チラリズム

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チラリズムとは、全裸や性器の露出といったあからさまな性的アプローチよりも、偶然や何かの拍子に見えてしまう下着や素肌などが醸し出す淡い色気の方に興奮する性的嗜好を指す。

概略[編集]

チラリズムとはもともと、女優の浅香光代剣劇芝居の立ち回りを行う際にチラリと見える太ももが醸し出すエロティシズムを新聞記者が表現した言葉である。1951年(昭和26年)流行語となった。とはいえ、この性的嗜好はそれ以前から存在している。近代以前は洋の東西を問わず女性の肌の露出は社会的な一種の禁忌となっていた。そのため女性の隠された素肌に対する性的興味や性的好奇心抑圧されてきたが、一部に性的嗜好として好事家の興味対象となった。20世紀後半以降、とくに1970年代から漫画テレビドラマの演出方法として広まりごく一般的な概念となった。

チラリズムは、羞恥心との関係が強い。女性が普段は隠されているべき部位を晒すことに羞恥を感じ、そこを隠そうとして慌てる仕草などに性的欲求を喚起される傾向がある。近年、若い女性の肌の露出が増えるとともに、見せるための下着も存在しているため、チラリズムは衰退傾向にある。

おもな別称[編集]

パンチラ
パンツがチラリと見えること。スカートから女性の下着が見えた場合の呼び名。
ブラチラ
ブラジャーがチラリと見えること。薄着の女性のデコルテ付近や、腋の下などでブラジャーの一部が見えた場合の呼び名。
胸チラ
乳房、とくに胸の谷間がチラリと見えること。ただし、水着など初めからバストラインが見えるような服装をしている場合は除外される。
ハミ乳
着衣から乳房が一部はみ出している状態のこと。下部分がはみ出している場合は下乳、横部分がはみ出している場合は横乳。
チクチラ
女性の乳首がチラリと見えること。全裸にはならないイメージビデオなどで一瞬乳首が見えたときにもこの言葉が使われる。
ブルチラ
ブルマーがチラリと見えること。
ブリチラ
短パンの裾の隙間からブリーフがチラリと見えること。
フンチラ
男性の浴衣半纏からふんどしがチラリと見えること。
シミチョロ
スカートの裾などにシミーズがチョロリと見えること。
足チラ
長いスカートやなどで隠されている生足がチラリと見えること。
ベロチラ
女性の口元からがチラリと見えること。

関連書籍[編集]

  • 週刊現代2011年1月15・22日号

関連項目[編集]