ダライアスII

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ダライアスII
ジャンル 横スクロールシューティング
対応機種 アーケード
開発元 タイトー
発売元 タイトー
プロデューサー 藤原英裕
ディレクター 藤原英裕
デザイナー 藤原英裕
仙波隆綱
プログラマー 大槻朗
中村辰男
廿楽昌志
征矢野伸二
音楽 小倉久佳
美術 菊池正美
仙波隆綱
加藤久和
シリーズ ダライアスシリーズ
人数 1 - 2人(同時プレイ可)
メディア 業務用基板
稼働時期 日本の旗1989年9月
アメリカ合衆国の旗1989年
筐体 2画面合成表示筐体
CPU メイン:MC68000 (@ 16MHz)
サウンド:Z80 (@ 4MHz)
サウンド YM2610
ディスプレイ 640x240 (2x320x240)
その他

第3回ゲーメスト大賞

  • 大賞3位[1]
  • ベストシューティング賞2位[1]
  • ベストグラフィック賞1位[1]
  • ベストVGM賞2位[1]
  • ベスト演出賞7位[1]
  • 年間ヒットゲーム44位[1]
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ダライアスII』 (DARIUS II) は、1989年タイトーが発売したアーケードゲーム。横スクロールのシューティングゲームで、アーケードゲームとしてはダライアスシリーズの第2作目。専用筐体の2画面バージョンとダライアスの筐体を流用した3画面バージョンがある。海外での名称はSAGAIA(サーガイア)。

概要[編集]

前作『ダライアス』から引き継いだ多画面筐体の迫力に加え、本作から激しいラスタースクロールや音声演出、BGMと合わせたステージ展開など後のシリーズに引き継がれる演出技法を数多く取り入れ始めた作品である。

ゲーム序盤で流れる「TUNA SASHIMI」の特徴的ナレーションや、作曲者が実子の声をサンプリングしたとされる最終ステージBGM「SayPaPa」など、同時期作品である『ニンジャウォーリアーズ』の津軽三味線と並び当時の前衛的ZUNTATAサウンドを象徴する作品の一つである。

ラウンド分岐の形状は前作と同じだが、ステージの内容は異なり、1面は太陽表面上、その後、水星金星地球火星を舞台に戦闘を続け、木星にて最終決戦、という構成になっている。

ダライアスシリーズ全体のストーリーボードにおける時系列的な位置づけとしては、『ダライアス外伝』と『ダライアスバースト』の間、ダライアス暦1813年の出来事である。

ゲーム内容[編集]

システム[編集]

8方向レバー、2ボタン(Aボタンでショット&レーザー、Bボタンでボムを発射)で1PはプロコJr.が乗る赤いシルバーホーク、2PはティアットYOUNGが乗る青いシルバーホークを操作しながら敵を倒していく。全28ゾーンあり、 Aゾーンから分岐する全7ステージをクリアするとゲームオーバー。

対ボスキャラクター戦に限り、自機の左右の向きが敵の方向へ自動的に変わる。前作と違い、1人プレイ時でもその場で復活する仕様になった。

アイテム[編集]

本作ではステージの所々で現れるUFO型の小型ザコ編隊を全滅させる事でアイテムが放出される。形状はボール型だった前作と異なり勲章型となっており、敵弾を防ぐ効果はなくなっている。また、2画面版と3画面版ではアイテムの動きが異なり、2画面版では下方向へ、3画面版では上方向へゆっくりと移動しながら漂う。アイテムが画面上下端まで移動した場合は跳ね返る事なくそのまま画面外へ行き消えていく。

