チキンラーメン
| 販売会社 | 日清食品 |
|---|---|
| 種類 | 中華風即席麺 |
| 販売開始年 | 1958年 |
| 完成国 | |
| 関係する人物 | 安藤百福 |
| 外部リンク | http://www.chikinramen.jp |
チキンラーメン(英語: Nissin Chikin Ramen)は、日清食品が販売しているインスタントラーメンの銘柄である。
商業的に成功した即席麺としては先駆者的存在である。日清食品ホールディングス株式会社の登録商標(第2685160号ほか)である。「日清チキンラーメン」ともいう。
袋入りインスタントラーメンであるが、調理方法はお湯をかけて密閉するだけであり、容器を別に用意する必要があるほかはカップ麺と同様の調理方法で、加熱の必要がない点が他の袋入りインスタントラーメンと大きく異なる(カップ麺の派生商品もある)。
目次 |
概要 [編集]
日清食品創業者の安藤百福が終戦直後の大阪・梅田の闇市でラーメン屋台に並ぶ行列を見て、「もっと手軽にラーメンを」と開発した。
チキンラーメンの開発は、安藤が大阪府池田市の自宅の敷地内に作業小屋を建て、試行錯誤の末に生まれた。ある日、夫人が作っていた天ぷらの調理法を見て受けた印象や食感をヒントに、「油の熱で乾かす」瞬間油熱乾燥法を思いつき採用した。池田市にある「インスタントラーメン発明記念館」には、チキンラーメンを開発した作業小屋が復元・展示されている。チキンラーメンのチキンのアルファベット表記はChickenではなくChikinと綴られている。
歴史 [編集]
- 1958年(昭和33年)8月25日 - 販売開始、85グラム入り35円(当時の物価参考:大卒者初任給13,467円、国鉄初乗り10円、入浴料16円)で販売された。大阪・梅田の阪急百貨店うめだ本店で試食販売が行われ、これを記念して8月25日は「チキンラーメン誕生の日」とされている。チキンラーメンの発売により、それまでの「支那そば」「中華そば」にかわり、「ラーメン」という呼び名が全国的に広まった。初代キャラクターは「チーちゃん」と「キン坊」。
- 1967年より外袋に描かれたキャラクターを「ちびっこ」に変更。
- 1978年 - 箱入りタイプのチキンラーメン発売。CMは千昌夫を起用。
- 1984年に南伸坊を起用したCM「すぐおいしい、すごくおいしい篇」からアレンジを変えつつ使用されているCMソングは鈴木さえ子の曲である。
- 1987年11月 - チキンラーメン5食パック発売。
- 1990年より外袋に描かれたキャラクターは「ひよこちゃん」。
- 1991年 - どんぶり型の発泡スチロールカップ容器に入った「チキンラーメンどんぶり」(略称チキどん)も発売された。こちらには具としてフリーズドライの鶏ささみほぐし肉とかき玉子とネギが入っている。同時に、ミニサイズのどんぶり「チキンラーメンどんぶりミニ」も発売。
- 1994年3月 - チキンラーメンMini発売。20g入りが3袋セットのパック。どんぶりではなく、マグカップ等で作ることができる。
- 2001年8月 - チキンラーメン初のバケツ型容器を用いた大盛りカップ版「チキンラーメン ダイナカップ 焦がしねぎチャーシュー入り」を発売。
- 2003年
- 2004年8月16日 - チキンラーメンの誕生日(1958年8月25日)に合わせて、チキンラーメン1袋と白いフタ付きどんぶりがセットになった、「チキンラーメン付きどんぶり」を数量限定で販売した。
- 2005年
- 4月25日 - チキンラーメンMini1パックと、ひよこちゃんの絵入りマグカップ1個がセットになった「チキンラーメンMini付きひよこちゃんフタつきマグカップ」を限定で販売。マグカップは陶器、フタはプラスチックだった。フタの無いセットも販売された模様。
- 8月 - フリーズドライのキムチが入った「チキンラーメンどんぶり プラスキムチ」と縦型ラージカップを用いた大盛サイズのカップ麺「チキンラーメン ビッグ」がそれぞれ発売。その後「チキンラーメン ビッグ」は毎年8月に限定で発売されることに。
- 11月21日 - チキンラーメン1袋とひよこちゃんの絵入り土鍋がセットになった「チキンラーメン&土鍋セット」を期間限定で販売した。
- 2006年10月16日 - チキンラーメン1袋と白いフタ付きどんぶり(たち吉製)がセットになった、「チキンラーメン&どんぶりセット」を数量限定で販売した。
- 2007年
- 2月 - 野菜などの具が追加された「国分太一流鶏だんご鍋風チキンラーメンどんぶり」、「仲間由紀恵流野菜チャンプルー風チキンラーメンどんぶり」が発売された。
