ダニエル・アカーシオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダニエル・アカーシオ
基本情報
本名 ダニエウ・トリンダージ・アカーシオ
通称 踏み付け大奉行
死んだ魚の目
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
生年月日 (1977-12-27) 1977年12月27日(46歳)
出身地 リオデジャネイロ州リオデジャネイロ
所属 へナヴァソン・ファイトチーム
シュートボクセ・アカデミー
ユニバーシダデ・ダ・ルタ
→CMシステム
→エヴォルサオ・タイ
身長 178cm
体重 82kg
リーチ 185cm
階級 ミドル級ウェルター級
バックボーン ルタ・リーブリ
テンプレートを表示

ダニエル・アカーシオDaniel Acácio1977年12月27日 - )は、ブラジル男性総合格闘家リオデジャネイロ州リオデジャネイロ出身。エヴォルサオ・タイ所属。ルタ・リーブリ黒帯。現Superior Challengeウェルター級王者。

PRIDEデビュー戦の高瀬大樹戦でシュートボクセの十八番である踏み付け攻撃を連発し、TKOに追い込んだことから、「踏み付け大奉行」のニックネームで呼ばれたこともあった。

シュートボクセ・アカデミー時代のヴァンダレイ・シウバのスパーリングパートナーを務めていた。

来歴[編集]

2000年5月27日、ブラジルのMeca World Vale Tudoでプロデビュー。デビュー戦はニルソン・デ・カストロに敗れるものの、その後8連勝。

2005年4月3日、PRIDE初参戦となったPRIDE 武士道 -其の六-高瀬大樹と対戦し、サッカーボールキックでTKO勝ち。

2005年7月17日、PRIDE 武士道 -其の八-三崎和雄と対戦し、3-0の判定勝ち。

2005年9月25日、PRIDE 武士道 -其の九-のウェルター級(-83kg)トーナメント1回戦で三崎の同門である郷野聡寛と対戦。序盤は郷野を追い込む場面もあったが、後半巻き返され、判定負け。

2006年9月16日、初参戦となったパンクラス川村亮と対戦し、右フックでKO負け。

2007年8月4日、Fury FC 4で行われた83kg級グランプリ1回戦でジル・フレイタスに判定勝ち。

2007年12月6日、Fury FC 5で行われた83kg級グランプリ準決勝でアンドレ・ミキトにTKO勝ちするも、決勝でホジマール・パリャーレスヒールホールドで一本負け、準優勝に終わった。

2008年7月、シュートボクセを離脱し、ユニバーシダデ・ダ・ルタに移籍した[1]

2010年10月29日、Superior Challengeウェルター級王座決定戦でデビッド・ベルクヘーデンと対戦し、2-1の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[2]

人物・エピソード[編集]

  • リオデジャネイロのファベイラ(スラム)出身である。過酷な幼少期を過ごしたことが、現在の恐れを知らず突っ込んでいくファイトスタイルにつながっている。何を見てもまったく驚かず、神経が図太いことから「死んだ魚の目」とも呼ばれる。
  • 桜庭和志がシュートボクセ・アカデミーに武者修行に行った際にはホテルから道場までの送迎役だったが、運転が下手で身に危険を感じた桜庭に運転の交代を要求された。

戦績[編集]