ミス後はアーム以外のレベルが全て初期状態にリセットされて復帰する仕様のため、ミス後のリカバリーが前作と比較して厳しくなっている。

赤(ショット)
これを取ればショットが1段階パワーアップ。本作のショット装備は他のシリーズ作品で多く見られるミサイル、レーザー、ウェーブではなく、強化すると同時に発射される方向が増えて攻撃範囲が広がるワイドショットとなっている。敵へ接近して連射した時の火力は高い反面、発射されたショットが全て画面外へ消えないとショットが再充填されないため、遠距離から発射した場合は弾切れが起きやすい。この欠点は2画面版よりもゲーム画面が横に広い3画面版では更に目立つようになる。レベル6からは正面方向へ発射される二連装ショットが白い楕円形のナパーム弾に変化。1発あたりのダメージはナパーム弾への変化前であるレベル5の時よりも低下してしまうが、レベル7の時は一度、最大状態であるレベル8の時は二度、ナパーム弾が敵に命中しても消滅せずに一回り小さくなった状態で飛び続け、若干ながら敵への貫通能力を持つようになる。地形に対しては貫通能力はなく、レベルを上げても新たに付くことはない。
黄(レーザー)
敵や地形を貫通する緑色のレーザー。他の武装と異なり、初期状態ではレベル0(=発射できない)である。パワーアップする毎に発射される本数が最大6本まで増加。レベル5以降は一部のレーザーが前方へ屈折するようになり前方への攻撃力が増す反面、連射効率は落ちてしまう。
緑(ボム)
これを取ればボムが1段階パワーアップ。ツインボムは前後下方向に発射される。パワーアップを重ねていくと地表に沿って進み、窪みを乗り越える性質を持つようになる。最大レベルではマルチボムになり前後上方向にも発射されるようになるが、前後上方向に発射されるボムは地表に沿って進む能力を持たない。
青(アーム)
アームと呼ばれるシールドを展開。アームを装備している時に取った場合はアームの残り耐久力を増加させる。4つ取るごとにアームがレベルアップ。本作ではアームの枚数が残り1枚になってもアームの見た目が変化しない。なお、ハイパーアーム以下のレベルで地形と接触した場合や貫通する性質を持つ敵の攻撃、ボスの巨大戦艦本体に自機が直撃した場合、前作ではアームの枚数に関係なくミスとなったが本作ではアームの耐久力が減るだけとなっている。また、ハイパーアームの状態で地形と接触した時の跳ね返りもなくなり、狭い地形を通過しやすくなっている。
金(複合パワーアップ)
残機が0〜1の時に青アイテム以外を放出する編隊を最初に倒すと出現し、ショット、レーザー、ボムが1段階パワーアップする。4面以降は2段階のパワーアップになる。
1UP
プレイヤーの残数が1機増える。
トーチカ
正確にはアイテムではないが、ステージの特定の場所に出現する。シャッターが開いている間に中心部を撃つと爆発(ただし爆発しないダミーも存在する)。いわゆるボンバーと同様の効果があり、画面上の全ての敵にダメージを与える。一度だけキノコ雲が生じる地上型と、爆風がスクロール方向(=1面ボス第2戦を除けば、すべて右方向)に流れていく空中型の2種があり、後者はなるべくスクロールアウト直前まで粘ってから爆発させた方が、効果を長引かせることができる。

ステージ構成[編集]

ゾーン名、ボス和名は、青柳昌行・猿渡雅史編著、『DARIUS ODYSSEY 公式設定資料集』に準拠。

作曲は前作と同じく小倉久佳(OGR)が担当。

初代『ダライアス』に続き、海洋動物をモチーフとした巨大なボスが登場する。面の途中で初代『ダライアス』のボスがいくつか「中ボス」として出現し、最終面では強化されて登場。また本来は前作で登場する予定でボツ(PCエンジンの『スーパーダライアス』では復活)になったボスの一部が、ステージボスとして復活している。

