ダンパ (空調)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ダンパ (空調、Damper)は、空気調和設備において、ダクトの中間に取り付け風量を調節するなどする装置である。

目次

VD [編集]

開放状態のダンパ

風量調節用のボリュームダンパ(Volume またはVariable Damper,VD)は、風量を可変に調整するためのもので、外部に手動で操作できるハンドルが付いている。

MD [編集]

遠隔操作用のモーターダンパ(Motor Damper,MD)は風量を機械的に調整するためのもので、外部には羽根の軸だけが出ている、これに、電動機を取付け自動制御をおこなうことで風量を調整する。

CD [編集]

逆流防止用のチャッキダンパ(Check Damper,CD)臭気の拡散防止や外部の空気の遮断を目的に片方向からの風のみを通す目的で設置され、逆向きの風が流れないように、羽根が自重もしくは、錘の力によって閉じられる構造となっている。英語の表記からすると、チェックダンパであるべきだが、バルブを含めてチャッキと発音表記されることが一般的。

FD [編集]

防火ダンパ(Fire Damper,FD)防火区画を貫通する場合は延焼防止や熱い空気の噴出を防ぐ為、全てのダクトに防火ダンパ(FD)が入れられる。防火ダンパには、各個に設定された溶融ヒューズが取り付けられており、設定温度を超えた空気が通過するとヒューズが溶けてダンパが作動し通気を遮断する。厨房排気が外部に出るところも同じであるが、この場合は換気扇シャッターで代用することもある。

風量調整を兼ねるものは、FVDと呼ばれ、通常は風量調整、火災発生時は防火ダンパとして作動する。

厨房排気など通常時の通過温度の高い空気がある場合、ヒューズはより高い温度のものが取り付けられる。

排煙ダンパ(HFD) [編集]

排煙ダクトに取り付けられ、火災時の煙を通すものであるが、一般に高温となるため、温度ヒューズは、煙の温度では作動せず、火災となった段階で閉鎖する温度に設定される。280℃が一つの目安となる。

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]