ダニエラ・ハンチュコバ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ダニエラ・ハンチュコバ Tennis pictogram.svg
Danielia Hantuchova 2010.jpg
ダニエラ・ハンチュコバ
基本情報
ラテン文字名 Daniela Hantuchová
国籍 スロバキアの旗 スロバキア
出身地 同・ポプラト
生年月日 1983年4月23日(31歳)
身長 181cm
体重 62kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 1999年
ツアー通算 15勝
シングルス 6勝
ダブルス 9勝
4大大会最高成績・シングルス
全豪 ベスト4(2008)
全仏 4回戦(2002・06・10・11)
全英 ベスト8(2002)
全米 ベスト8(2002・13)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 準優勝(2002・09)
全仏 準優勝(2006)
全英 ベスト8(2005)
全米 ベスト4(2011)
4大大会最高成績・混合ダブルス
全豪 優勝(2002)
全仏 優勝(2005)
全英 優勝(2001)
全米 優勝(2005)
優勝回数 4(豪1・仏1・英1・米1)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 5位(2003年1月27日)
ダブルス 5位(2002年8月26日)
2013年10月31日現在

ダニエラ・ハンチュコバDaniela Hantuchová, 1983年4月23日 - )は、スロバキアポプラト出身の女子プロテニス選手。身長181cm、62kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。自己最高ランキングはシングルス5位、ダブルス5位。これまでにWTAツアーでシングルス6勝、ダブルスで9勝を挙げている。(彼女の姓の日本語転写は様々で、ハンチェコバ、ハンチコバ、ハンチュコワ、ハンツコーワ、ハンツコーヴァなどとも表記されるが、最も原語の発音に近い表記をするならば「ハントゥホヴァー」[ˈdaɲi̯ɛla ˈɦantuxɔvaː] である。)

来歴[編集]

1999年5月にプロ入り。2002年3月の「パシフィック・ライフ・オープン」でWTAツアー初優勝。決勝でマルチナ・ヒンギスを 6-3, 6-4 で下した。この年は女子テニス国別対抗戦・フェドカップでも、スロバキア・チームを初優勝に導いている。スペイン・チームとの決勝では、ハンチュコバはシングルス2試合とダブルス戦すべてに勝利した [1]2002年ウィンブルドンから2003年全豪オープンまで、ハンチュコバは4大大会の女子シングルスに3大会連続でベスト8入りした。

ハンチュコバと杉山愛

ダニエラ・ハンチュコバは2005年全仏オープンウィンブルドン2006年全豪オープン全仏オープン女子ダブルスで、日本の杉山愛とペアを組んだ。2006年全仏オープンの女子ダブルス決勝で、ハンチュコバと杉山は第1シードのリサ・レイモンドアメリカ)&サマンサ・ストーサーオーストラリア)組に 3-6, 2-6 で敗れて準優勝した。

2007年3月、ハンチュコバはインディアンウェルズ・マスターズ決勝でスベトラーナ・クズネツォワを 6-3, 6-4 で破り、同大会で5年ぶり2度目の優勝を飾った。ハンチュコバの女子ツアー大会シングルス優勝も、これが5年ぶりの2勝目になる。2008年全豪オープンで、ハンチュコバは準々決勝でアグニエシュカ・ラドワンスカポーランド)を破った後、続く準決勝でアナ・イバノビッチセルビア)に 6-0, 3-6, 4-6 の逆転で敗れ、初の決勝進出を逃した。それまでのハンチュコバは、4大大会女子シングルスではベスト8止まりの成績だったが、この大会で自己最高成績を更新したことになる。

2009年、ハンチュコバは杉山愛とのコンビを復活させた。この年は全豪オープンの女子ダブルス決勝進出があったが、ビーナスセリーナのウィリアムズ姉妹組に 3-6, 3-6 で敗れた。杉山は2009年度を最後に、34歳で現役を引退する。彼女の現役最後のトーナメントは、9月末の東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメントであった。ここでもハンチュコバがダブルス・パートナーとなり、決勝まで勝ち進んだが、アリサ・クレイバノワロシア)&フランチェスカ・スキアボーネイタリア)組に 4-6, 2-6 で敗れた。

2011年2月、パタヤ大会の決勝でサラ・エラニ(イタリア)を 6-0, 6-2 で破り4年ぶりのシングルス4勝目を挙げた。全仏オープンでは3回戦で第1シードのキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を 6-1, 6-3 で破る殊勲を挙げた。2012年のパタヤ大会の決勝でマリア・キリレンコ(ロシア)を 6–7(4), 6–3, 6–3 で破り連覇を果たした。2013年全米オープンでは11年ぶりにベスト8に進出した。

ハンチュコバは混合ダブルスにも強く、この部門では4大大会ですべてのタイトルを獲得し、通算4勝を挙げている。2005年全仏オープン全米オープンで混合ダブルスの年間2冠獲得を達成した。

WTAツアー決勝進出結果[編集]

シングルス: 15回 (6勝9敗)[編集]