BCゾーンのボス、アロイランタンを倒すとボスの中に入っていき、そこで待ち受けるもう一体のボスと戦うことになる。

ステージ ゾーン名[注釈 1] 中ボス BGM ボスBGM ボス ボスモチーフ
太陽 A(コロナ上) FIRE KING FOSSIL(シーラカンス OLGA BREEZE[注釈 2] HYPER STING(ハイパースティング)(鋭き針) ミノカサゴ
水星 B(水星地表) GREEN CORONATUS(タツノオトシゴ MUSE VALLEY BOSS2[注釈 3] ALLOY LANTERN(アロイランタン)(強固な灯火)
STEEL SPINE(スチールスピン)(鉄旋風)
アンコウ
ハリセンボン
C(宇宙洞窟) ALLOY LANTERN(アロイランタン)(強固な灯火)
KILLER HIGIA(キラーヒジア) (死を開くもの)
アンコウ
アジの開き
金星 D(宇宙空間) FATTY GLUTTON(ピラニア JAMMING WAR OH! DRIOSAWM(ドリオサーム) (絡みつく闇) ウツボ
E(金星ガス雲)
F(宇宙洞窟)
G(月面地表) CUTTLE FISH(イカ Cynthia (無音) RED CRAB(レッドクラブ) (朱き鋏) シオマネキ
H(月面基地)
I(月面洞窟)
J(月面基地)
地球 K(壊滅都市) STRONG SHELL(ウミガメ Planet Blue BOSS 2 YAMATO<MY HOME DADDY>(ヤマト<マイホームダディ>)(姿借るもの) ヤドカリ
M(壊滅都市)
L(北極大陸) LEADAIN(リーダイン) (棘まといしもの) ウニ
N(海中基地)
O(海中基地)
火星 P(火星遺跡) OCTOPUS(タコ To Nari WAR OH! GRAND OCTOPUS(グランドオクトパス)(巨大蛸) タコ
Q(火星遺跡)
R(火星遺跡)
S(火山地帯)
T(火星極冠)
U(火星遺跡)
木星[注釈 4] Z(木星地表) CUTTLE FISH、STRONG SHELL say PaPa[注釈 5] MOTHER HAWK(マザーホーク) (母なる鷹) 巨大自機
V'(木星ガス雲) STRONG SHELL、OCTOPUS
W(木星上空) FIRE KING FOSSIL、CUTTLE FISH LITTLE STRIPES(リトルストライプ) (さざめく縞模様) エンゼルフィッシュ
X(木星ガス雲) GREEN CORONATUS
Y(宇宙空間) FATTY GLUTTON、STRONG SHELL
V(木星ガス雲) FIRE KING FOSSIL、OCTOPUS BIO STRONG(バイオストロング) (原初なるもの) 胎児
Z'(木星地表) GREEN CORONATUS、FATTY GLUTTON

詳細はベルサーを参照。

その他[編集]

  • 初代『ダライアス』同様ノーマル設定で最強状態にならない。また、本作においては二人同時プレイ時にアイテムが多く出現するため片方のプレイヤーを最強状態にすることは可能である。タイトー中央研究所によれば、終盤できちんとフルパワー状態になるA(イージー)ランクが、本来のノーマル設定であるとのこと[2]
  • 本作にシンクロ連射を装備して稼働した場合、ステージクリア時にシンクロ連射のショットを撃ち続けていると高確率でゲームが停止する。
  • 3画面版のデモで自機がワープする時にゲームを開始すると、1面クリアまでそのバックファイアが残ったままになる。
  • ステージクリア時の敵弾に当たってもミスとはならないが、アームは削れてしまう。
  • アロイランタンの誘引突起先端部分に存在する砲台パーツを弾を撃ち始める前に破壊した場合、なぜか4点という端数が得点として入る事がある。
  • Xゾーンクリアのエンディングにはハードマウルスク(クラゲ)が登場するが、ノーミスでクリアした場合は、「来年はダライアスIII[注釈 6]」というメッセージが出る。
  • ゾーンCのボスのキラーヒジアの元ネタはゲーム雑誌『ゲーメスト』の読者投稿のイラストからである[3]

ストーリー[編集]

