埋まっていってしまった。古くから浮かばれぬ魂が寄り集まる忌むべき場所と言われており、無恵による現象のためか、戦争で死んでしまった兵士たちの死体が動き襲い掛かってくる。
- 北の国テノス
- 寒冷地帯にある北の技術大国。その技術力はレグヌムをも凌ぐほどで、レグヌムに敷かれている機関車も元々はテノスの技術。かつてレグヌムとの共同開発で線路を引張らせたのだが、国境を跨ぐテノスを相手にレグヌムは鉄道の通行料をせしめようとした事から、戦争の発端となったらしい。石炭の発掘が町の主産業で、鉄道の収益で仲が悪くなったものの、整地や橋を架ける王都の土木技術とテノスの発達した蒸気機関の技術のおかげで大量の石炭輸送が可能になった。
- 昔、独立戦争が始まる前は王都の支配下にあったらしく、住民達は今でも王都に対する反感が強い。一年の大半が冬の氷に覆われており、豊穣の女神が降り立つと言われている夏はとても貴重である。町の東には豊穣の女神が降り立つ「神待ちの園」がある。
- サニア村
- 大陸東部の砂漠地帯にある小集落で、イリアの生まれ故郷。昔、国策として王都が移民政策を実施し、ゴールドラッシュを夢見た人々が押し寄せたが、期待されたほどの金脈がなかったことと、戦争の始まりによって政府が開発から手を引いたことでゴーストタウン化してしまい、現在はその一部が残るのみとなっている。法整備がなされていないため、一般人の護身用に銃を持ち、家畜などの世話をしながら生活をしている。イリア以外にも転生者が数多く存在していたが、アルカ教団の襲撃によってみんな連れて行かれてしまい、難を逃れたのはイリアだけである。アルカによって多くの家や物資が焼き払われてしまい、ようやく村を立て直した矢先に、王都軍の黎明の塔侵攻開始により、塔の近くにあるこの村の物資を王都軍が略奪しに来る為、かなり深刻な状況に置かれている。
[編集] 天上について
- 創世神である原始の巨人の死によって、神々と大地は誕生した。しかし悪しき神も増えていき世界は荒れていた。そこで原始の巨人が残した創世力を使い、天上の一部を切り離して地上を作り、悪しき神々を地上に閉じ込めた(この地上に落とされ、力を奪われた神々が、後の地上人となる)。この計画の賛成派がラティオ、反対派がセンサスとなり、天上界は二つの国に分かれることになる。しかし天上を支える重要なシステムのほとんどが地上に持って行かれてしまい、天上界は均衡を崩すことになってしまう。そこで地上人からの信仰心を集めることで、天上界を維持していたが、ときが経つにつれその信仰心は次第に薄れていき、ラティオの死神という役職の者たちが地上人の魂を狩り取ることで、辛うじて維持してきた。
- センサスの将軍アスラはこの状況を変えるため、天地をひとつにするために天上界を統一して、ケルベロスから創世力を譲り受ける。しかしアスラが創世力を使おうとした時にイナンナに裏切られ、アスラは彼女を道連れにして死ぬ。これにより、「使用者のもっとも愛する者を殺す」という創世力の発動条件をアスラとイナンナの2人が同時に満たしてしまい、創世力は不安定な状態で発動したことで、結果として天上界を崩壊させてしまう(実際には不完全な形で地上と融合した)。この崩壊によりヴリトラとタナトスを除く神々はみな死んでしまった。
- センサスについて
- 天上界の切り離しに反対だった者たちが形成した国家。しかし国家としての機能はまるでなく、実質は少数民族の集団のようなものであった。世界の維持に関してはあまり関心がなかったが、地上人の信仰心は大切にしており、地上人の魂を狩ることには反対していた。創世力はセンサスの領土にあるため、度々ラティオからの侵略を受けていた。
- 当初は国としての機能をまったく持っていなかったため、戦ではほとんどラティオに敗れていたが、アスラが将軍として指揮するようになってから戦況は逆転。次々とラティオを破っていき、最終的にはセンサスが勝利を収める形で戦争は終結する。ちなみに地上人には関心はあるが、アスラの掲げた天地融合はセンサスの民全員の悲願というわけではない。
- ラティオについて
- 天上界の切り離しに賛成した者たちが形成した国家。センサスとは違い、規律を作って守り、世界の運用に関して関心が高く、国や軍隊が発展していった。ラティオの頂点に立つのは天空神と呼ばれる王だが、政治の権限は全て元老院が握っている。世界の発展を真剣に願ってはいるが、選民思想が強く地上の人間を忌み嫌い、考え方の異なるセンサスを「野蛮人」と言い、見下している。特に元老院は、センサスも地上人も排除したラティオだけの理想国家を作るため、創世力を手に入れようとセンサス領土を攻めている。しかし元老院の排他的な思想に反感を持っている者も、決して少なくは無い。
