チョッパリ

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チョッパリ
Anti-japan banner, 2005.jpg
韓国で差別語が公然と使われている横断幕
各種表記
ハングル 쪽발이
漢字 豚足 / 豚脚
発音 チョッパリ
チョクパリ
英語 jjok-bari
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チョッパリ或はチョクパリは、朝鮮語における差別用語のひとつで、日本人に対する侮蔑表現である。韓国では比較的頻繁に使われる日本人の卑称。派生語と合わせて解説する。

概要

羊や牛や鹿などの偶蹄類に属するの蹄の先が二つに割れていることから、転じて植民地時代に朝鮮人が支配者である日本の民族衣装である下駄の鼻緒や足袋のつま先が二つに分かれている様子を動物になぞらえたものである[1][2]。端的には「豚の足」を指していて、要するに下駄や足袋を履く日本人を豚になぞらえるようとする表現であって、「豚~」という派生する差別表現も使われる。似た表現に、これよりも古くからあるが、「ウェノム(왜놈 / 倭奴)」があるが、こちらは小中華思想を反映したものである。

また、同様に在日韓国・朝鮮人に対して朝鮮半島の人が使う、半分日本人であるという意味のパンチョッパリ반 쪽발이 / 半チョッパリ)という侮蔑語もあり、これは在日への軽蔑の意を表す差別用語である。半分日本人は、同胞ではない部外者であることを暗示するが、混血児や日本在住者だけではなく、日本贔屓や日本人のような行動をする人に対しても広く使われる。似た表現に「キョッポ(교포 / 僑胞)」があるが、これにも侮蔑的ニュアンスが含まれる。

文芸作品

  • 小林勝に『チョッパリ』という小説があるが、朝鮮で暮らした日本人が敗戦を境に「部外者」であることを強く認識して「チョッパリ」という精神的な刑を自らに与えたというものであるが、後藤明生は同小説を「『朝鮮コンプレックス』とでもいう他ない」と書評している[3]
  • 李恢成に、帰化問題をめぐって家族との葛藤をもつ在日青年を主人公にした「半チョッパリ」という小説がある。

脚注・出典

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参考文献

  • 中村憲一 『コリアのおもしろさ』 晩聲社、2013年ISBN 4891883588 

関連項目