ベルサーにより死の星と化したダライアスを脱出した、プロコ、ティアットたちが辿りついた緑の惑星オルガ[注釈 7]

だが、時を同じくして、ヴァディス太陽系など他の銀河系へと脱出を果たしたダライアスの人々も居た。

そして、千年余りの時を経、かつての平穏を取り戻した頃、突如、太陽系へのベルサーの侵攻が始まる。

同胞からの救難信号を受信したオルガの人々は、英雄の血を引くプロコJr.とティアット・ヤングの二人を派遣、太陽系救出作戦「オルガ・ブリーズ」を発動する。

他機種版[編集]

No. 発売日 対応機種 タイトル 開発元 発売元 メディア 型式 価格 売上本数 備考
1 日本の旗1990年12月20日
アメリカ合衆国の旗1991年11月15日
欧州連合の旗1991年
メガドライブ 日本の旗ダライアスII
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗SAGAIA
ナツメ タイトー 8メガビットロムカセット[4] 日本の旗T-11083
アメリカ合衆国の旗T-11016
日本の旗8,900円(税別) -
2 欧州連合の旗1992年
ブラジルの旗1992年
セガ・マスターシステム SAGAIA ナツメ タイトー 2メガビットロムカセット 欧州連合の旗7078 - 日本国内未発売
3 日本の旗1993年12月24日 PCエンジンSUPER CD-ROM2 スーパーダライアスII A Wave NECアベニュー CD-ROM1枚 NAPR-1031 7,800円(税別) -
4 日本の旗1996年6月7日
欧州連合の旗1996年
セガサターン ダライアスII I.T.L タイトー CD-ROM1枚 T-1104G 5,800円(税別) -
5 日本の旗2007年1月25日 PlayStation 2 タイトーメモリーズII 上巻 タイトー タイトー DVD-ROM1枚 5,040円(税込) -
6 日本の旗2008年6月26日 PlayStation 2 エターナルヒッツ
タイトーメモリーズII 上巻
タイトー タイトー DVD-ROM1枚 2,500円(税込) - 廉価版
7 日本の旗2009年2月17日 Wiiバーチャルコンソール スーパーダライアスII   A Wave タイトー ダウンロード - 800Wiiポイント - PCエンジン版の移植

セガサターン版以前の3機種に共通する変更[編集]

サターン版以前のハードにおいては、画面数の違いやスペック上の理由により様々な要素が縮小、もしくは削除されている。また、最初に移植されたメガドライブ版に追従したような共通の仕様も少なくない。以下に共通の仕様を述べる。

