チーフベアハート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
チーフベアハート
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 1993年2月1日
死没 2012年9月18日(19歳)
Chief's Crown
Amelia Bearhart
生国 カナダの旗 カナダ
生産 Richard D.Maynard
馬主 Sam-Son Farm
調教師 Mark R.Frostad(カナダ)
競走成績
生涯成績 26戦12勝
獲得賞金 3,129,017ドル 2000万円
テンプレートを表示

チーフベアハート (Chief Bearhart) は、カナダ競走馬。引退後種牡馬として日本に輸出された。

1990年代後半に芝中長距離路線で活躍し、1997年ブリーダーズカップ・ターフをはじめG1を3勝。1997、1998年度のソヴリン賞年度代表馬、1997年度のエクリプス賞最優秀芝ホース牡馬などを受賞。2002年には、カナダ競馬殿堂入りを果たした。

戦績[編集]

カナダのダービーに相当するクイーンズプレートで4着に敗れるなどダートでは芽が出なかったが、芝の競走を中心に使われるようになると、カナダ三冠最終戦のブリーダーズステークスでは2着馬に9馬身半という大差をつけて優勝。 さらに、カナディアンインターナショナルステークスでもシングスピールの2着に入り頭角を現した。

翌1997年、古馬となると本格化。カナディアンインターナショナルステークスでG1初制覇を果たすなど6戦4勝2着2回という好成績を残して、ブリーダーズカップ・ターフに出走。 本命視されていたシングスピールが故障で回避したこともあり、本馬が1番人気に支持された。 レースでは、直線で大外から脚を伸ばし、ドイツボルジアを4分の3馬身抑えてレースレコードで優勝した。

5歳となった翌1998年も、G1のマンハッタンハンデキャップを制し、カナダ国内では、ナイアガラブリーダーズカップハンデキャップ、スカイクラシックハンデキャップと連勝するなどの活躍を見せた。 しかし、連覇を狙ったカナディアンインターナショナルステークスでは、ロイヤルアンセムから2馬身差の2着。 続くブリーダーズカップ・ターフでも、スローペースでレース展開が向かなかったこともあり、追い込みきれずにバックスボーイの4着に終わった。 この後は、外国招待馬の目玉としてジャパンカップに出走。 規定によりラシックス鼻出血防止用)が使用できないという不利も影響してか、追い込み及ばずエルコンドルパサーの4着に終わり、この競走を最後に現役を引退した。

引退後は、JRAに420万ドル(約5億)で購買され、1999年から日本軽種馬協会静内種馬場で種牡馬入りし、2001年からはシャトル種牡馬としてニュージーランドでも種付けを行っていたが、2012年9月18日午前6時(JST)、急性心不全のため静内種馬場で逝去[1]

主な産駒[編集]

基本的に中距離を得意とする馬が中心ながら,ダートや短距離さらには障害で活躍する馬も輩出するなど、産駒は幅広く活躍している。2009年マイネルキッツ天皇賞(春)を制覇、ビービーガルダンスプリンターズステークスで2着、同一年に産駒が3200mと1200mのGIで連対したのは2006年サンデーサイレンスディープインパクト(天皇賞(春)1着)、オレハマッテルゼ高松宮記念1着))以来で、史上2頭目となった。

メルシーエイタイム(2002年産)
マイネルキッツ(2003年産 )

太字はGI級競走

競走成績[編集]

