ティア (企業)

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株式会社ティア
Tear Corporation
ティア本社が入居するティア黒川(2013年10月)
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社
市場情報
東証スタンダード 2485
2013年6月21日上場
名証プレミア 2485
2006年6月上場
本社所在地 日本の旗 日本
462-0841
愛知県名古屋市北区黒川本通3丁目35番地1[1](ティア黒川5階)
北緯35度11分55.3秒 東経136度54分42秒 / 北緯35.198694度 東経136.91167度 / 35.198694; 136.91167座標: 北緯35度11分55.3秒 東経136度54分42秒 / 北緯35.198694度 東経136.91167度 / 35.198694; 136.91167
設立 1997年平成9年)7月7日
業種 サービス業
法人番号 6180001045104 ウィキデータを編集
事業内容 葬儀請負を中心とした葬祭事業
代表者 冨安徳久(代表取締役社長)[1]
資本金 18億92百万円(2023年9月30日現在)[1]
発行済株式総数 22,406,100株(2022年9月30現在)[2]
売上高 連結 132億83百万円
単独 131億87百万円
2022年9月期)[2]
営業利益 連結 10億57百万円
単独 9億84百万円
(2022年9月期)[2]
純利益 連結 5億68百万円
単独 7億63百万円
(2022年9月期)[2]
純資産 連結 75億01百万円
単独 73億67百万円
(2022年9月30日現在)[2]
総資産 連結 141億66百万円
単独 138億66百万円
(2022年9月30日現在)[2]
従業員数 連結 604人、単独 514人
(2022年9月30日現在)[2]
決算期 9月30日
会計監査人 有限責任監査法人トーマツ[2]
主要株主 株式会社夢現 34.77%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 8.31%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 5.23%
(2022年9月30日現在)
主要子会社 株式会社ティアサービス 100%[2]
関係する人物 冨安徳久(創業者)
外部リンク www.tear.co.jp ウィキデータを編集
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株式会社ティア: Tear Corporation)は、愛知県名古屋市北区黒川本通に本社を構え、葬儀会館ティアを展開および葬儀施行を行う葬祭業の企業である [3]

概要[編集]

積立金、年会費不要で入会金のみの会員組織「ティアの会」の会員募集を行なっている。

直営会館は愛知県名古屋市及びその近郊を中心とし、大阪府門真市寝屋川市大東市埼玉県越谷市川口市にも展開している。また、フランチャイズ(下記節参照)でも展開している。

沿革[編集]

  • 1997年平成9年)7月7日 - 冨安徳久が株式会社ティアを設立[2]
  • 2006年(平成18年)6月2日 - 名証セントレックス上場(証券コード:2485)[2]
  • 2008年(平成20年)9月19日 - 名証2部に指定変更[2]
  • 2013年(平成25年)6月21日 - 東証2部に上場[2]
  • 2014年(平成26年)6月23日 - 東証1部・名証1部に指定変更[2]
  • 2017年(平成29年)5月 - 有限会社愛共(現・株式会社ティアサービス)の全株式を取得し完全子会社化[2]
  • 2019年(平成31年)4月 - 本社横に社員用研修施設「ティア・ヒューマンリソース・センター」を新設[新聞 1]。施設は4階建てで、延床面積は約1,300平方メートルあり、実際の式場を模した施設を備える[新聞 1]
  • 2022年令和4年)4月 - 市場区分の見直しにより東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に、名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場にそれぞれ移行[2]
  • 2023年(令和5年)11月20日 - 株式会社八光殿を傘下に持つ株式会社NSSK-VV3および株式会社東海典礼を傘下にもつ株式会社NSSK-TTの全株式を取得し子会社化[4]
  • 2024年(令和6年)3月9日 - 直営ティア越谷で男女2人の遺体取り違えが発覚(下記当該節参照)

創業家[編集]

  • 冨安徳久1960年 - ) - 創業者。愛知県生まれ。18歳で葬儀業界に入り、1997年にティアを創業
  • 冨安達也 - 長男。愛知県生まれ。18歳より大手互助会・公益社で修行。独立して継活推進協会・MIJIKAソリューションズ代表

不祥事[編集]

従業員が香典窃盗

2023年4月17日、エスケーアイマネージメントが運営するフランチャイズ「ティア安城桜井」の従業員が、香典袋に入っていた現金12万円を盗んだ疑いで安城警察署に逮捕された[5]。運営会社は「敬意を損なう弊社従業員の行動は言語道断であり、どのようなお詫びをしても償えるものでない」とお詫びして謝罪した [6]

遺体取り違え

2024年3月9日、 直営「ティア越谷」で男女2人の遺体取り違えが発覚[7]。女性の遺体は男性の遺族が立ち会う中で火葬に付された。遺灰の中に男性が身に付けていないプラチナ指輪が出てきたことから発覚[8]。本来は男性のひつぎを先に市営火葬場に運ぶ予定だったが、従業員が女性のものと取り違えた。ひつぎや遺体の手首に目印としてつけた名札などの確認を怠ったという。遺族は「謝られてもどうにもならない」と怒り心頭。同社は双方の遺族に謝罪。同社は取材に「非常に重く受け止めている。原因を究明し、再発防止を徹底したい」と回答した[9][10]

営業拠点[編集]

直営会館[編集]

名古屋市を中心にドミナント方式で葬儀会館を展開をしている。

フランチャイズ[編集]

ティア住之江の路面電車広告(阪堺電軌、2013年3月)

南海グリーフサポート系列[編集]

以下は南海グリーフサポート株式会社(南海電気鉄道(株)100%子会社)が経営

アルファ系列[編集]

以下は、株式会社アルファ(名古屋市)が経営

エスケーアイマネージメント系列[編集]

以下は、エスケーアイマネージメント株式会社(知多市、サカイホールディングス子会社)が経営

テレビ出演[編集]

社長自らテレビCMに出演している[11]

脚注[編集]

新聞[編集]

  1. ^ a b “模擬葬儀で研修 社員用施設開設 ティア”. 中日新聞朝刊: p. 9. (2019年4月12日) 

参考書籍[編集]

  • 冨安徳久『日本でいちばん「ありがとう」といわれる葬儀社 名古屋発ティア成功の秘密』綜合ユニコム、2005年。ISBN 978-4881503980 
  • 冨安徳久『「ありがとう」すべては感動のために』綜合ユニコム、2007年。ISBN 978-4881504413 
  • 冨安徳久『ぼくが葬儀屋さんになった理由(ワケ)』ホメオシス、2008年。ISBN 978-4902919059 

外部リンク[編集]