ダヤク族
| ダヤク族 |
|---|
| Dayaks in their war dress, 1864 |
| 総人口 |
| 居住地域 |
| インドネシア、マレーシア、ブルネイ |
| 言語 |
| ダヤク語 |
| 宗教 |
| ヒンドゥー教, キリスト教, イスラム教 |
| 関連する民族 |
|
フィリピン諸族(ムルット族など)、中央カリマンタン諸族(カヤン族、クニャー族など)、西ボルネオ諸族(イバン族など) |
ダヤク族(DayakまたはDyak)は、ボルネオ島に居住するプロト・マレー系原住民の総称。関連民族毎に細分化され、カヤン・ダヤク、クニャー・ダヤク、ヌガジュ・ダヤク、海ダヤク、陸ダヤクなどと複合名称として用いられることが多い。日本ではイバン族を指してダヤクと呼称するのが一般的である。これらの民族の文化的類縁関係はフィリピン諸族、中央カリマンタン諸族、西ボルネオ諸族の三群に大別される。共通項としては焼畑を利用した陸稲栽培、アニミズム信仰、葬制、首狩りなどが挙げられる。
目次 |
カヤン・ダヤク [編集]
カヤン川上流に起源を持つ民族で、バハウ族とも呼ばれる。18世紀以降にサラワク州へと移住した。農耕、採集、漁撈などを営み、重い耳飾による耳たぶの変容に特徴を持つ。世襲制の首長と貴族に統治された双系の階級社会を持つ。
クニャー・ダヤク [編集]
バダン族やレポ・タウ族などを包括する。インドネシア東カリマンタン州のイワン川に起源を持つ民族で、サラワク州東部のジャングルに居住する。典型的なアニミズム信仰を持ち、1940年代に独自の宗教であるブンガン教を興した。
海ダヤク [編集]
イバン族とも呼ばれる。カプアス川中流域を起源に持ち、サラワク州に約50万人、東カリマンタン州に約50万人が居住している。ツアクと呼ばれるもち米、タピオカ、トウモロコシなどを原料とした酒を製造することで知られる。階級制度を持たず、少人数の直系家族集団を形成して生活を送る。アニミズム信仰に伴う首狩りを頻繁に実施していたが、近年は他宗教への改宗が見られる。
陸ダヤク [編集]
ビダユ族とも呼ばれる。サラワク州最南端のインドネシア国境に近い丘陵地帯に居住する。首狩りの風習を持ち、敵の首級を保存するための首堂が建築されるなどしていた。近年は狩猟や採集だけの生活ではなく、都心へ働きに出る者などもいる。
画像 [編集]
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海ダヤクの女性たち。彼女たちの胴には、籐製の腹巻と、真鍮製の輪を付けたベルトが付けられている。真鍮製の輪の数は、彼女たちの家の富を表している。