三菱地所・サイモン

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三菱地所・サイモン株式会社
MITSUBISHI ESTATE ∙ SIMON CO., LTD.
種類 株式会社
本社所在地 100-0004
東京都千代田区大手町一丁目9番7号
大手町フィナンシャルシティ19階
設立 1999年平成11年)7月2日
業種 不動産業
事業内容 日本国内におけるプレミアム・アウトレットの開発・所有・運営
代表者 ジョン・アール・クライン(代表取締役会長
山中拓郎(代表取締役社長
資本金 4億9900万円
売上高 311億45百万円(2012年3月期)
営業利益 98億97百万円(2012年3月期)
純利益 55億3百万円(2012年3月期)
純資産 234億円(2012年3月31日時点)
総資産 845億11百万円(2012年3月31日時点)
従業員数 178人(2012年9月時点)
決算期 3月末日
主要株主 三菱地所 60%
サイモン・プロパティ・グループ 40%
外部リンク http://www.premiumoutlets.co.jp/
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三菱地所・サイモン株式会社(みつびしじしょ・サイモン、英称Mitsubishi Estate・Simon Co., Ltd.)は、日本国内でアウトレットモールプレミアム・アウトレット」(Premium Outlets。以下PO)計9店舗を展開しているデベロッパーである。三菱地所連結子会社

2013年2月12日付で、商号をチェルシージャパン株式会社から現商号に変更した[1]

日本国内のアウトレットモールとしては、同様に計12店舗を展開する三井アウトレットパーク三井不動産)と二大双璧をなす。

概要[編集]

会社概要[編集]

当初はアメリカ合衆国のアウトレットモール・デベロッパーで、本国で「チェルシー・プレミアム・アウトレット」(Chelsea Premium Outlets)を展開するチェルシー・プロパティ・グループ(ニュージャージー州)が40%の株式を保有し、三菱地所および双日が各々30%の株式を保有して設立された3社合弁会社であった。2009年3月30日には、双日の保有株式全てを三菱地所が譲受し、合計60%の株式を保有する筆頭株主となり、三菱地所の連結子会社となった。なお、2004年に米チェルシー・プロパティ・グループは、ショッピングセンターデベロッパーとして米最大手のサイモン・プロパティ・グループ英語版インディアナ州)に買収され、「チェルシー・プレミアム・アウトレット」も同グループの展開する「プレミアム・アウトレット」(Premium Outlets) にブランド変更している。

出店戦略[編集]

POの出店場所は、大都市圏都心から100km以内の郊外を中心に、主要高速道路インターチェンジ付近で、かつ、複数の高速道路が交わるジャンクション付近や主要国道沿いであり、大都市圏の都心と有名観光地(日光富士山など)や国際空港(日本の空港参照)を結ぶ途上に位置することが多い。

また、出店する大都市圏において、高級ブランドの正規価格(フルプライス)が浸透・認知されていることも必要条件で、都心立地型の正規販売店に影響が出ないほどの遠方郊外への立地により、ブランドメーカー直営店を誘致している。

POは上記のような立地条件を備えているため、国際観光客、とりわけ東アジア中流階級から富裕層にも知られており、所謂「ゴールデンルート」[※ 1]上にあるりんくうPO土岐PO御殿場PO酒々井POでは、中国や韓国からの来客も珍しくない。また、韓国人に人気がある福岡空港または博多港から出入国する福岡 - ハウステンボスの観光ルート上の鳥栖POや、羽田空港から入って福島空港から出る東京 - 日光 - 那須温泉郷の観光ルート上の佐野POにも韓国人客は多い。御殿場POには、日本各地からの富士山周辺観光客も多く来店する。

客の9割以上が自家用車での来店であるため、1つのPOの標準的な敷地4万 - 5万(約12万2000 - 16万5000m²)の大半を駐車場が占めている。この敷地に、初めは店舗面積5,000坪(約1万6500m²)・店舗数70 - 80店程度で開業し、徐々に二期、三期と拡張させ、店舗面積8,000 - 1万坪(約2万6400 - 3万3000m²)、店舗数130 - 150店を最終規模とするのが基本的な開発モデルとなっている。最終規模に達したのは佐野PO、御殿場PO、りんくうPO、鳥栖PO(ただし、御殿場POは2008年に第四期増設を実施、そしてりんくうPOも2012年7月に第四期増設を実施し、店舗面積約3万9400m2、店舗数208になった[2][※ 2]。この他、2014年11月には土岐POも第四期増設を実施している。

店舗が立ち並ぶエリアでは、米国の古い街並みをモチーフにして、中心に広場とタワー、その周りに平屋建てまたは2階建ての店舗が並ぶ形式となっている(「ビレッジスタイル」と呼んでいる)。例えば、土岐POはロッキー山脈コロラド辺りの山麓の街、りんくうPOは米国南部の港町・チャールストンモチーフとしている。

都心近郊、地方都市への出店[編集]

2007年には、6店目となる神戸三田POが開業した。高速道路および、都心と有名観光地との間などの立地条件では他の5店と同様であるが、神戸市という大都市の都心近郊型(政令指定都市内の郊外部)であり、都心への近さから、既存POのようにブランドメーカーの直営店が多く入居するのかが注目を集めたが、プラダグッチボッテガ・ヴェネタといった多くの高級ブランドの誘致に成功し、広域客も取り込むことで、2011年年の店舗売上高は御殿場PO・佐野POに次ぐ第3位に成長した[3]

2008年には、7店目となる仙台泉POが開業した。三大都市圏外では鳥栖POに次ぐ2店目となる一方、神戸三田POと同じく都心近郊型(政令市内の郊外部)の立地であるため、仙台市都心部との競合が予想されている上、コア商圏[※ 3]の人口が鳥栖POの約半分の300万人程度に留まり、地方都市でPOが成功するかどうかの試金石となっている[4]。また、商圏が小さいため、同時期に開業した三井アウトレットパーク 仙台港仙台パルコなどとの間で激しい競争にも晒されている(参照[5]

沿革[編集]

補足[編集]

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  1. ^ 関西国際空港から入国して三大都市圏富士山を観光して成田国際空港から離日(またはその逆)する国際観光客定番のルートのこと。特に、中国からの観光客の間で呼ばれる。
  2. ^ 2011年9月13日付産経新聞記事
  3. ^ 車で片道90分で来られる地域(自動車90分圏)。基本的な商圏範囲と見なされている。

出典[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]