チャップリンの衝突

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チャップリンの衝突
The Fatal Mallet
監督 マック・セネット
脚本 マック・セネット
製作 マック・セネット
出演者 チャールズ・チャップリン
メーベル・ノーマンド
マック・セネット
マック・スウェイン
撮影 フランク・D・ウィリアムズ
配給 キーストン・フィルム・カンパニー
公開 1914年6月1日
上映時間 18分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 サイレント映画
英語字幕
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The Fatal Mallet

チャップリンの衝突』(The Fatal Mallet) は、1914年公開の短編サイレント映画キーストン社による製作で、監督はマック・セネット。1971年に映画研究家ウノ・アスプランドが制定したチャップリンのフィルモグラフィーの整理システムに基づけば、チャップリンの映画出演15作目にあたる[1][注釈 1]。別邦題は『運命の木槌』。

あらすじ[編集]

チャーリーとセネットは双方ともメーベルに愛情を抱いていた。そこに第三の男スウェインが現れ、3人は木槌とレンガを使ってメーベルを何とかしようと企むが、チャーリーはセネットとスウェインを納屋に押し込めてメーベルをものにする。しかし、納屋から出てきたスウェインと争っているうちに、同じく納屋から出てきたセネットに持って行かれることとなった[2]

評価[編集]

1人の女性をめぐる男性の争いを扱った典型的な「公園もの」の作品で、ノンフィクション作家で映画史家のテッド・オクダ英語版は、「セネットは、意図的にチャップリンを悪者にしようと暴力的な演出している」と分析している[2]。またオクダは、セネットの暴力描写について「のちの三ばか大将は暴力を喜劇に見せるセンスがあったが、セネットにはそれがない」と論じている[2]

キャスト[編集]

  • チャールズ・チャップリン:求婚者
  • メーベル・ノーマンド:メーベル
  • マック・セネット:ライバルの求婚者
  • マック・スウェイン:男

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 1914年製作、2010年発見の『泥棒を捕まえる人』を除く

出典[編集]

  1. ^ #大野 (2007) p.253
  2. ^ a b c #Ted Okuda p.42

参考文献[編集]

  • チャールズ・チャップリン『チャップリン自伝』中野好夫(訳)、新潮社、1966年。ISBN 4-10-505001-X 
  • デイヴィッド・ロビンソン『チャップリン』 上、宮本高晴、高田恵子(訳)、文藝春秋、1993年。ISBN 4-16-347430-7 
  • デイヴィッド・ロビンソン『チャップリン』 下、宮本高晴、高田恵子(訳)、文藝春秋、1993年。ISBN 4-16-347440-4 
  • 大野裕之『チャップリン再入門』日本放送出版協会、2005年。ISBN 4-14-088141-0 
  • Charlie Chaplin at Keystone And Essanay: Dawn of the Tramp - Google ブックス
  • 大野裕之『チャップリン・未公開NGフィルムの全貌』日本放送出版協会、2007年。ISBN 978-4-14-081183-2 

外部リンク[編集]