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ
- 曲名:「Follow the Nightingale」
- 歌手:KOKIA
- エンディングテーマ
- 曲名:「say goodbye & good day」
- 歌手:KOKIA
[編集] 登場人物
[編集] パーティキャラクター
- ルカ・ミルダ (Ruca Milda)
- 声:木村亜希子
- 15歳・身長168cm・体重56kg 一人称・僕
- 本作の主人公。王都レグヌムに暮らす、裕福な商家の跡取り息子。成績優秀な優等生だが、運動神経や喧嘩の方はさっぱりである。性格は引っ込み思案で自分に自信が無く、他人に流されがち。父親の跡を継ぐことになっているが、本人は医者になりたいと思っている。母親の作るチーズスープが好物。
- 夢の中の自分であるアスラの剣術と威風堂々とした態度に憧れを抱いていた。武器に大剣を使うのもアスラの影響である。パーティー内ではアンジュの講義についていける数少ない人物であり、性格柄、イリアやスパーダによくからかわれている。
- イリアのことが好きで、様々な方法でアプローチを試みてはいるが、元々の性格が手伝って大体は失敗に終わっている。また、そのことで仲間に相談したりするなど、思春期の少年らしい一面も見せる。
- 得意天術は「火」。同属性の攻撃術、特にシリーズ初期に見られた炎系の技の多くを習得する。武器は身の丈ほどもある大剣で、剣術においても火属性の付加された強力な技を多く習得する。通常攻撃のスピードは他のキャラクターと比べ遅めであるが、パーティ内屈指の攻撃力を誇る。
- 『テイルズオブハーツ』に援護キャラクターとしてゲスト出演。
-
- アスラ (Asras)
- 声:小山力也
- 人間なら30代後半
- ルカの前世で、かつて天上界統一を成し遂げたセンサスの将軍。元は土から生まれた下級の神だったが、ヴリトラによって立派に育てられ、覇王までに上り詰める。その圧倒的な力や、威風堂々として威厳に満ちた態度から、同じ天上人ですら恐れている存在。最高の相棒として信頼している聖剣デュランダルを片手に戦う。イナンナを溺愛していたが、最終的にはイナンナとデュランダルに裏切られ、憎しみのうちに彼らを道連れにして死亡する。天空城には彼とイナンナの死体がある。
- ルカは、アイデンティティの一部のようになっていた自分の前世であるアスラが天上を崩壊させた事実を知り、ショックを受けてマティウスの言われるがままになってしまう。しかし現世で培った自分の絆を信じ仲間の元へ戻る。
- また、アスラはプレイヤーが最初に操作するキャラクターでもある。
- 名前の由来は仏教の守護神『阿修羅』から(「アスラ」は「阿修羅」をサンスクリット語に直したものである)。
- イリア・アニーミ (Iria Animi)
- 声:笹本優子
- 15歳・身長166cm・体重53kg 一人称・あたし
- 本作のヒロイン。東部の開拓地域サニア村の村長の娘。幼い頃から転生者として目覚めていたため、マティウスとアルカ教団に故郷のサニア村を襲われ、レグヌムに逃避してきた。道中で無一文になり空腹でふらふらとしていたとき、ルカと運命的な出会いを果たす。
- 大ざっぱかつ短気で、自分に正直な性格。スパーダとは気が合い、彼と一緒になってルカをからかっている。ルカに対してはそれなりに好意を持っており、チトセとの関係に嫉妬することもある。趣味は乗馬など。時折悪役のような顔で笑い声を上げている
- 勉強方面は苦手なようで難しい話を聞くと頭が痛くなるらしいが、将来の夢は「自分で学校を建ててそこの校長になる」ことであるという。
- 平和を取り戻した後は、村の再建を手伝い学校を建てるための準備をしている。
- 得意天術は「水」。回復・補助系の術を多く習得する。武器は二丁拳銃を扱う(リカルドの見立てでは45口径)。遠距離からの攻撃を得意とするが、接近戦も得意とする。また、水属性が付加した技を多く習得する。ヒット数を多く稼げるため、コンボを繋げる際には便利なキャラクターである。
- 『ハーツ』に援護キャラとしてゲスト出演。
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- イナンナ (Inanna)
- 声:田中敦子
- 人間なら20代後半
- イリアの前世で大地(豊穣)の女神。絶世の美貌の持ち主。敵対するラティオの1人であったが、戦いの最中に自らセンサスの軍へ歩み寄り、アスラと共に覇道の道を進む。その正体はアスラを暗殺すべく、デュランダルと共に送り込まれた刺客である。
