ツナ

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ツナ
Tuna assortment.png
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : サバ亜目 Scombroidei
: サバ科 Scombridae
亜科 : サバ亜科 Scombrinae
: マグロ族 Thunnini
学名
Thunnini
和名
マグロ
ツナ
英名
Tuna

5属14 - 15種(本文参照)

ツナ英語: Tuna)は、スズキ目サバ科マグロ族に分類される魚の総称[1]。5属14 - 15種が含まれる。

マグロ」と訳され通用しているが、後述のように学術的にはカツオ等を含む広い範囲を指す。この関係を分かり易く例えるならば、共通の先祖を持っているが身体的特徴が大きく異なる「」と「」の関係に似ている。以上の事から学術的に同一視される場合があるものの、ツナとカツオは全く異なる生物なのである。 なおカツオにもBonito(ボニート)という正式な英語訳があるため、名詞的意味でもマグロとは異なる。[2]

プレジャーボートの中で、特にトローリング用のスポーツフィッシャーマン(タイプ)のものには、デッキハウス(上部船室)の上に、遠くまで見渡せる操船席をもつやぐらを備えるものが多い。このやぐらは当初は「フライブリッジ」と呼ばれていたが、今では例え獲物がマグロ属ではなく「Billfish (ビルフィッシュ:カジキの意)」であっても、「ツナタワー」と呼ばれている。

学術上の分類[編集]

マグロ属クロマグロ T. orientalis は、タイセイヨウクロマグロ T. thynnus に含められることがある。その場合、T. thynnus の和名はクロマグロ、英名は Northern bluefin tuna となる。

ツナ缶[編集]

スーパーマーケットに並べられたツナ缶

ツナは、本来は生魚・魚肉の区別なく使う語だが、日本ではマグロの漬け缶詰について言うことが多い。日本で販売されているツナ缶の原材料は、主にビンナガマグロ、キハダマグロである。なお、米軍統治の歴史の長かった沖縄県では「トゥーナ」と発音されることが一般的である。

日本食の影響もあって、日本国外でもマグロの生食需要が高まり価格が上昇しつつあるため、缶詰用途としてはカツオの身で代用した缶詰も大量に製造・消費されている。いずれにしろ血合いなどを含まないホワイトミートと呼ばれる色の淡い身が使われる。

本来は植物油に漬けるものだが、低脂肪・低カロリーの需要が高まったことなどから、スープに漬けて油脂を一部あるいは完全にカットしたタイプが登場した。ツナの身はフレーク状やブロック状などがある。

なお日本で一般名詞に近い形で使われる「シーチキン」ははごろもフーズの商品名(登録商標)である。主なメーカーは、はごろもフーズの他にいなば食品マルハニチロ食品キョクヨーホテイフーズなどがある。

料理法は、マヨネーズと和えてツナマヨネーズとして使われることが多い。他にサラダパスタの具など様々な使い方がある。

脚注[編集]

  1. ^ FAOの資料(英語)
  2. ^ skipjack tuna という呼び方をする場合もあり。この事でツナとボニートは同一視されがちだが、生物学的には異なる。