- 4月2日 - 「チキンラーメン&どんぶりセット」の縮小サイズのどんぶり(たち吉製)、がセットになった「チキンラーメンMini & ひよこちゃんミニどんぶりセット」が数量限定で発売された。
- 7月17日 - オイスターソースを隠し味に加え、フライパンで焼きそばにして食べるのに適した「日清焼チキン」が発売された。ソース味ではないので、ラーメンにして食べることも可能。塩分が少ないため、ラーメンとして調理する場合は通常のチキンラーメンより味は若干薄め。
- 8月6日 - 袋入りのチキンラーメン2食にフタとどんぶり各2つをまとめて包装した「チキンラーメン ツインズ」がコンビニエンスストア限定で発売された。
- 8月13日 - 縦長のカップ入りで、具として炭火焼きの鶏肉、卵、葱、赤ピーマンを入れた「炭火焼チキンたっぷりのチキンビッグカップ」が発売された。
- 8月20日 - 具としてタマネギ、ニンジン、キャベツ、アスパラガスを加え、カレー風味を加えた「チキンラーメンどんぶり プラス野菜カレー」が発売された。「たまごポケット」未採用。
- 2008年
- 1月7日 - レトルトパックの餅が入った「チキンラーメンどんぶり プラス杵つきもち」と煮込み専用の「ふわふわたまごの素付き チキンラーメン」が発売された。
- 2月12日 - 「日清焼チキン」のカップ焼きそば版「日清焼チキン カップ」発売。調理に使ったお湯は捨てずにスープになる。
- 3月 - チキンラーメン発売開始50周年を迎えるのを記念して、日清食品の海外現地法人がチキンラーメンの製造を開始。[1]日本以外でチキンラーメンが製造される国は以下の通り(カッコ内は現地での名称)。
- 「リフィル」(詰め替え用)発売開始
- 5月 - 2003年よりついていたたまごポケットを、白身用、黄身用の2段構成としたWたまごポケットにリニューアル[2]。
- 8月25日 - チキンラーメン誕生50周年。「特製金のオイル」付きの50周年記念限定版を袋・カップで発売。
- 2009年
- 2010年
- 3月1日 - 日清食品の創業者で、インスタントラーメンの発明者である安藤百福の生誕100年にちなみ「チキンラーメン 生誕百年記念パッケージ」を期間限定で発売。発売当時(1958年)の価格35円、5食パック175円(税込・メーカー希望小売価格)で販売される[1]。
- 7月28日 - イメージキャラクター「ひよこちゃん」のデザイン変更を発表[2]。新デザインは、「プレイセットプロダクツ」によって製作された。
- 8月 - 日清食品が“全麺革命”の一環として進めている「太めん製法」を取り入れた「チキンラーメン 太めんどんぶり」及び「チキンラーメン 太めんBIGカップ」「焼チキン 太めんカップ」を限定発売。
- 2011年
- 2012年
調理法 [編集]
袋をあけて取り出した乾燥麺をどんぶりなどの食器に入れ、熱湯をかけて蓋をする。おおよそ3分間(発売当初は2分間とされた)待てば食べられる。熱湯を沸かした鍋で直接煮込めば1分強で食べられる。
具材は入っていない。右の写真のようにくぼみを上にして麺をどんぶりに入れ、くぼみの上に生の鶏卵を乗せ、刻みネギを入れて湯をかけて食べることが一般的で、写真がパッケージにも印刷されている。
調理しなくても、多少塩辛いがそのまま囓ったり[3]、粉砕してご飯やスープに掛けて食べることも可能で、麺に含まれるデンプン質はアルファ化(加熱によって糊化)されているため消化吸収上は問題なく、非常食としても活用できる。
開発者の百福は「美味しく食べるコツはちゃんと蓋を閉めてきっちり3分待ち、よくかき混ぜてから食べること」と語っている。
成分表示 [編集]
1食(85g)当たり
- エネルギー:375kcal
- たん白質:8.3g
- 脂質:13.7g
- 炭水化物:54.7g
- ナトリウム:2.0g(めん0.8g、スープ1.2g)
- ビタミンB1:0.66mg
- ビタミンB2:0.77mg
- カルシウム:312mg
「合成保存料、合成着色料は使用しておりません。」という表示あり
ラインナップ・派生商品 [編集]
現在 [編集]
- チキンラーメン
- チキンラーメンmini
- チキンラーメンリフィル
- チキンラーメンどんぶり
- チキンラーメンどんぶりミニ
- 日清でかっ! チキンラーメンカップ
- チキンラーメンカップ(自動販売機向け商品)
- チキンラーメン保存缶(賞味期限3年間、自治体・企業向け)[4]
- 焼チキン
- 菓子
- チキンラーメンチップス
- チキンラーメンスティック
過去 [編集]
- 千金蕎麦(ちきんそば)
- チキンラーメン プラスカレー
- ニュータッチ冷麺
- ニュープラスカレー
- 和風チキンラーメン