  • 画面比率の変更
アーケード版は2画面もしくは3画面だが、当時のゲーム機・TVの仕様に合わせて1画面に収まるように加工された。具体例は個々の項目で述べる。
  • ショット数について
アーケード版で4連射だった自機のショットが全機種で2連射に減少している。またパワーアップして2連装ショットになった際も、大きめの一つの弾としか判定されず、掛け合わせると自機のショット性能がアーケードの1/4にまで下がっている。PCエンジン版はメガドライブ版より弾速が遅いが、パワーアップ時に付加されるサブショットが独立で連射できるためアーケードと異なる形ながら、攻撃性能が若干改善されている。
  • 2人同時プレイは不可。
  • トーチカの核爆発や『TUNA SASHIMI』のナレーションなど容量を要する演出の多くが削除。
敵の撃破エフェクトが簡略化され多くの敵で同じグラフィックとSEを使い回している。
ラスタースクロールは「太陽」とその色違いステージのみ全ての機種で再現しているが、一部ボスの背景や雲のラスターはメガドライブのみ再現している。
全機種ともアーケードよりスクロールが遅く、スクロールが加速するシーンも削除された。このためサビでボスに突入するなどのアーケード版のBGMタイミングが一切再現されない。ステージ開始時の降下、クリア時の浮上演出はPCエンジン版のみ再現している。
  • sayPaPaについて
アーケード版においてはsayPaPaの第一部「兆し」を最終ステージ手前のボスクリア〜ステージセレクトに、二部以降を最終ステージにそれぞれ演奏していたのが、移植版では単純に全パートを最終ステージに演奏するよう変更された。
  • いずれの機種もステージやボス構成、攻撃パターンに独自の変更があり、一概にアーケードに忠実と言える版はない。
メガドライブ版「ダライアスII」
タイトーから発売。開発はナツメ
  • 画面上下の20%程度を黒帯にして5:3程度の横長のゲーム画面としている。
キャラクターは画面サイズよりさらに縮小され、アーケードの5〜6割程度のサイズになっている。
この変更により敵弾をよけ易くなった反面、一部ボスの弱点判定が極端に小さいなどゲーム攻略に変化が出ている。
  • 使用キャラクターはオプション画面で選択可能で、ティアットヤングを選ぶと、自機の初期装備がショット・レーザー・ボムそれぞれ1段階ずつパワーアップした状態となる。
  • ボスの変更
ゾーンCのキラーヒジアが削除されオリジナルボスのネホノジア(アジの骨)がゾーンXに追加された。同じモチーフのボスだが性能や配置ステージにあまり共通性はない。
アーケード版からのボスも性能や配置変更が行われ、アロイランタンの体内で連戦するシーンが削除された。
スチールスピンがゾーンB(ステージ2)からGHIJ(ステージ4)へ移動。
レッドクラブがゾーンGHIJ(ステージ4)からQSU(ステージ6)へ移動。
ゾーンKMのヤマトとLのリーダインの入れ替え(共にステージ5)。
中ボスのオクトパスがエレクトリックファン(イソギンチャク)に変更されたが、性能はほぼ同一。
容量の限界から一部のステージはアーケードとまったく異なる地形になっており、基地風のグラフィックパターンがアーケードより頻出する。
容量は元々6メガビットを予定して開発していたが、ヤマトを登場させるために8メガビットに増やされた。
隠しコマンドの入力で全てのボスが登場する12ステージ連続のスペシャルモードが選択できる。
  • BGMはアーケード版が豊富なPCMを利用していたため[5]、FM音源への移植にあたって大きく簡略化されたが[注釈 8]メロディーは忠実[注釈 9]に再現している。
手がけたのはOGRおよび岩垂徳行[6]
アーケード版スタッフロールでは作曲者OGRのクレジットが「COMPOSED AND ARRANGED」だったが、メガドライブ版では「COMPOSED」のみになっている。
セガ・マスターシステム版「SAGAIA」
開発はメガドライブ版と同じナツメ
  • 容量の関係からゾーン数が、太陽1、水星2、金星1、月2、地球1、火星2、木星3のA〜Lの全12ゾーンに減少している。また、背景が大きくアレンジされたステージがある。
  • 内容はメガドライブ版のダウンスケール移植となっており、メガドライブ版を踏襲した部分が大きい(2人同時プレイ不可、ティアットヤングを選ぶと強化された状態でスタート、オプション画面の設定項目が同一など)。
一方で、BGを使用したアーケード版に比する大きさのボス、アロイランタンの中で再度ボス戦を再現した、ネホノジアがキラーヒジアに戻っている、1ゾーンしかない地球面のボスが難易度によってリーダインかヤマトに変化、などの違いがある。
  • PSG版BGMを手がけたのは水谷郁(スタッフロールには「MUSIC COMPOSER」としてOGRがクレジットされている)。メロディーは概ね原曲を踏襲しているが、三連符が再現できずリズム調整されている。
PCエンジンSUPER CD-ROM2版「スーパーダライアスII」
NECアベニューから発売。開発はA-Wave
  • 迫力を優先しアーケードのキャラクターサイズをほぼ再現したまま一画面に変更されている。
アーケード版の時点で前作より大きな自機デザインであったため、画面に対するキャラクター比率が非常に大きく、敵弾の判定や速度は画面に合わせた調整が行われているが、敵機の体当たりやボスの至近攻撃などはそのサイズのため対処が難しくなっている。