- 同じ大地の女神である母親が地上人に殺されて以来地上人を憎んでおり、ラティオに賛同するようになる。その為、アスラの地上と天上を一つにするという目標を頑なに拒んでいたのだが、彼のことを心から愛するようになってしまう。そのため使命とアスラへの愛の間で苦悩するも、結局は地上人が天上に戻ってくることを恐れ、創世力発動の際に彼を刺殺する。最後は自身も道連れの形でアスラの手にかかり死亡した。
- イリアは自分の前世であるもののイナンナを快く思っていないが、自分にないものを持っている彼女を羨ましく思う面もある。イリアの頭痛の原因はイナンナの裏切りの記憶を無意識のうちに封印しているためである。イリアは裏切りの記憶が蘇った瞬間あまりのショックにその場にくずおれてしまうが、意外にも立ち直りは早く、イナンナの裏切りは前世の話であり、自分はルカを裏切ってはいないと割り切る強さを見せた。
- 名前の由来はシュメール神話の地母神『イナンナ』。
- スパーダ・ベルフォルマ (Spada Belforma)
- 声:うえだゆうじ
- 17歳・身長177cm・体重71kg 一人称・オレ
- 王都レグヌムの名門貴族の七男。家族との不和から家にろくに帰らない不良少年。一見するとガラが悪いが、執事のハルトマンから教え込まれた騎士の心得を信条としており、サバサバとしているが義に厚い男らしい性格である。また、歳相応に少々スケベな所もある。
- 腕っ節には相当の自信があり、異能の力を使って喧嘩に明け暮れていた。その実力は他の町にも行き届くほど有名であったが、ついに御用となってしまった所をルカが目撃している。そこからか、自分が貴族のお坊ちゃまであることを周囲にはあまり知られたくない様子。幼い頃から転生者として目覚めており、兄弟の中でも剣術の腕はずば抜けていたが、それ故に兄らに執拗な嫌がらせを受けた。自分より技量の劣る父や兄が剣について語るのが気に入らず、まだ家族の誰も習得していない二刀流を極めるようになったという。
- 「ヒャヒャヒャ」等特徴のある笑い方をする。イリアとは気が合い、よく2人でルカをからかっているものの、ルカやイリアのことは大切な友人だと思っている。
- 得意天術は「風」。同属性の攻撃術を習得する。パーティで唯一回復術を習得することができない。武器は双剣で、二刀流から繰り出す素早い攻撃を得意とする。初期は刀のような片刃の剣を装備していた。
-
- デュランダル (Durandal)
- 声:うえだゆうじ
- スパーダの前世。名匠バルカンが鍛えた大剣で彼の最後の作品。意志を持つ剣。バルカンの「多くの者を活かす」という思いを込めて作ら、イナンナからアスラへ贈られた。アスラと共に数々の戦場を駆け巡り、彼を勝利に導いた。バルカンの戦争を終結させるべくアスラと共に戦ってきたが、戦争が終わった後はアスラに自分を折るように頼んだ。
- イナンナの考えに共感してアスラを刺すも、後悔の念はあったらしく、「こんな結果になって残念だ」と発言していた。最終的にはアスラの手によって折られる事で死亡した。
- アスラを裏切ったことへの後悔の念は現世でもスパーダへと受け継がれており、スパーダは「今度こそルカを守る」と漏らしている。
- 名前の由来は、フランスの叙事詩『ローランの歌』に登場する聖剣『デュランダル』。
- リカルド・ソルダート (Ricardo Soldato)
- 声:平田広明
- 27歳・身長183cm・体重77kg 一人称・俺
- 契約を必ず守る傭兵。ガラム国の山岳民族の出身で、銃剣を駆使する凄腕のスナイパー。"契約"を重んじる一本気な性格で、自称「仕事熱心」。仲間をファミリーネームで呼ぶが、名前で呼ぶこともまれにある。当初はアルベールの依頼でアンジュを捕縛するためにルカ達の前に現れるが、その後アンジュと契約し、彼女の護衛として仲間となる。
- 幾多の戦場を潜り抜けたことから、各地方の歴史や社会情勢に詳しい。また一見冷徹なようだが、それは兵士として己の感情を抑制しているためであり、なんだかんだで面倒を見てくれる気配り上手な人物。高い所が苦手らしい。
- 趣味は銃の手入れで、自分のを分解・修理する他、イリアの銃の手入れもしている。故郷はあるものの、稼いだ金の一部を送金するくらいでほとんど関わりをもっていない。母親は生きているが、父親は十年前に戦死。兄弟親戚もみな各地に散っている。
- 得意天術は「地」と「闇」。見かけによらず、回復・補助系の術も多く習得する。武器はライフル(銃剣)で、主に遠距離からの狙撃を得意とする。近接技は槍技を習得する。
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- ヒュプノス (Hypnos)
- 声:平田広明
- 年齢・性別不明
