TWIN21

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ツイン21
TWIN 21
TWIN21 (左:OBPパナソニックタワー 右:MIDタワー)
情報
用途 事務所店舗
設計者 日建設計[1]
施工 A工区 鹿島建設竹中工務店熊谷組
B工区 大成建設奥村組鴻池組清水建設
C工区 西松建設
D工区 大林組[1]
建築主 松下興産ツインタワー[1]
管理運営 関電プロパティーズ
構造形式 鉄骨造鉄骨鉄筋コンクリート造鉄筋コンクリート造[1]
敷地面積 31,861 m² [1]
建築面積 12,355 m² [1]
延床面積 154,767 m² [1]
状態 完成
階数 地下1階、地上38階、塔屋1階[1]
高さ 150m[1]
着工 1983年9月[1]
竣工 1986年3月[1]
開館開所 1986年
所在地

大阪府大阪市中央区城見2丁目1番61号

地図
座標 北緯34度41分34.9秒 東経135度31分52.3秒 / 北緯34.693028度 東経135.531194度 / 34.693028; 135.531194
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TWIN21(ツインにじゅういち)は、大阪府大阪市中央区大阪ビジネスパーク(OBP)における中核施設で、松下グループ松下興産が開発した。

概要[編集]

松下グループが総力を結集して建設した[1]西日本一の超高層インテリジェントビル(竣工時)を擁した複合施設で、OBP内において先陣を切ってオープンした[1]

建物は5つの棟からなり、2つのタワーは全く同じタワーである。一方を「ナショナルタワー(現:OBPパナソニックタワー)」と称し、もう一つは「MIDタワー」と名付けられた[1]。7階から37階が貸事務室で最上階はレストランと展望台、1階から4階にはショールーム金融機関等のサービス業務テナント階、5、6階には大型コンピュータも設置可能なように設計された[1]。「ギャラリー(アトリウム)」は2つのタワーの低層階で囲まれた部分に位置し、4層の吹き抜けをもったゆとりある空間で、内部には店舗が入った[1]。「MIDシアター(のちの大阪ビジネスパーク円形ホール)」は、全体を地下に埋め込んだ円形の小ホール。ファッションショー、会議場、レセプションと多用途の利用が可能だった[1]。「地下駐車場」の上部はプラザとして開放され、その空地には緑地をつくり、大小5万本の樹木が植えられた[1]

アトリウムでは、読売テレビ1988年(昭和63年)にOBP内に本社を構えてから、『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』のメイン募金会場として利用し、各種イベントなども頻繁に催された。また大阪ビジネスパーク円形ホールも各種セミナー等で利用されていた。しかし、両施設とも2021年(令和3年)3月末をもって閉館している。

建物の運営・管理(プロパティマネジメント)は、関電不動産開発の子会社である関電プロパティーズが担い、3階の連絡通路で直結する松下IMPビルとは、一体的な運営・管理が行われている。

ビル固有の郵便番号は、MIDタワーが540-61xx、OBPパナソニックタワーが540-62xx(xxは階層。地下もしくは階層不明の場合は90)。

第28回BCS賞受賞[2]

所有者[編集]

物件の所有権は不動産信託受益化されており(信託受託者は三井住友信託銀行)、信託受益権2006年(平成18年)8月にMID都市開発底地の一部は松下電器産業)から、MIDリート投資法人(現:MCUBS MidCity投資法人)に譲渡されている[3]

テナント[編集]

企業だけでなく、外国の外交機関であるオーストラリア総領事館フィリピン総領事館も入居している[4][5]

OBPパナソニックタワーでは、パナソニック情報システムや営業部門の従業員約4000人が働いていたが、2022年(令和4年)9月、経営効率化を理由にオフィスを集約する方針が明らかとなり、従業員は段階的に本社地区(大阪府門真市)などに移った[6]。また1・2階には、パナソニックスクエア(2000年2月29日閉鎖)とパナソニックセンター大阪(パナソニック製品のショールーム、2012年12月25日閉鎖)があった[6]

エピソード[編集]

  • 映画『ゴジラvsビオランテ』(1989年東宝)の中では、アトリウム部分を含むTWIN21が、ゴジラの手によって無残にも破壊されてしまう。制作にあたり東宝から松下興産(当時)に対し、映画の中でゴジラがTWIN21を破壊する旨を伝えたところ、松下興産側の担当者は「ゴジラに壊されるなら本望です」と答え快諾したという。
  • 読売テレビが情報カメラを設置している。大阪城の方向へカメラを向けると、NHK大阪放送局大阪放送会館)が映り込む。

交通アクセス[編集]

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]