- チキンラーメンボックス
- チキンラーメン カレー
- チキンラーメン みそ
- チキンラーメン とんこつ
- チキンラーメンカレー家族
- チキン菜麺
- チキンラーメン ピリッとチキン
- チキンラーメン チキとん
- キャロットチキンラーメン
- グリーンチキンラーメン
ほか
コラボレーション商品 [編集]
- チキンラーメン蓋付マグ(カネミ美和)
- チキンラーメン丼(カネミ美和)
- チキンラーメン レンゲ(カネミ美和)
- チキンラーメン 丼(レンゲ付)(カネミ美和)
- チキンラーメン オカリナ(カネミ美和)
その他 [編集]
- 日本生活協同組合連合会(COOP)からはチキンラーメンのOEM版にあたる「コープ 鶏ガララーメン」の名で2009年10月中旬まで全国各地の生協へ供給していた。ちなみに、オリジナル同様「たまごポケット」も採用[5]。ただし、オリジナルのチキンラーメンに対し、麺のつなぎに用いられるやまのいも粉はこのコープ鶏ガララーメンでは使用されていないため麺の食感が若干異なっており、麺の質量もオリジナルのチキンラーメンの85gに対し、コープ鶏ガララーメンでは83gと若干減らされていた。
- 宣統帝溥儀は亡くなる直前に、好物だった「チキンラーメンを食べたい」と言っていた事が、弟溥傑の夫人である嵯峨浩の伝記により伝えられている。『トリビアの泉』でこのエピソードを紹介した際、スタッフが許可を得て墓前に調理したチキンラーメンを供えた。
- 日本経済新聞に連載された安藤百福の私の履歴書によれば、商品化当初は鶏がらをはじめ丸鶏のぶつ切りをそのままスープ材料に使っていたため、妊婦への栄養補給に推奨されていた、とのこと[6]。
- 2008年11月、チキンラーメン発売50周年を記念して、東急東横線渋谷駅ホームで終電後にテレビCMの撮影が行われた(国分太一出演)。CMではチキンラーメンを初めとする日清食品の歴代の即席めん製品の系譜を渋谷駅ホームの壁に張り、国分太一がホームを走りながら「あなたが食べているあのラーメンもこのラーメンも、すべてチキンラーメンから生まれたのです」と紹介。
- 大阪府池田市の商店街では、百福の偉業を称えるため和・洋・中を問わず多くの飲食店でチキンラーメンを提供している[7]。
- 他に「チキンラーメン」の様に麺に予め味付けがしてある中華風即席麺を発売しているメーカーには、東京拉麺(即席ラーメン)、無印良品、オキコ(オキコラーメン)等がある。また、九州を中心にディスカウントショップを展開するトライアルカンパニーは、ベトナムで製造された同様の中華風即席麺「Newチキンラーメンヌードル」を輸入・発売している。
- 開発者である安藤百福は、96歳で亡くなる前日まで毎日欠かさずお昼にチキンラーメンを食べていたという。
- 関西圏限定であるが、1990年代初頭頃以降、チキンラーメン5食パックは日本プロ野球NPBのシーズン開幕から中頃までの生産分には、パックの包装にほぼ毎年阪神タイガースの虎のマークが書かれたものも流通している。この包装のパックでの販売時には阪神甲子園球場で開催される阪神タイガースのホームゲームの観戦チケットなどがプレゼントされるキャンペーンが日清焼そばと出前一丁とともに実施され、応募はがきも同封される。
CM出演者 [編集]
- 現在
- 過去
脚注 [編集]
- ^ 日清食品ニュースリリース「-インスタントラーメンの父 安藤百福 生誕百年- 記念商品の発売について」 - 2010年1月12日閲覧
- ^ 「ひよこちゃん」のデザインを一新! 日清食品ニュースリリース 2010年07月28日
- ^ かつてCMでも「ビールのつまみ」としてこの食べ方を紹介、現在でもチキンラーメンMiniの包装で紹介されている。
- ^ 備蓄食 知恵比べ…企業向け需要拡大 チキンラーメン缶 賞味期限3年ジュース - 読売新聞 2013年4月4日
- ^ 2008年から2009年9月まで出荷されていた商品では麺の形状がオリジナルの「Wたまごポケット」仕様と同等の形状になっていた。
- ^ 『元祖鶏ガラ』と記載されているのはこの名残。
- ^ テレビ朝日「ナニコレ珍百景」2011年5月4日 OA
関連項目 [編集]
- 日清食品
- 出前一丁
- カップヌードル
- スーパーボイル
- チキン
- ラーメン
- インスタントラーメン
- インスタントラーメン発明記念館
- ベビースターラーメン
- ラーメンばあ
- ちびっこ
- ひよこちゃん
- 小池さん
- 鈴木さえ子
- キダ・タロー
- 連続テレビ小説
- 職人の麺工房
外部リンク [編集]
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