ティーンズラブ

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ティーンズラブとは、日本の漫画の分類のひとつ。略してTLと表記されることもある[1]

目次

[編集] 概要

少女漫画的な絵柄と人物設定でありながら、成人向け漫画のような、具体的かつ直接的な性的表現が物語の中で展開される少女向けの商業漫画を指す。なお同人誌の場合は、同様の漫画は男性向けも女性向けも成人向け漫画とみなされる。

内容としては少女漫画のラブコメディをアレンジしたものだが、恋愛とセックスを同義として描かれる場合が多い。また、明確な恋愛感情を伴わないまま、性交する関係の中を行き来する姿が描かれる例もある。また、レイプ近親相姦援助交際といった犯罪や禁忌的な要素が物語に含まれることがある。

主人公の女性は、読者の年齢層に合わせて10代半ばから20代前半に設定されている。相手役の男性は、10代半ばから作品によっては50代も登場することがあり幅広い。

過去には結合した性器を無修正で掲載している作品も存在したが、2009年6月現在では、自治体の規制もあって男女が裸で抱き合う程度、というものが多くなっている。

作品の流れとしては、付き合ってはいたが、倦怠期に入ったカップルが一度は流されるがまた元の鞘に収まるパターンや障害を乗り越えて結ばれる等さまざまなパターンがあるが、たいていの作品はハッピーエンドである。

[編集] 作家

ティーンズラブ漫画を執筆する作家は、多くがBL漫画とのかけもちである。また、‘商業雑誌ではティーンズラブ、同人誌ではボーイズラブ’という形態の作家や、成人向け漫画や少女漫画から転向した作家もいる。

[編集] 年譜

エルティーンコミック』や『少女革命』が草分けとされる[2]1990年代後半からゼロ年代初頭にかけてジャンルとして定着した[3]

[編集] 媒体

[編集] 雑誌

初期には『エルティーンコミック』や『少女革命』などA4中綴じが多かったが、2009年現在ではA5平綴じ、厚めのものが主流である。また、さらに小さいB6平綴じも見られる。

価格は平均600円弱程度[4]。表紙にはイラストが使われており、実写の写真が使われるレディコミとは対照的である[5]

[編集] 現在発行されている雑誌

[編集] 過去に発行されていた雑誌

[編集] 単行本

複数の出版社[6]がティーンズラブのレーベルから単行本を発行している。雑誌で発表された作品をまとめたものや書き下ろしたものの他に、読者投稿を複数の漫画家が描くアンソロジー形式の単行本も販売されている[7]

[編集] 電子書籍

電子書店によって、電子書籍の形式でも販売されている[8]。なお、後述の小説に関しても、この形式で発売されているものが少なくない。

[編集] 小説

小説についても、2002年から2003年にかけて同様の形態のものが存在した(ラブノベルズ光彩文庫ピンキーティーンズ・ノベルズ、大都ノベルズアンジェリーナシリーズ)が、いずれも短期間で廃止になった。

その後2009年6月にフランス書院ティアラ文庫を、2011年10月にはコスミック出版がマリーローズ文庫を、それぞれ立ち上げている。

[編集] 脚注

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  1. ^ 堀あきこ 『欲望のコード―マンガにみるセクシュアリティの男女差』 臨川書店、2009年、73-74頁。ISBN 978-4653040187
  2. ^ 『欲望のコード―マンガにみるセクシュアリティの男女差』109頁。
  3. ^ 『欲望のコード―マンガにみるセクシュアリティの男女差』109-110頁。
  4. ^ 『欲望のコード―マンガにみるセクシュアリティの男女差』110頁。
  5. ^ 『欲望のコード―マンガにみるセクシュアリティの男女差』154頁。
  6. ^ 近代映画社、宙コミッククリエイション、笠倉出版社松文館ぶんか社など多数。
  7. ^ りん太のももいろコミック(近代映画社) - エルティーン編集部による。既刊19巻。
  8. ^ 電子書店パピレス参考
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