チャド・ドーソン

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チャド・ドーソン
Dawson Harding136.jpg
基本情報
本名 チャド・ドーソン
通称 Bad
階級 ライトヘビー級
身長 185cm
リーチ 194cm
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
誕生日 1982年7月13日(32歳)
出身地 サウスカロライナ州ハーツビル
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 38
勝ち 32
KO勝ち 18
敗け 4
無効試合 2
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チャド・ドーソンChad Dawson、男性、1982年7月13日 - )は、アメリカ合衆国プロボクサーサウスカロライナ州ハーツビル出身。第31代・第35代WBC世界ライトヘビー級王者。第15代IBF世界ライトヘビー級王者。「Bad(悪)」の異名を持つ。これは、ドーソンのスタイルが対処しにくく、相手に「あいつは嫌な(bad)やつだ」と憎まれ口をよく叩かれたことによる。

長身のサウスポーであり、相手にとっては非常に戦いにくい選手である。インファイトにやや課題を抱えるものの、距離の長いシャープなジャブとコンビネーションで相手を懐に入れさせないそのスキルフルかつハイセンスなボクシングは、未来のスーパースター候補と呼ばれるに相応しい。また、長身でありながらスピードにも長けており、そのスピードを活かしたアウトボクシングにも巧さが光る。元5階級制覇の無敗王者フロイド・メイウェザー・ジュニアと非常に仲が良く、アントニオ・ターバーとの第1戦前には「スピードでかきまわせ。そうすれば勝てる」とアドバイスを受け、その通りの内容で勝利を収めた。

来歴[編集]

2001年8月18日に19歳でプロデビュー。全勝のまま2003年10月31日には空位だったWBC世界ミドル級ユース王座を獲得。同王座を3度防衛した後、2005年11月18日にはNABO北米スーパーミドル級タイトルを獲得。さらに翌2006年6月2日にはNABF北米ライトヘビー級タイトルを獲得。

最初のメジャータイトル挑戦として2007年2月3日にトマシュ・アダメクポーランド)の持つWBC世界ライトヘビー級王座に挑戦し、12回判定勝ちで無敗のまま世界王座を獲得した[1]

2007年9月29日、エピファニオ・メンドサ(コロンビア)と対戦し、4回KO勝ちで2度目の防衛に成功した[2]

2008年4月12日、グレンコフ・ジョンソンジャマイカ)と対戦し、3-0の判定勝ちで3度目の防衛に成功した。

2008年7月、WBC世界ライトヘビー級暫定王者アドリアン・ディアコヌとの王座統一戦を拒否し、王座を剥奪された[3]

2008年10月11日、アントニオ・ターバーアメリカ)の持つIBF世界ライトヘビー級王座とIBO世界ライトヘビー級王座に挑戦し、3-0の判定勝ちでIBF王座とIBO王座の獲得に成功した[4]

2009年5月9日、アントニオ・ターバーとダイレクトリマッチで対戦し、3-0の判定勝ちでIBF王座とIBO王座の初防衛に成功した。

2009年11月7日、WBC世界ライトヘビー級暫定王座決定戦並びにIBO世界ライトヘビー級タイトルマッチでグレンコフ・ジョンソンと再戦し、3-0の判定勝ちでWBC世界ライトヘビー級暫定王座を獲得、IBO王座の2度目の防衛に成功した[5]

2010年8月14日、WBC世界ライトヘビー級正規王者ジャン・パスカルと自らの持つIBO世界ライトヘビー級王座を懸けWBC世界ライトヘビー級王座統一戦並びにIBO世界ライトヘビー級タイトルマッチで対戦。11回にバッティングによりドーソンが右瞼をカットし、負傷判定負けでWBC世界ライトヘビー級王座統一に失敗、同時にIBO世界ライトヘビー級王座からも陥落、プロキャリア初黒星を喫した[6]

2011年10月15日、バーナード・ホプキンスの持つWBC世界ライトヘビー級王座に挑戦。2ラウンド途中にドーソンがホプキンスの膝を抱えるような形で押し倒し、この際左肩を強打したホプキンスが試合続行不可能となった。主審はドーソンのTKO勝ちとしたが試合後のビデオ検証の結果引き分けに訂正、ホプキンスに王座が返還された[7]

2012年4月28日、ロサンゼルスステイプルズ・センターからアトランティックシティボードウォーク・ホールに舞台を移して行われたバーナード・ホプキンスとの再戦は2-0(117-111が2者、114-114)の判定勝ちでドーソンがWBC世界ライトヘビー級王座に返り咲いたのと同時にリングマガジンから認定王座が贈られた[8]

2012年9月8日、アトランティックシティボードウォーク・ホールアンドレ・ウォードの持つWBA世界スーパーミドル級スーパー王座とWBC世界スーパーミドル級王座に挑戦したが10回2分45秒TKO負けで2階級制覇に失敗した[9]

2013年6月8日、モントリオールベル・センターで同級3位アドニス・ステベンソンとWBC世界ライトヘビー級王座の初防衛戦を行い、フェイント気味に放った左ストレートでダウンを奪われ、起き上がるも足元がふらつきレフェリーがストップ。1回1分16秒TKO負けを喫し、初防衛に失敗し王座から陥落したのと同時にリングマガジン王座を手放した[10]

2014年10月04日、コネチカット州にてランセス・バルテレミーvsフェルナンド・サウセドの前座でトミー・カーペンシーと対戦。10回1-2(94-96、96-94、94-96)の判定負けを喫した。

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ダウン応酬 ドウソン新王者に WBC・L・ヘビー級戦 [リンク切れ] ボクシング総合ポータル「Box-on!」 2007年2月4日
  2. ^ ドウソン、代役に楽勝V2 [リンク切れ] ボクシング総合ポータル「Box-on!」 2007年9月30日
  3. ^ ドウソンが王座放棄 ディアコヌー正王者へ昇格 [リンク切れ] ボクシング総合ポータル「Box-on!」 2008年7月15日
  4. ^ ドウソン、ターバーに圧勝 IBF世界L・ヘビー級戦 [リンク切れ] ボクシング総合ポータル「Box-on!」 2008年10月13日
  5. ^ ドウソン、また宿敵に勝つ WBC暫定L・ヘビー級戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2009年11月10日
  6. ^ ドウソン初黒星 パスカル負傷判定勝ち WBC・L・ヘビー級 ボクシングニュース「Box-on!」 2010年8月16日
  7. ^ ホプキンス王座返還 ビデオ検証でドロー 日刊スポーツ 2011年10月22日
  8. ^ 47歳ホプキンス判定で王座防衛に失敗 デイリースポーツオンライン 2012年4月29日
  9. ^ ワードが防衛!10回TKO 日刊スポーツ 2012年9月10日
  10. ^ スティーブンソン電撃TKO奪取 WBC・L・ヘビー級 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年6月9日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
トマシュ・アダメク
第31代WBC世界ライトヘビー級王者

2007年2月3日 - 2008年7月11日(剥奪)

空位
次タイトル獲得者
アドリアン・ディアコヌ
前王者
アントニオ・ターバー
第15代IBF世界ライトヘビー級王者

2008年10月11日 - 2009年5月27日(返上)

空位
次タイトル獲得者
タボリス・クラウド
暫定王座決定戦 対戦者
グレンコフ・ジョンソン
WBC世界ライトヘビー級暫定王者

2009年11月7日 - 2010年8月14日

次暫定王者
王座統一戦により消滅
前王者
バーナード・ホプキンス
第35代WBC世界ライトヘビー級王者

2012年4月28日 - 2013年6月8日

次王者
アドニス・ステベンソン