大まかなステージ構成はアーケード版に近く、背景も比較的忠実に書かれている。ただし壊滅都市地下など入り組んだ地形はPCエンジン本体の二重スクロール性能の兼ね合いで大幅に簡略化された。また、演出面でもアーケード版のゾーンAや最終ゾーンでは道中からボス戦までBGMによるシンクロ演出があったが、PCエンジン版は曲が途中で途切れてボス戦BGMが流れるほか、MD版や日本未発売のマークIII版で再現されていた最終ステージや他ステージなど、ゾーンAを除く殆どのステージでラスタスクロールがカットされている。
  • 登場ボスが大幅に変更されており、アーケードで登場したボスのうち、前作『スーパーダライアス』に登場済みのボスは中ボスに変更、グランドオクトパスが性能上の問題で断念、マザーホークが海洋生物でないという理由で削除、バイオストロングがメカ・バイオストロングにアレンジ変更された結果、純粋にアーケードから登場のボスはキラーヒジア、ヤマト、リーダインの三体だけとなり、残りはすべてオリジナルのボスに変更された。
オリジナルボスの中にはタカアシガニ、マンボウ、カブトガニなど翌年発売のダライアス外伝に共通するモチーフが一部に見られる。
アーケードからのボスであるヤマト戦のみ画面が左右にスクロールし、アーケードと同じ移動範囲を再現している。
中ボスはすべてのゾーンで別の物が用意され、前作『スーパーダライアス』の全てのボスと、数体のオリジナル中ボスで構成されている。
  • ミス時のパワーダウン方式が変更され、難易度によって変わるようになった。イージー設定で一切パワーダウンしなくなる。
  • BGM担当は(スタッフロールでも)T's Music。BGMはギターソロパートを特徴とした、原曲とは異なる大胆なアレンジが施されており、CD-DAで収録されている(SEはPCエンジン内蔵音源の仕様により原音からは大幅に変更されている)。
  • 2009年2月17日よりWiiバーチャルコンソールで配信された(要800Wiiポイント)。
  • PCエンジン版ボスの種類は以下の通り。
ゾーン名 コード ボス ボスモチーフ
A GE0P GOLDEN EYES(ゴールデンアイズ マトウダイ
B BG3F B.GUARDIAN(ガーディアン ヨウジウオチンアナゴ
C KL2H KILLER HIJIA(キラーヒジア アジのヒラキ
DE D700 REVENGE SHARK(リベンジシャーク ジンベイザメ
F DD0S DEEP DRAGON(ディープドラゴン ウィーディーシードラゴン
GI CA2C CRAB ARMER(クラブアーマー カブトガニ
HJ BC00 BALD CRAB (ボールドクラブ タカアシガニ
KM FB30 YAMATO(ヤマト) ヤドカリ
LNO F407 LEADAIN(リーダイン) ウニ
PQRSTU KN8G DARK MODON(ダークモドン オニボウズギス
ZVWXYZV これ以降は全てラスボスである。
V'WY RS93 MECH BIO STRONG(メカバイオストロング 胎児
VX IO0R MODERATO(モデラート リュウグウノツカイ
ZZ' TW2F HEAT ARROW(ヒートアロー マンボウ
ゾーン名 中ボス 中ボスモチーフ
A KING FOSSIL(キングフォスル) シーラカンス
B GUARD SAVAGE(ガードサベージ) イタチザメ
C HYPER STING(ハイパースティング) ミノカサゴ
D BIG RAJARNN(ビッグラジャーンヌ) トビエイ
E LITTLE STRIPES(リトルストライプ) エンゼルフィッシュ
F FATTY GLUTTON(ファッティグラトン) ピラニア
G STEEL SPINE(スチールスピン) ハリセンボン
H DRIO SAWM(ドリオサーム) ウツボ
I BURST OUT(バーストアウト) フグ
J RED CRAB(レッドクラブ) シオマネキ
K FLYNOUO (フライノウオ フウライウオ(カミソリウオ)
L STRONG SHELL(ストロングシェル) ウミガメ
M CUTTLE FISH(カトルフィッシュ) イカ
N BATTLE CHAINSAW(バトルチェーンソー ノコギリザメ
O KEEN BAYONET(キーンベイオネット) メカジキ
P WINER GUIPY(ウィナーグィパイ ウナギ
Q MYSTIC POWER(ミスティックパワー) アンモナイト
R FIRE STAR(ファイヤースター) ヒトデ
T BUDDY BLAZER(バディブレイザー) ウミテング
S IRON HAMMER(アイアンハンマー) シュモクザメ
U MY HOME DADDY(マイホームダディ) ヤドカリ
Z' OCTOPUS(オクトパス) タコ
Z' RAMY.L(ラミィ.L ヒラメ
V GREAT THING(グレートシング) クジラ
V CARY.R(カリィ.R カレイ
W EARZAM(エーザム ホオジロザメ
W EYEN DART(アインダート コバンザメ
X GREEN CORONATUS(グリーンコロナタス) タツノオトシゴ
Y HARD MOLLUSK(ハードマウルスク) クラゲ
Y ALLOY LANTERN(アロイランタン) アンコウ
Z DUAL SHEARS(ディアルシェアーズ) アメリカザリガニ
Z BARNOR ANGEL(バーナーエンジェル) トビウオ
V' ELECTRIC FAN(エレクトリックファン) イソギンチャク
V' TOUGH SPRING(タフスプリング) エビ

