ツォーベル級魚雷艇

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ツォーベル級魚雷艇
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艦級概観
種別 魚雷艇Sボート
艦名 哺乳類もしくは鳥類の名
建造者 リュールセンクローガー造船
運用者  ドイツ海軍
建造期間
就役期間 1961年~1984年(西ドイツ海軍)
同型艦 10隻
前級 ヤグアル級/ゼーアドラー級魚雷艇
次級 ゲパルト級ミサイル艇
主要諸元
排水量 基準:172.5t、満載:190t
総トン数 {{{総トン数}}}
全長 42.6m
全幅 7.1m
吃水 2.3m
深さ
機関 メルセデス・ベンツ MB 518 B ディーゼル ×4基
機関出力 3,000馬力×4基、4軸推進
電力
速力 42ノット
燃料 トン
航続距離 35ノットの速力を維持して、700海里
潜航深度 {{{潜航深度}}}
乗員 39名
搭載量
装甲
兵装 ボフォース40mm単装機関砲×2基
533mm魚雷発射管×4基
(予備魚雷3発含めて、7発の魚雷を搭載)
機雷×23基
(オプション。)
爆雷×4発
搭載機
搭載総数
搭載艇
C4ISTAR
レーダー HSA F20 射撃管制レーダー
ソナー
電子戦
対抗手段
特殊装備
その他

ツォーベル級魚雷艇ドイツ語: Zobel-Klasse)とは、西ドイツ海軍が建造・採用した魚雷艇である。142型魚雷艇(Klasse-142)とも表記される。

概要[編集]

ツォーベル級魚雷艇はヤグアル級/ゼーアドラー級魚雷艇の強化改良型として設計された。NBC汚染環境下での作戦行動を可能とするためにブリッジと40mm機関砲の砲塔を密閉化したうえで空気清浄フィルターを装着したほか、レーダーなどの電子装備も強化されている。

兵装は4基の533mm魚雷発射管であるが、従来のヤグアル級/ゼーアドラーと異なり艇体内部には3発の予備魚雷を搭載可能となっている。搭載する魚雷はイギリス製のMk 8無誘導魚雷である。

ツォーベル級魚雷艇は、10隻とも第7高速艇戦隊(7. Schnellbootgeschwader : 1961年4月1日編成)に配備された。このツォーベル級以降西ドイツ海軍では魚雷艇の新規配備は行われなくなり、1970年代から同海軍ではティーガー級及びアルバトロス級ミサイル艇の配備が始まり、魚雷艇からミサイル艇への転換が急速に進められてゆく。

1980年代にはツォーベル級も新型のゲパルト級ミサイル艇へ更新され、1984年までには10隻全てが西ドイツ海軍から退役した。

退役後のツォーベル級魚雷艇は7隻がトルコ海軍に譲渡されたが、再就役することなく全て解体された。ただし、ツォーベル級の艇体をベースに魚雷発射管を2基降ろしてペンギン対艦ミサイルの4連装ランチャー2基を搭載したカルタル級ミサイル艇Kartal class)が8隻建造され、その全てがトルコ海軍に引き渡されている

同型艇[編集]

艦番号 艦名 造船所 就役 退役 備考
P6092 / S31 ツォーベル
Zobel
リュールセン 1961年12月12日 1982年9月7日
P6093 / S32 ヴィーゼル
Wiesel
リュールセン 1962年6月25日 1984年3月6日 トルコ海軍に譲渡後、解体
P6094 / S33 ダックス
Dachs
リュールセン 1962年9月25日 1984年12月6日 トルコ海軍に譲渡後、解体
P6096 / S34 ネルツ
Nerz
リュールセン 1963年1月11日 1982年7月8日
P6098 / S35 ゲパルト
Gepard
リュールセン 1963年4月18日 1982年11月9日 トルコ海軍に譲渡後、解体
P6100 / S36 フレットヒェン
Frettchen
リュールセン 1963年6月26日 1983年8月9日 トルコ海軍に譲渡後、解体
P6101 / S37 オツェロット
Ozelot
リュールセン 1963年10月25日 1984年1月10日 トルコ海軍に譲渡後、解体
P6095 / S38 ヘルメリン
Hermelin
クローガー 1962年11月28日 1983年1月12日
P6097 / S39 プーマ
Puma
クローガー 1962年12月21日 1981年12月17日
P6099 / S40 ヒャーネ
Hyäne
クローガー 1963年5月10日 1984年6月5日 トルコ海軍に譲渡後、解体


外部リンク[編集]