- リカルドの前世。死神の名を轟かせるラティオの戦士。元々は地上人の魂を刈っていたが兄であるタナトスが死神の職を放棄し、地上に降りたことで自身も死神としての職を取り上げられ、センサスとの戦争に参加することとなる。ラティオの戦士の中でもかなりの実力者で、漫画版ではたったひとりでセンサス一部隊を全滅させるほど。しかしアスラと戦い、死を遂げる。
- 基本的には「前世は前世、自分は自分」という考えを持つが、自身の前世の兄ガードルに対してはわりきれない感情があるらしく、現世での再会を果たしたときから、ルカたちの監視役として一行の動向をガードルに報告していた。やがてアンジュとの契約を裏切り、ルカたちをガードルに売り渡したが、ガードルがもはや自分の知っている兄ではないと悟り、ルカたちを救出して彼と敵対する。しかし、後にガードルの遺体がオズバルドのギガンテスの動力源として使われているのを見た彼は怒りを露わにしていた。ちなみにヒュプノスとは仲が悪い。
- 名前の由来はギリシア神話の眠りの神『ヒュプノス』。
- アンジュ・セレーナ (Ange Serena)
- 声:名塚佳織
- 20歳・身長158cm・体重52kg 一人称・私
- 聖都ナーオスの大聖堂でシスターとして働いている女性。癒しの力を持つことから「聖女」として評判になるが、聖堂を占拠した賊を退けるために異能の力を使って教会を破壊してしまい、軍に囚われる。当初は自身の力を忌み嫌い悲観するが、ルカ達の説得により仲間に加わることとなる。
- 世事や処世術に長けた、世渡り上手な性格である。パーティーの中ではリカルドと共に、他のメンバーのまとめ役でもある。からかわれているルカをフォローしたり、エルマーナの世話を焼く一方で、教会や歴史がらみについての説明役も買って出ている。聖女と崇められて利用された挙句に信者たちに裏切られたという過去からか、自分が聖女と呼ばれることにあまりいい顔はしない。
- 食欲旺盛で、将来は「温泉や美味しいワインのある街でのんびり暮らしたい」と語る。あまり運動が好きではなく、自分の体型がややふくよかであることを気にしており、パーティー内では禁句となっている。犬が苦手。物心がついた頃に両親共に流行病で亡くなり、その時にナーオスに行かされて育った。歳の離れた兄がいるが従軍牧師として今も戦地を転々としているため、めったに会わないらしい。
- 得意天術は「光」。聖女と呼ばれる所以であるためか、回復・補助系の習得はパーティで一番多い。武器は短剣。敵からアイテムを盗む技、ローバーアイテムを習得するが、本人は「寄進」であると言い張っている。攻撃の手数が多く、コンボを稼ぐ時に重宝するキャラである。
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- オリフィエル (Orifiel)
- 声:杉田智和
- 人間なら30代後半
- アンジュの前世。ラティオの軍師であり、天空神ヒンメルの教育係であった。ラティオ側に属しながらもアスラの思想に共感し、センサスと密かに同盟を結ぶ。ラティオに幽閉されていたヒンメルを救出することができず死なせてしまい、その後悔と罪の意識を現世へと持ち越す。
- 現世であるアンジュもそれが自分の罪であると思い、アルベールの行動を止めようとするルカ達に武器を向けて戦った。その後は自らの本心をアルベールに打ち明け説得し、無事パーティに復帰している。
- 犬が苦手だったらしく、それはアンジュにも引き継がれてしまった。アンジュはヒンメルのことを除けば前世と現世の区別をはっきりしているが、オリフィエルのことは慕っており、仲がいい。
- 名前の由来は創造を司る天使にして、オリンピアの眷属で処女宮の守護者『オリフィエル』から。
- エルマーナ・ラルモ (Hermana Larmo)
- 声:松岡由貴
- 13歳・身長148cm・体重40kg 一人称・ウチ
- 1年前ほどに行商人の両親と共に王都へ向かう途中に野盗に両親を殺され孤児となり、王都レグヌムで「生きるため」に窃盗をしながら暮らしていたストリートチルドレン。リカルドを除く仲間達からは「エル」と呼ばれている。関西弁で喋る(開発者インタビューによると、「神戸寄りの関西弁」らしい)。元々両親は職業柄、様々な所を転々としており、その間にこの言葉遣いになったものと思われる。前世の縁でアスラの転生であるルカを見守るために、ルカたちに旅に同行することになる
- まだ幼い年齢にそぐわない母性溢れる世話好きな性格で、共に暮らしていた孤児からはとても慕われている。見かけによらず大人びた言動が多いが、学校へ通っていなかったため字が読めず勉強方面は苦手。そのため学校生活に憧れを抱いており、イリアが学校を建てたときに生徒になる約束をしている。