セガサターン版以降[編集]

セガサターン版「ダライアスII」
2画面バージョンの移植となっている。画面のレイアウトが変更されており、ゲーム画面とスコアが分けて表示される。プレイ中LRボタンで画面を拡大縮小できるが、縮小すると解像度の問題でドットがつぶれる(ただし勲章のみ縮小されない)、拡大すると自機の動きに合わせて画面が左右にスクロールする形になりフィールドの全容を把握しにくくなる、トモマヤ砲台の当たり判定が厳しくなるなど、アーケード版と異なる部分がある。ソフト側で設定できる連射数がアーケードより遅い[注釈 10]。なお、BGMはCD-DA収録。
PlayStation 2版「ダライアスII」
タイトーメモリーズII 上巻』に収録。2画面バージョンの移植となっている。こちらは画面がアーケード版と同じレイアウトで表示される。通常のテレビ画面に収まるように上下に余白を入れた縮小表示となった。オプション設定時に画像比率を8:3から4:3とすることで、1画面表示の設定を行うことも可能であるが、ワイド画面(16:9)比率でない世代のテレビでは縦が2倍に引き伸ばされた表示となる。

スタッフ[編集]

アーケード版
  • ディレクター:藤原英裕
  • プロデューサー:藤原英裕
  • ゲーム・デザイン:藤原英裕、仙波隆綱
  • プログラム:大槻朗、中村辰男、廿楽昌志、征矢野伸二
  • アート・デザイン:菊池正美、仙波隆綱、加藤久和
  • キャビネット・デザイン:YOSHINORI AIURA
  • ハードウェア・デザイン:TOSHIYUKI SANADA
  • 作・編曲:小倉久佳
  • サウンド・エディター:渡部恭久、古川典裕
  • サウンドソフトウェア:NAOTO YAGISHITA

評価[編集]

