ダブルナイト

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ダブルナイト
ジャンル 4コマ漫画
漫画
作者 玉岡かがり
出版社 芳文社
掲載誌 まんがタイムきらら
レーベル まんがタイムKRコミックス
発表号 2007年3月号 - 2010年2月号
発表期間 2007年2月 - 2010年1月
巻数 全2巻
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

ダブルナイト』は、玉岡かがりによる日本4コマ漫画作品。『まんがタイムきらら』(芳文社)にて、2007年3月号から2010年2月号まで連載された[1][2]

作品概要[編集]

とあるマンションに引っ越してきた夏野稲穂は、ユキと名乗る隣室の住人に一目惚れされる。外見・言動など、どう見ても女の子にしか見えないユキだったが、実はれっきとした男の子であった。

この作品は、稲穂とユキの間の一風変わった微妙な関係を描く、ラブコメ要素を含んだ4コマ漫画作品である。

登場人物[編集]

夏野 稲穂(なつの いなほ)
マンションの一室に引っ越してきた、高校生の少女。
中学からずっと女子校で生活していたせいか、男性と接するのは苦手。
クールでしっかりした性格であり、同性からの人気は高い。
前の学校では、多くの女子生徒たちに慕われていた。今の学校でも、ファンクラブを結成しようとする女子たちが現れるほど。
ユキに対して恋愛感情は抱いているが、自身はその気持ちに気づいていない。だが、周囲からはバレバレである。
白柳 雪影(しろやなぎ ゆきかげ)
稲穂の部屋の隣室の住人であり、同級生。
本来は男であるが、長髪をポニーテールに束ねており、女子の制服を着て学校に行くなど、装いも性格も女の子そのもの。通称ユキちゃん
隣室に引っ越してきた稲穂に(女の子として)一目惚れし、「お姉さま」と呼び慕うようになる。
頭を打ったショックで一時期は男の子の性格になっていたが、いぶきに飲まされた薬の効果によって、女の子の性格に戻る。だがその際、以前よりも控えめな性格になり、稲穂のことを「稲穂さん」と呼ぶようになった。
白柳 花音(しろやなぎ かのん)
ユキの妹。学年は稲穂やユキのひとつ下。
しっかり者で、暴走しがちなユキに対するストッパー役を務める。
体型や兄の存在のせいで、彼女自身まで男と勘違いされてしまうこともたまにある。
花山院 いぶき(かざいん いぶき)
稲穂の前の学校で同学年だった少女。
武術家の家系・花山院家のお嬢様であり、自身も武術の心得がある。
稲穂のことを何かとライバル視していたが、転校していった稲穂を気にして同じマンションに引っ越してきた。
夏野 十四朗
稲穂の父。妻を亡くして以降、稲穂を男手一つで育ててきた。職業は人形作家。
稲穂を溺愛しており、稲穂に近づく男性を認めようとしない。
ユキのことは女の子だと思っており、ユキが男の子の性格になっていた際は別人だと思っていた。
ユキの母
ユキと花音の母親で、ファッションデザイナー。海外で仕事をしていたが、最近日本に帰ってきた。
女の子に色々な服を着せるのが好き。子供の頃のユキにも様々な服を着せており、それがユキの女装癖の原因となった模様。
いぶきの執事
いぶきの身辺の世話をしている執事。通称「じぃ」。
執事でありながらお調子者であり、かなりの女好きでもある。
いぶきに対して軽口をたたくこともしばしば。その度にいぶきに突っ込みを入れられる。
楓(かえで)
稲穂が以前通っていた学校に通う女子生徒。学年は稲穂たちより一つ下。
稲穂が転校した後の新たな「学園のアイドル」として慕われている。自称「孤高のプリンス」。
ダンスパーティーで出会った際にユキに好意を持ち、稲穂の恋のライバルとなる。

書誌情報[編集]

  • 玉岡かがり『ダブルナイト』芳文社まんがタイムKRコミックス〉、全2巻[3][4]
    1. 2008年10月12日初版発行(2008年9月26日発売)、ISBN 978-4-8322-7735-9
    2. 2010年3月15日初版発行(2010年2月27日発売)、ISBN 978-4-8322-7894-3

出典[編集]

  1. ^ 『まんがタイムきらら』マガジンページ 2007年3月号”. まんがタイムきららWeb. 芳文社. 2021年10月17日閲覧。
  2. ^ 『まんがタイムきらら』マガジンページ 2010年2月号”. まんがタイムきららWeb. 芳文社. 2021年10月17日閲覧。
  3. ^ 作品紹介ページ ダブルナイト 第1巻”. まんがタイムきららWeb. 芳文社. 2021年10月17日閲覧。
  4. ^ 作品紹介ページ ダブルナイト 第2巻”. まんがタイムきららWeb. 芳文社. 2021年10月17日閲覧。