- 実は転生者として覚醒するまでは一度も喧嘩をしたことがなかったらしく、戦闘スタイルが格闘術なのも、覚醒した龍の力をそのままぶつけているためである。窃盗をした時によく街中を逃げ回ったため、自然と体力がついたらしい。
- 全ての属性の上位天術(正確には「雷」を除く)を覚える。拳や蹴りなどの格闘攻撃を得意とする。手数が多くスピードに優れる。
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- ヴリトラ (Vrtra)
- 声:松岡由貴
- エルマーナの前世で雌の龍。火の中から生まれた。元々個体数が少なく、仲間ともなかなか出会えないという寂しい日々を送っていたが、ある日、土の中から生まれたばかりのアスラを見つけ、彼を立派に育てる決心をする。エルマーナがルカに対して時々母親のような態度をとるのはこのためである。また、イナンナとサクヤを見て、「自分があと1万歳ほど若ければ……」と語ったこともある。
- センサスとラティオの戦乱の際には、アスラを乗せ、共に戦った。
- 天上が崩壊した後も、強靭な肉体が仇となって独り取り残され、最期までアスラの名を呟きながら死んでいった。素直なエルマーナのことを気に入っており、アスラの転生であるルカのことを守ってほしいと頼んだ。
- 名前の由来はインド神話に登場する巨大な蛇でもあり、神の眷属でもある『ヴリトラ』。
- コーダ (Coda)
- 声:小桜エツ子
- 年齢不明・性別不明・身長不明・体重不明 一人称・コーダ
- イリアが連れている(イリアは勝手についてきたとしている)ミュース族という生き物。劇中では主に「ネズミ」と呼ばれる。緑色の髪で、耳が大きいのが特徴。「しかし」が口癖で、抑揚なく喋る。
- かなりの食い意地張りで何事も食べ物に繋げたがる。仲間が敵に捕らわれたときに言い返したり、仲間を気遣う一面が垣間見えることもある。困ったときや仲間にいじられるときは目が><になることが多い。
- なぜか妙にゲームのシステムに詳しい。
[編集] レグヌム軍
- オズバルド・ファン・クルエーラ (Oswald fan Kuruela)
- 声:島田敏
- 28歳・男性、身長172cm、体重75kg
- 軍の士官を勤める、眼帯をつけた少々肥満体型の男性。ハスタを雇っている人物。軍師としてはあまり有能ではないらしく、兵士たちからも密かに悪態をつかれている。イリア曰く小悪党丸出しだったため、印象が薄いらしい。イリアやスパーダなどから「ブタバルド」と呼ばれている。オズバルドは知らないが、この名前はハスタ命名。
- 枢密院のメンバーでもあるが、後にグリゴリの民の長になった後、ハスタを使って枢密院のメンバーを殺害。
- 自分が創世力を手に入れようとする。
- ハスタ・エクステルミ (Hasta Ekstermi)
- 声:真殿光昭
- 22歳・男性、身長186cm、体重88kg
- ルカ達の行く先々に現れる男。元々はリカルドと同じ傭兵部隊だったがオズバルドに腕を買われ、レグヌム軍の一員となる。雑魚と戦うだけでは物足りないらしく、強い相手を求めている一方で、負けそうになると全力で逃亡したり、敵に命乞いしたり、相手の油断を誘ってふい撃ちするなど、汚い手段を平気で行い、狂気ともいえるほどの殺人鬼で人を殺すことに快感を得る。前世の関係ゆえか、スパーダとは因縁深い。
- 独特の言語感覚を持ち、「ポン」「りゅん」などとたまに不思議な語尾をつける。また人の名前をあまり覚えない主義なのか、オズバルドを「ブタバルド」、イリアを「イブラ・ヒモビッチ」と言ったり、勝手にあだ名をつけたりする。「話を聞いているとムネヤケがする」と言われるほど、パーティーキャラクター(特にイリア)からはその話が通じないところや喋り方を蛇蝎のごとく嫌われている。戦闘中も「ぴょろーん」などと言ったり、前世の関係か槍を使っているが「ハスタキック」と言いつつ槍で攻撃するなど、出鱈目な攻撃が多い。またスパーダに「俗物」と言われた際には「何で母親の名前知ってんだ?」と見当違いとも取れる返答をし、常人には理解できない思考回路の持ち主。
- 余談だが、エクステルミはエスペラント語で「皆殺し」を意味し、ハスタはラテン語で「槍」を意味する。
- ガードル (Gardle)
- 声:若本規夫
- 年齢不詳・男性、身長180cm、体重82kg
- 地上に対して異常なまでの愛情と執着を見せる謎の男性。地上を汚す者を憎んでおり、また目的のためには手段を選ばない。レグヌム軍と繋がりを持っている。
- 正体はグリゴリ一族の長であり、かつて天上界を滅ぼした神々の生まれかわりである異能者を、地上の敵だと思って憎んでいる。戦闘では鎌を扱う。他者の心に語りかける能力を持ち、ナーオス基地でリカルドに協力するよう語りかけ、彼を通じてルカたちの動向を監視していた。