アーケード版

当時のゲーム雑誌『ゲーメスト』の企画「第3回ゲーメスト大賞」(1989年)で、読者投票により大賞3位を獲得している[1]。その他に、ベストシューティング賞で2位、ベストグラフィック賞で1位、ベストVGM賞で2位、ベスト演出賞で7位、年間ヒットゲームで44位、ベストキャラクター賞では本作の自機であるシルバーホークが8位を受賞している[1]。また、1991年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』において、それまでの全アーケードゲーム作品を対象とした読者投票では第19位を獲得、同誌では発売後の状況に関して、「プレイするのに20分や30分待ちは当たり前というほどすごいものであった。そのため、プレイの順番で不公平がおこらないように、列を作ってプレイする方式をとっていたゲームセンターもあったほどだ。これほどの人気を得たのはテトリスの後に出たゲームではダライアスIIがはじめてではないだろうか」と評しているが、「ゲーム性や音楽はプレイヤーの間で賛否両論あった」とも記載されている[7]

メガドライブ版

メガドライブFANの読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、30点満点中23.12点となっている[4]

項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.90 4.29 3.36 3.90 4.19 3.48 23.12
PCエンジン版

PC Engine FANの読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、30点満点中20.4点となっている[8]

項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.4 3.8 3.5 3.1 3.4 3.1 20.4

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 特に説明が無い限りは、各面のゾーンは上ルートからアルファベット順に並んでいる。
  2. ^ ステージとボスで途切れず、ひとつながりで演奏される。
  3. ^ アロイランタン戦時は無音で、その後の第2戦で演奏される。
  4. ^ ゾーンの並びは、上からZ、V、W、X、Y、Z'、V'の順。
  5. ^ メインテーマ。第2部“受精”〜第3部“成長”〜第4部“誕生”までが、ステージとボスで途切れず、ひとつながりで演奏される。なお、第1部“兆し”(イントロ部分のみ)は火星面クリア時、第4部と第5部“未来”はエンディング曲の一部としても使用されている。
  6. ^ 『ダライアス』の名を冠した続編はリリースされているものの、正統な続編である『ダライアスIII』は制作されていない。
  7. ^ ダライアスのゾーンWエンディングの後の話である。
  8. ^ たとえばピアノが単純なノコギリ波の音色に置き換わっていたり、オーケストラヒット(正確にはゲーム内音色をまとめてサンプリングした物)を用いたフレーズが丸ごと消滅するなどしている。
  9. ^ sayPaPaはアーケードではなくサウンドトラックの構成に準拠している
  10. ^ アーケードおよびタイトーメモリーズ版が12発/秒に対しサターン版は10発/秒となっている。シンクロ連射相当の30発/秒の設定も存在するが、こちらは弾切れが激しくなりゲーム中の切り替えもできないのでかえって難易度が高くなる(ただし裏技で弾数を増やしてカバーすることもできる)。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 「ゲーメスト大賞11年史」、『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社1998年1月17日、 20-21頁、 ISBN 9784881994290
  2. ^ 『ゲーメストVol.39』新声社、1989年。
  3. ^ 新声社『ゲーメスト』1987年7月号ゲーメストアイランドより。
  4. ^ a b 「7月号特別付録 MEGADRIVE ALL CATALOG」、『メガドライブFAN』第3巻第7号、徳間書店1991年7月15日、 33頁。
  5. ^ ZUNTATAオフィシャルサイト”. 2012年12月4日閲覧。
  6. ^ 「MD版ダラ2、確か岩垂さんと一生懸命移植に励んだヤツですね。いや岩垂さんのデータ再現能力が高かったから出来たんですよ、あれは。」(OGRおよび岩垂徳行ツイッター発言より)”. 2012年12月2日閲覧。
  7. ^ 「最も愛されたゲームたち!! 読者が選んだベスト30」、『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社1991年7月1日、 38 - 39頁、 ISBN 雑誌03660-7
  8. ^ 「超絶 大技林 '98年春版」、『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店 / インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、 597頁、 ISBN 雑誌26556-4/15

参考文献[編集]

  • 青柳昌行・猿渡雅史編著、『DARIUS ODYSSEY 公式設定資料集』、エンターブレイン、2009年、96頁。

外部リンク[編集]