チャーリー・クリスト

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チャーリー・クリスト

“チャーリー”チャールズ・ジョセフ・クリスト・ジュニアCharles Joseph "Charlie" Crist, Jr.1956年7月24日 - )は、アメリカ合衆国政治家弁護士

来歴[編集]

ペンシルベニア州アルトゥーナで生まれた[1]。父はギリシャキプロス人、母はスコットランドおよびアイルランド系である[2]。彼の家族の姓クリストは元々のギリシャ語の姓Christodoulouからとられたものである[3]。高校時代はアメリカンフットボールクォーターバックであったが、ひざの故障から最終学年にはあまりプレーできなかった。フットボールを続けていきたい彼は、強豪校ではないウェイクフォレスト大学に進学したが、ベンチを暖めるばかりで、2年間を過ごした後、ホームシックにかかったこともあり、フロリダ州立大学へ転校した。大学卒業後、23歳の時に結婚したが、8ヵ月後の1980年2月15日に離婚した[4]フロリダ州上院議員(1993年 - 1999年)から1998年中間選挙共和党連邦上院議員候補(民主党現職のボブ・グラムに敗退)。その後州教育長官(2001年 - 2003年)州司法長官(2003年 - 2007年)を経て、2006年の中間選挙で共和党からフロリダ州知事に当選(在職2007年-2011年)。所属政党は後述。

司法畑の出身で弁護士から政界入り。共和党員としてキャリアをスタート。長年州政に従事しながらキャリアを積み、ジェブ・ブッシュの後任として州知事を務める頃には、共和党穏健派の代表格として名前が挙がるようになる。前任者に劣らぬ手腕と人気があり、2008年アメリカ合衆国大統領選挙では、早くも副大統領候補の一人として名前が挙がった。2010年の中間選挙では、共和党連邦上院の複数の有力者の推挙を得て、州知事の再選を辞退し連邦上院選挙への出馬を表明。ところが折から吹き荒れるティーパーティー運動の旋風に乗り、保守派の支持を得た無名の若手州下院議長マルコ・ルビオに党の上院議員候補指名を奪われる。

このため、追われる形で共和党を離党することとなり、独立派候補として同年の上院選に出馬するも、ルビオの勢いに圧倒される結果となり落選。保守化の進む共和党で居場所を失ったクリストが2012年アメリカ合衆国大統領選挙で応援演説を行ったのは共和党全国大会ではなく民主党全国大会であった。ここでかねてから示唆されていたバラク・オバマへの支持を鮮明にしたクリストは、以後は事実上民主党の一員として看做されるようになる。

2013年11月、クリストは2014年の中間選挙に民主党からフロリダ州知事選に立候補することを表明[5]。共和党と完全に袂を分かつこととなった。現在支持率が低迷する共和党現職知事のリック・スコットに対し世論調査で優位に立っており、返り咲きとなればホワイトハウス奪還を目指す共和党、特にフロリダを地盤とするブッシュとルビオには手痛い結果となるため、その動向は今後の全米の政治を占う上で大変注目される。

脚注[編集]

  1. ^ Morgan, Lucy (2005年5月9日). “Crist Will Enter Governor's Race”. en:St. Petersburg Times. pp. 1A. http://pqasb.pqarchiver.com/sptimes/835232441.html?MAC=939a2bba9802553477e6bde045fe21f6&did=835232441&FMT=FT&FMTS=FT&date=May+9%2C+2005&author=LUCY+MORGAN&pub=St.+Petersburg+Times&printformat=&desc=Crist+will+enter+governor%27s+race 2007年1月12日閲覧。 
  2. ^ Steve Bousquet (2006年10月20日). “Father is first for unmarried politico”. St. Petersburg Times. http://www.sptimes.com/2006/10/20/news_pf/State/Father_is_first_for_u.shtml 
  3. ^ Medved, Michael (2008年5月28日). “The GOP Veep List: Pros and Cons”. en:Townhall.com. 2008年10月15日閲覧。
  4. ^ Steve Bousquet (2006年8月27日). “Charlie Crist: A fuzzy line divides personal and political lives”. タンパベイ・タイムズ. 2013年12月31日閲覧。
  5. ^ 元共和党知事、民主に移籍し再出馬 フロリダ州

外部リンク[編集]