出走日 競馬場 競走名 距離 馬場 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
1995 01.25 ウッドバイン 未勝利 ダ5F 4着 E.ラムザミー 10馬身 Frozen Ice
1996 03.23 フェアグラウンズ 未勝利 芝8F 堅良 1着 R.ロメロ 4馬身 (Mister Eye)
04.13 キーンランド 一般競走 芝8.5F 堅良 3着 R.ロメロ 6馬身 Trail City
05.26 ウッドバイン 一般競走 ダ8.5F 1着 S.ホウリー 6 1/2馬身 (Bold Decision)
06.23 ウッドバイン プレートトライアル ダ9F 3着 S.ホウリー 2馬身 Northface
07.07 ウッドバイン クイーンズプレート ダ10F 4着 S.ホウリー 3 3/4馬身 Victor Cooly
07.25 ウッドバイン 一般競走 芝11F 堅良 1着 S.ホウリー 2 1/2馬身 (Set Ablaze)
08.25 ウッドバイン ブリーダーズS 芝12F 堅良 1着 M.ウォールズ 9 1/2馬身 (Firm Dancer)
09.29 ウッドバイン カナディアン国際S G1 芝12F 2着 S.ホウリー 2馬身 Singspiel
10.26 ウッドバイン ブリーダーズCターフ G1 芝12F 11着 S.ホウリー 11馬身 Pilsudski
1997 04.11 キーンランド メーカーズマークマイルS G3 芝8F 堅良 2着 J.サントス 1/2馬身 Influent
04.25 キーンランド エルコーンS G2 芝10F 堅良 1着 J.サントス 1/2馬身 (Snake Eyes)
06.14 ウッドバイン キングエドワードBCH G3 芝9F 堅良 1着 J.サントス 3 1/4馬身 (Crown Attorny)
07.04 アーリントン スターズ&ストライプスBCH G3 芝10F 堅良 2着 J.サントス Lakeshore Rod
09.28 ウッドバイン スカイクラシックH G2 芝11F 堅良 1着 J.サントス 6馬身 (Honor Glide)
10.19 ウッドバイン カナディアン国際S G1 芝12F 堅良 1着 J.サントス 2 1/4馬身 (Downth Asl)
11.08 ハリウッドパーク BCターフ G1 芝12F 堅良 1着 J.サントス 3/4馬身 (Borgia)
1998 04.22 キーンランド エルクウッドS G3 芝12F 稍重 2着 J.サントス 3/4馬身 African Dancer
6.6 ベルモントパーク マンハッタンHC G1 芝10F 堅良 1着 J.サントス 1 3/4馬身 (Dvonwood)
07.11 ベルモントパーク ボーリンググリーンH G2 芝11F 堅良 3着 J.サントス 4 1/4馬身 Cetewayo
08.15 サラトガ ソードダンサーHC G1 芝12F 堅良 5着 J.サントス 3 1/2馬身 Cetewayo
09.05 ウッドバイン ナイアガラBCH G1 芝12F 堅良 1着 J.サントス 2 3/4馬身 (Green Means Go)
09.27 ウッドバイン スカイクラシックH G1 芝11F 稍重 1着 J.サントス 3 1/4馬身 (Green Means Go)
10.18 ウッドバイン カナディアン国際S G1 芝12F 堅良 2着 J.サントス 2馬身 Royal Anthem
11.07 チャーチルダウンズ BCターフ G1 芝12F 堅良 4着 J.サントス 3馬身 Buck's Boy
11.29 東京 ジャパンC GI 芝2400m 4着 J.サントス 4 3/4馬身 エルコンドルパサー

血統表[編集]

チーフベアハート血統ダンジグ系 / Bold Ruler4×3=18.75% Nasrullah5×4×5=12.50% Nearco5×5×5=9.38%)

Chief's Crown
1982 鹿毛
Danzig
1977 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Pas de Nom Admiral's Voyage
Petitioner
Six Crowns
1976 栗毛
Secretariat Bold Ruler
Somethingroyal
Chris Evert Swoon's Son
Miss Carmie

Amelia Bearhart
1983 栗毛
Bold Hour
1964 黒鹿毛
Bold Ruler Nasrullah
Miss Disco
Seven Thirty Mr.Music
Time to Dine
Myrtlewood Lass
1972 鹿毛
Ribot Tenerani
Romanella
Gold Digger Nashua
Sequence F-No.13-c

血統背景[編集]

脚注[編集]

  1. ^ チーフベアハート号が死亡 - 日本中央競馬会公式サイト 2012年9月18日閲覧

外部リンク[編集]