総合格闘技 戦績
36 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
24 10 4 10 0 0 0
12 2 3 7 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
セルジオ・ジュニオール 1R 2:50 KO(パンチ連打) Amazon Forest Combat 1 2011年9月14日
× エルナニ・ペルペトゥオ 3分3R終了 判定1-2 Fight Club 1: Brazilian Stars 2011年7月20日
フェリペ・アリネッリ 1R 2:58 KO Fatality Arena 3 2011年5月28日
ディエゴ・ゴンザレス 5分3R終了 判定3-0 Superior Challenge 7: Rise of Champions
【SCウェルター級タイトルマッチ】
2011年4月30日
× ブルーノ・サントス 5分5R終了 判定0-3 WFE 8: Platinum
【WFEミドル級タイトルマッチ】
2010年12月15日
デビッド・ベルクヘーデン 5分3R終了 判定2-1 Superior Challenge 6: Lion's Den
【SCウェルター級王座決定戦】
2010年10月29日
× ポール・デイリー 3R 1:15 ギブアップ(肘打ち) Impact FC 2: The Uprising Sydney 2010年7月18日
カスターニョ・ジ・フレイタス 5分3R終了 判定3-0 Platinum Fight Brazil 3 2010年5月20日
× イヴァン・ジョルジ 5分3R終了 判定0-3 Floripa Fight 6 2010年3月20日
ボビー・レーマン 5分3R終了 判定3-0 Superior Challenge 4: Bad Intentions 2009年10月31日
ペドロ・イリエ 2R 4:11 TKO(パウンド) First Class Fight 3 2009年9月18日
キム・ジェヨン 5分2R終了 判定2-0 M-1 Challenge 17: Korea 2009年7月4日
× マメッド・ハリドヴ 1R 1:10 KO(パウンド) KSW 11: Konfrontacja
【KSWライトヘビー級王座決定戦】
2009年5月15日
カシオ・ドラモンド 2R TKO(ドクターストップ) The Warriors 2009年3月29日
× エドゥアルド・パンプロナ 5分3R終了 判定1-2 Santos Fight Festival 2008年12月6日
アンドリュー・チグラォン 5分3R終了 判定3-0 Mr. Cage 1 2007年11月15日
エデール・ジョンズ 3R ギブアップ(パウンド) Win Fight & Entertainment 2 2008年11月7日
トル・トロエン 5分3R終了 判定 Fight Festival 23 2008年3月15日
× ホジマール・パリャーレス 1R ヒールホールド Fury FC 5: Final Conflict
【83kg級グランプリ 決勝】
2007年12月6日
アンドレ・ミキト 2R TKO(マウントパンチ) Fury FC 5: Final Conflict
【83kg級グランプリ 準決勝】
2007年12月6日
ジル・フレイタス 5分3R終了 判定3-0 Fury FC 4: High Voltage
【83kg級グランプリ 1回戦】
2007年5月19日
ミシェル・ヴェルジネリ 5分3R終了 判定3-0 Fury FC 3: Reloaded 2007年5月19日
× ルイス・サッポ 5分3R終了 判定0-3 Roraima Combat 3 2007年4月1日
× デウソン・エレーノ 5分3R終了 判定0-3 Fury FC 2: Final Combat 2006年11月30日
× 川村亮 2R 2:40 KO(右フック) PANCRASE 2006 BLOW TOUR 2006年9月16日
× 郷野聡寛 2R(10分/5分)終了 判定0-3 PRIDE 武士道 -其の九-
【ウェルター級トーナメント 1回戦】
2005年9月25日
三崎和雄 2R(10分/5分)終了 判定3-0 PRIDE 武士道 -其の八- 2005年7月17日
高瀬大樹 2R 3:34 TKO(サッカーボールキック) PRIDE 武士道 -其の六- 2005年4月3日
ダニーロ・ペレイラ 5分3R終了 判定3-0 Storm Samurai 5 2004年11月5日
エリック・タヴァレス 1R 2:38 TKO(サッカーボールキック) Meca World Vale Tudo 11 2004年6月5日
バック・グリーア 2R KO(パンチ) Jungle Fight 2 2004年5月15日
ホベルト・ゴドイ 1R 8:39 TKO(マウントパンチ) Meca World Vale Tudo 10 2003年12月20日
デウソン・エレーノ 2R終了時 TKO(タオル投入) Meca World Vale Tudo 9 2003年8月1日
ギリェルメ・リマ 1R 3:50 TKO(パンチ連打) Meca World Vale Tudo 8 2003年5月16日
ジョゼ・ジ・オリベイラ 1R 1:44 チョークスリーパー Meca World Vale Tudo 6 2002年1月31日
シウヴィオ・ジ・ソウザ 1R 8:07 V1アームロック Meca World Vale Tudo 4 2000年12月6日
× ニルソン・デ・カストロ 1R 7:11 三角絞め Meca World Vale Tudo 1 2000年5月27日

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]