チップス・アンド・テクノロジーズ

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チップス・アンド・テクノロジーズ: Chips and TechnologiesC&T)は最初のファブレス半導体企業。創業者は Dado Banatao。ファブレスモデルの考案者は Gordon Campbellである。

最初の製品は EGA IBM互換グラフィックスチップだった。その後、PCマザーボードチップセットグラフィックコントローラなどを開発した。

1997年、インテルはC&Tのグラフィックスチップ事業を獲得するため、C&Tを買収した[1]

x86 製品[編集]

x86-CPU Super386
C&T SuperMath J38700DX

C&T SuperMath J38700DX は、80387DX互換のFPUコプロセッサだった。

C&T は他にも386互換のマイクロプロセッサ Super386 38600DX/38600SX をクリーンルーム設計技術で開発したが、インテルAMDサイリックスなどが開発した同等CPUとの競争では成功したとは言えない。C&T 38605DX は512バイトのキャッシュを備えていたが、144ピンのPGAパッケージであり、386のソケットとは非互換だった。

ビデオチップ[編集]

82C451搭載ビデオカード

1987年、チップス・アンド・テクノロジーズはインテル以外では初めてVGA互換チップセット 82C451 をリリースした。また同年に 82C441 というチップを使ったVGAカードもリリースした[2]。これによってIBM互換グラフィックディスプレイ市場が生まれた。その後、トライデント・マイクロシステムズ、ウェスタン・デジタルシーラス・ロジック、オークテクノロジーといった企業が同市場に参入し、次第に飽和していった。

チップス・アンド・テクノロジーズが開発したビデオカードとして Wingine(チップはCT64200とCT64300)がある。これは超高速フレームバッファを備え、独自ローカルバススロットでマザーボードに装着する形態だった。このスロットを備えたマザーボードはエプソンとJCISが製造していた。Wingine は特にインテルのプロセッサを使ったNEXTSTEPでよく使われた。これはそのOSで使える最も高性能なビデオカードのひとつだったためである。

そのほかにいくつかの CT6???? という番号のビデオチップがあった。

脚注[編集]

外部リンク[編集]