チャタテムシ

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チャタテムシ
Graphopsocus cruciatus 02.jpg
Graphopsocus cruciatus
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 咀顎目 Psocodea
階級なし : チャタテムシ
亜目

チャタテムシ(茶立虫)は、昆虫綱咀顎目(Psocodea)のうち、寄生性のシラミハジラミ以外の微小昆虫の総称。

側系統だが、かつてはチャタテムシ目噛虫目、Psocoptera) に分類された。チャタテムシ目は現在でも便宜的に使われるが、亜目などに格下げされたのではなく、正式な分類群としては認められていない。

有翅のものと無翅のものがいる。咀嚼口式で、触角は糸状である。有翅のものでは体長より長い。

特徴[編集]

無翅のチャタテムシ[編集]

コチャタテ科、コナチャタテ科などの昆虫などで無翅である。体長は1 - 2ミリメートル程度、形状がシロアリなどに似て、頭部が相対的に大きい。コナチャタテ科のものでは雄と雌で体長にかなりの差がある。書物、乾燥食品、動植物標本皮革製品などを食害する害虫として知られ、しばしば大発生してかなりの被害をもたらすこともある。

有翅のチャタテムシ[編集]

チャタテムシ科、ホシチャタテ科などで有翅である。体長は3 - 7ミリメートルほどで、前翅のほうが大きい。カビ不完全地衣類などを食べる。ウンカショウジョウバエと間違えられることもあるが、本体の形状がそれらとは著しく異なるため、区別できる。

分類[編集]

  • チャタテ亜目 Psocomorpha(24科 約3,600種)
    • ケチャタテ下目 Caeciliusetae - ケブカチャタテ科 Amphipsocidae、Asiopsocidae、ケチャタテ科 Caeciliusidae、Dasydemellidae、ホソチャタテ科 Stenopsocidae
    • ケチャタテモドキ下目 Epipsocetae - Cladiopsocidae、Dolabellopsocidae、ケチャタテモドキ科 Epipsocidae、Neurostigmatidae、Ptiloneuridae
    • Homilopsocidea - Archipsocidae、Bryopsocidae、Calopsocidae、ウスイロチャタテ科 Ectopsocidae、Elipsocidae、ヒメチャタテ科 Lachesillidae、マルチャタテ科 Mesopsocidae、マドチャタテ科 Peripsocidae、クロフチャタテ科 Philotarsidae、ニセケチャタテ科 Pseudocaeciliidae、Trichopsocidae
    • チャタテ下目 Psocetae - ホシチャタテ科 Myopsocidae、Psilopsocidae、チャタテ科 Psocidae
  • コナチャタテ亜目 Troctomorpha (9科)
    • ウロコチャタテ下目 Amphientometae - ウロコチャタテ科 Amphientomidae、Compsocidae、Electrentomidae、Musapsocidae、Protroctopsocidae、Troctopsocidae
    • Nanopsocetae - コナチャタテ科 Liposcelididae、フトチャタテ科 Pachytroctidae、Sphaeropsocidae
  • コチャタテ亜目 Trogiomorpha (7科 約340種)
    • Atropetae - Archaeotropidae、Empheriidae、ビロウドチャタテ科 Lepidopsocidae、Psoquillidae、コチャタテ科 Trogiidae
    • Psocathropetae - Prionoglarididae、セマガリチャタテ科 Psyllipsocidae

コナチャタテ亜目は側系統、他の2亜目は単系統である。

系統については咀顎目を参照。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]