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- タナトス (Tanatos)
- ガードルの正体はリカルドの前世の兄、タナトス。地上の女性と恋仲になり、彼女のために地上を守ろうと考え始める。その気持ちが強まり、今のような極端なものになったと思われる。なお、グリゴリは彼の子孫である。アスラの天上界統一の前にすでに死神としての役割を破棄し、地上に降りていたため、結果として天上の崩壊から逃れることになり、ヴリトラの死後はこの世で唯一の生き神となる。アスラとは面識があった様子。
- 最後はリカルドに裏切られ、ルカ達に勝負を挑むが敗北し、直後にグリゴリ族にも裏切られて死亡した。その後、オズバルドにギガンテスの動力として遺体を利用される。
- 名前の由来はギリシア神話の死神『タナトス』。またギリシア神話のほうでもタナトスとヒュプノスは兄弟神である。
[編集] アルカ教団
- マティウス (Mathias)
- 声:田中敦子
- 15歳・女性、身長168cm、体重56kg
- 本作のラスボス。世界中に勢力を増している教団の教祖。厚手の兜と鎧を被っているため、その素顔を伺うことは出来ない。イリアの持つ「前世の記憶」を求め、彼女の村を襲撃し、その後を執念深く追っている。
- 彼女もまたアスラの転生者であり、アスラの「イナンナへの憎しみや絶望」などの負の感情を受け継いだ、いわばルカの半身。「前世でのイナンナへの恨みを忘れないように」との強い執念から、その素顔はイナンナそのものの容貌である。彼女曰く、ルカはアスラの「迷い」が転生したにすぎないらしい。
- 幼いときより覚醒していたため村から異端視され、追い出されることとなる。その後は単身で王都軍と戦うなど孤独な生涯を送ってきたが、ある時彼女の力に目をつけた枢密院によって「故郷の村を襲う」と脅迫を受け、アルカ教団の教祖、すなわち異能者にとっての救世主に仕立て上げられる。しかし、救世主が追放者であるのを隠すために枢密院によって結局故郷の村は滅ぼされることとなる。
- 前世の裏切りの記憶と不幸な生い立ちが重なり、全てを憎悪し、創世力を使って世界を滅ぼそうと考えている。基本的には冷酷で自分以外の者を駒としか思っていないが、同じような境遇のシアンには同情していた。
- 「主人公と同ステータスの宿敵やライバル」は『レジェンディア』以降連続で登場しているが、それが異性というケースは彼女が初めてである。
- チトセ・チャルマ (Thitose Cxarma)
- 声:宍戸留美
- 18歳・女性、身長160cm、体重47kg
- 教団の信者。東洋風の国アシハラ出身で、着物のような格好をしている。ルカに対し興味を持っており、意味深な言動を繰り返し、彼に何度もアルカに入るように誘っていたが、「イナンナはアスラを裏切った」という発言をした際に、イリアを信じているルカと敵対することになる。イリアのことは前世での関係からか好きでないようで、かなり態度は素気なく、イリアもまた彼女を嫌っている。イリアとは違い、ルカを、というよりはアスラを愛しており、同じアスラの転生であるマティウスのことも同様に愛していた。
- 武器は短剣。忍者のような軽い身のこなしで翻弄する。
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- サクヤ
- 声:宍戸留美
- チトセの前世で、花の女神。本名は「コノハナサクヤヒメ」。アスラの配下。イナンナとアスラの仲を快く思っていない。アスラには愛情に近い感情を抱いているが、部下であるがゆえにそれを抑えている。イナンナとはアスラの見えないところで女の争いを繰り広げたりしていた。根っからの尽くすタイプで、ヴリトラは「アスラとは対等に付き合うことができない」と言っていた。ちなみにエルマーナも「チトセとルカが一緒になったら、二人とも自滅する」とまで言っていた。
- 現世でのチトセは前世のように「アスラを影から見守る」ということを嫌い、積極的にルカに近づこうとした。しかし、結局彼女の想いはルカに届く事はなく、同じアスラの転生者であるマティウスの部下になり、ルカ達と敵対するようになってしまう。最後にはルカたちに倒されたマティウスの後を追うように自害した。
- 名前の由来は日本神話に登場する女神『木花開耶姫』。
- シアン・テネブロ (Sian Tenebro)
- 声:沢城みゆき
- 13歳・男性、身長162cm、体重50kg
- 戦災孤児になったところをマティウスに助けられ、以降マティウスに心酔している。マティウス以外には心を閉ざしている。番犬のケルとベロを連れていることもあってか、ルカ達からは「犬男」というあだ名で呼ばれている。難しい言葉がわからない。
- 動物が虐待されたり動物が捨てられるこの世界に不満を抱いている。マティウスの口車に乗せられて動物と人が共存できる世界(実際にはマティウスは世界を崩壊させようとしている)を創ろうと努力していたが、天空城でマティウスの真意を知り、彼女を裏切る。犬のケル、ベロと共に産まれてきたことや、ケルとベロが凶暴だったことが原因で周囲から忌まれ続けたため、人間を嫌っている。その反面、人の愛情に餓えていて、無視されると拗ねてしまったり、アンジュに抱きしめて欲しがったり、エルマーナに抱擁されたりする一幕がある(前世であるケルベロスも孤独な生涯を送っていたため、シアンは前世でも現世でも愛情を知らずに育った)。後にマティウスから彼女の目的の真相を聞いて離反し、その後はイリアの故郷であるサニア村で、イリアの両親に世話になっている。
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- ケルベロス
- 声:沢城みゆき
- シアンの前世で、「創世力」と呼ばれる強大な力を守護する番人。見た目はケルベロスというよりも狛犬に似ており、気が抜けんばかりに愛くるしい姿をしている。語尾に「わん」とつける。「創世力」は噛み心地がいいらしく、アスラが「創世力」を手にしたときにはそれを残念がっていた。たとえ何回死のうと、またケルベロスに生まれ変わるため、その場から離れることが出来ない。それゆえ孤独であり、たとえ自分に危害を加えるつもりのない者でも追い払わなくてはならなかった。創世力を無理矢理奪おうとした者をひとり残らず殺してきたが、決して自分から手を出すようなことはしない。創世力は「作り変えた世界を責任持って治めることのできる者」に渡すと決めており、天上界を統一したアスラに約束通り譲り渡した。
- 名前の由来はギリシア神話に登場し、三つの首を持つといわれる地獄の番犬『ケルベロス』。
[編集] その他
- アルベール・グランディオーザ (Albert Grandeioza)
- 声:杉田智和
- 24歳・男性、身長182cm、体重72kg
- 北方にある国・テノスの貴族。上品で理知的な青年で、軍の高官も勤めている。アンジュに対して強い執着心を見せ、ある目的のために彼女が必要だったため、リカルドにアンジュの誘拐を依頼した。レグヌムに抵抗している。
- 武器は銃。
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- ヒンメル (Himmel)
- 声:名塚佳織
- 人間なら10代前半・男性
- アルベールの前世。天上を支える「天空神」の一柱の美少年。ラティオの思想に反発し、幽閉される。オリフィエルから英才教育を施されており、また彼とは仲がよく信頼も厚い。オリフィエルを最後まで信じていたが、救出が間に合わず処刑されてしまう。
- 「天空神」は死んでも再び転生するため、一から再教育した方が都合がよいという理由でラティオに殺されたが、転生する前に天上が滅びてしまったため甦ることはなかった。
- ヒンメル自身はセンサス同様、地上人の信仰心を大切に思っており、天地をひとつに戻したいと思っていた。しかし転生したアルベールは戦争をしている地上の人間に失望し、ラティオは正しかったと思うようになり、地上と地上人を天上に戻そうとしたセンサスを嫌悪し、かつて元老院が作ろうとしたラティオの転生者だけの理想国家を創るべく、創世力を求める。そのためにオリフィエルの転生者であるアンジュを殺し、創世力を発動させようとした(ただしアルベールはアンジュとの面識がなく、なぜアンジュがオリフィエルの転生者であることがわかったのかは不明)。
- しかしアンジュの説得により改心。以来ルカたちに飛行船を貸したりと、彼等に協力するようになる。アンジュには前世の関係とはまた別に、好意を抱いており、改心後はアンジュを殺そうとした自分を恥じる。
- 由来は『空』をドイツ語にした『Himmel』より(ただしドイツ語発音としてはヒメルが正しい)。
- エディ
- 声:斉藤貴美子
- ルカの級友。いつもルカをからかったり、ニーノと共にパシリ扱いしているが、家出したルカを心配し、危ういところを助けたりするなど、根はいい友人である。
- ニーノ
- 声:大本眞基子
- ルカの級友。勉強嫌いで、授業のノートをルカに見せてもらっている。しかしエディ同様、ルカに見せ場を作ってやろうとしたり、危ういところを助けるなど、根はいい友人でもある。
- ルカの父
- 声:大場真人
- 厳格な性格。ルカに家業を継がせようと、勉強を強要することもあるが実際には優しい父親である。
- ルカがレグヌムからいなくなって以来、食べ続けていたためにチーズスープが好物になった。
- ルカの母
- 声:大本眞基子
- とても優しく、穏やかな性格。ルカの好きなチーズスープは彼女特製。
- ハルトマン
- かつてベルフォルマ家に仕えていた執事。スパーダの教育係で、今でも彼のことを「お坊ちゃま」と呼んでいる。親や兄弟から見放されていたスパーダにとっては親代わりの存在。また、スパーダの剣術の才能を妬み、度々嫌がらせをしていた兄達からスパーダを守っていたのも彼である。
- 料理の腕は天下一品で、度々スパーダの手助けをしてくれる数少ない協力者。現在は王都から離れた町ナーオスで隠居生活を送っている。
- ポゥじいさん
- 南方の国ガルポスのジャングルに住んでいる老人。本名「エデュグワー・ラム・ポゥ」。常にノリノリで、奇妙な歌を歌う。シアンの過去を知っているなど、謎の多い人物。本人は皇帝に仕えるシェフだったと言っており、料理のレシピに関するイベントも存在する。
以上でテイルズオブイノセンスに関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] ボイスアドベンチャーDVD
『テイルズオブイノセンス』の予約特典として同梱されていたDVD。ゲームブック形式のチャットドラマ「レアバード★アドベンチャー 〜テイルズユニバース危機一髪!〜」などが収録されている。
- レアバード★アドベンチャー 〜テイルズユニバース危機一髪!〜
- 従来のチャットドラマと異なり、プレイヤーの選択によって話の展開が変わる形式になっている。選択を誤ればゲームオーバーとなり、ゲームを最初から始めることとなる。また、ゲームの途中でシリーズ作品の紹介が挿入される。タイトルの「レアバード」は、『テイルズオブファンタジア』や『テイルズオブシンフォニア』など、シリーズ作品の一部に登場する空を飛ぶ乗り物のこと。
- テイルズオブシリーズの全世界「テイルズユニバース」の安定を司る伝説のアイテム「エターナルグミ」が、3つに分かれてテイルズユニバースの各世界に四散する。プレイヤーはテイルズユニバースの崩壊を止めるため、ジェイドと共にレアバードに搭乗し、エターナルグミの欠片を探してテイルズユニバースの各世界を飛び回る。
- 冒険のナビゲーターとしてジェイド、アッシュが、冒険の先々でアーチェ、キール、ゼロス、ヴェイグ、ノーマが、敵役としてバルバトスが登場する。また、冒険の観覧者という立場でルカとカイウスが登場する。
[編集] スタッフ
- プロデューサー:大舘隆司
- ディレクター・サブキャラクターデザイン:稲垣武俊
- 音楽:中村和宏
- イメージビジュアルデザイン:岡田有章
[編集] 漫画
海童博行作画によりジャンプスクエアにて連載。ゲーム発売前に連載開始したため、オリジナル展開も多く、スタッフも「1月号では本編とは違うストーリーが展開している」とブログで語っている。2007年12月号 - 2008年6月号まで誌上連載した後、2008年6月 - 9月までジャンプスクエアのホームページ上にて続きを連載、途中で終了し、最終話は単行本に収録された。全12話。
[編集] 原作との相違点・漫画版独自の設定
- 異能者は影の形が普通の人間と違い、前世の時の姿が影になって現れる。
- マティウスがイリアの家族とスパーダの仲間を殺しており、ゲーム以上に2人から恨まれている。
- 各キャラクターの登場シーンや最期が異なる。
- シアンとアルベールが登場せず、ガードルは転生者として扱われている。
- リカルドが仲間をファミリーネームで呼ばない。
[編集] 単行本
[編集] 小説
著:金月龍之介 イラスト:松竹徳幸 スーパーダッシュ文庫
- テイルズ オブ イノセンス 引き継がれし想い ISBN 978-4086303989
- テイルズ オブ イノセンス 昇華する約束 ISBN 978-4086304115
[編集] サウンドトラック
- テイルズ オブ イノセンス オリジナルサウンドトラック アナザーイノセンス
オリジナルと銘打ってはいるが、全曲にアレンジが施されている。
[編集] 関連書籍
- テイルズ オブ イノセンス 公式コンプリートガイド ISBN 978-4902372151
- テイルズ オブ イノセンス パーフェクトガイド ISBN 978-4757741508
- テイルズオブイノセンス 天地創世の書 ISBN 978-4087794465
- 週刊テイルズオブイノセンス ISBN 978-4797346121
[編集] 注釈
[編集] 外部リンク
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