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2002年3月16日 アメリカ合衆国の旗 インディアンウェルズ ハード スイスの旗 マルチナ・ヒンギス 6–3, 6–4
準優勝 1. 2002年10月13日 ドイツの旗 シュトゥットガルト ハード (室内) ベルギーの旗 キム・クライシュテルス 6–4, 3–6, 4–6
準優勝 2. 2004年6月19日 イギリスの旗 イーストボーン ロシアの旗 スベトラーナ・クズネツォワ 6–2, 6–7(2), 4–6
準優勝 3. 2005年8月14日 アメリカ合衆国の旗 ロサンゼルス ハード ベルギーの旗 キム・クライシュテルス 4–6, 1–6
準優勝 4. 2006年10月22日 スイスの旗 チューリッヒ ハード (室内) ロシアの旗 マリア・シャラポワ 1–6, 6–4, 3–6
優勝 2. 2007年3月17日 アメリカ合衆国の旗 インディアンウェルズ ハード ロシアの旗 スベトラーナ・クズネツォワ 6–3, 6–4
準優勝 5. 2007年9月16日 インドネシアの旗 バリ ハード アメリカ合衆国の旗 リンゼイ・ダベンポート 4–6, 6–3, 2–6
準優勝 6. 2007年9月30日 ルクセンブルクの旗 ルクセンブルク ハード (室内) セルビアの旗 アナ・イバノビッチ 6–3, 4–6, 4–6
優勝 3. 2007年10月28日 オーストリアの旗 リンツ ハード (室内) スイスの旗 パティ・シュナイダー 6–4, 6–2
準優勝 7. 2010年3月7日 メキシコの旗 モンテレイ ハード ロシアの旗 アナスタシア・パブリュチェンコワ 6–1, 1–6, 0–6
優勝 4. 2011年2月13日 タイ王国の旗 パタヤ ハード イタリアの旗 サラ・エラニ 6–0, 6–2
準優勝 8. 2011年6月13日 イギリスの旗 バーミンガム ドイツの旗 ザビーネ・リシキ 3–6, 2–6
準優勝 9. 2012年1月7日 オーストラリアの旗 ブリスベン ハード エストニアの旗 カイア・カネピ 2–6, 1–6
優勝 5. 2012年2月12日 タイ王国の旗 パタヤ ハード ロシアの旗 マリア・キリレンコ 6–7(4), 6–3, 6–3
優勝 6. 2013年6月16日 イギリスの旗 バーミンガム クロアチアの旗 ドナ・ベキッチ 7–6(5), 6–4

ダブルス: 21回 (9勝12敗)[編集]

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2000年10月29日 スロバキアの旗 ブラチスラヴァ ハード
(室内)
スロバキアの旗 カリーナ・ハブストバ ハンガリーの旗 ペトラ・マンデュラ
オーストリアの旗 パトリシア・ワーツシュ
不戦勝
優勝 2. 2001年10月28日 ルクセンブルクの旗 ルクセンブルク ハード
(室内)
ロシアの旗 エレーナ・ボビナ ドイツの旗 ビアンカ・ラメード
スイスの旗 パティ・シュナイダー
6–3, 6–3
準優勝 1. 2002年1月27日 オーストラリアの旗 全豪オープン ハード スペインの旗 アランチャ・サンチェス・ビカリオ ロシアの旗 アンナ・クルニコワ
スイスの旗 マルチナ・ヒンギス
2–6, 7–6(4), 1–6
優勝 3. 2002年4月14日 アメリカ合衆国の旗 アメリアアイランド クレー スペインの旗 アランチャ・サンチェス・ビカリオ アルゼンチンの旗 マリア・エミリア・サレルニ
スウェーデンの旗 アサ・スベンソン
6–4, 6–2
準優勝 2. 2002年5月5日 ドイツの旗 ハンブルク クレー スペインの旗 アランチャ・サンチェス・ビカリオ スイスの旗 マルチナ・ヒンギス
オーストリアの旗 バルバラ・シェット
1–6, 1–6
準優勝 3. 2002年5月12日 ドイツの旗 ベルリン クレー スペインの旗 アランチャ・サンチェス・ビカリオ ロシアの旗 エレーナ・デメンチェワ
スロバキアの旗 ヤネッテ・フサロバ
6–0, 6–7(3), 2–6
準優勝 4. 2002年8月4日 アメリカ合衆国の旗 サンディアゴ ハード 日本の旗 杉山愛 ロシアの旗 エレーナ・デメンチェワ
スロバキアの旗 ヤネッテ・フサロバ
2–6, 4–6
準優勝 5. 2002年8月11日 アメリカ合衆国の旗 ロサンゼルス ハード 日本の旗 杉山愛 ベルギーの旗 キム・クライシュテルス
オーストラリアの旗 エレナ・ドキッチ
3–6, 3–6
優勝 4. 2002年8月24日 アメリカ合衆国の旗 ニューヘイブン ハード スペインの旗 アランチャ・サンチェス・ビカリオ イタリアの旗 タチアナ・ガルビン
スロバキアの旗 ヤネッテ・フサロバ
6–3, 1–6, 7–5
優勝 5. 2005年6月12日 イギリスの旗 バーミンガム 日本の旗 杉山愛 ギリシャの旗 エレニ・ダニリドゥ
アメリカ合衆国の旗 ジェニファー・ラッセル
6–2, 6–3
準優勝 6. 2005年8月7日 アメリカ合衆国の旗 サンディアゴ ハード 日本の旗 杉山愛 スペインの旗 コンチタ・マルティネス
スペインの旗 ビルヒニア・ルアノ・パスクアル
7–6(7), 1–6, 5–7
優勝 6. 2005年10月9日 ドイツの旗 フィルダーシュタット ハード
(室内)
ロシアの旗 アナスタシア・ミスキナ チェコの旗 クベタ・ペシュケ
イタリアの旗 フランチェスカ・スキアボーネ
6–0, 3–6, 7–5
準優勝 7. 2005年10月23日 スイスの旗 チューリッヒ ハード
(室内)
日本の旗 杉山愛 ジンバブエの旗 カーラ・ブラック
オーストラリアの旗 レネ・スタブス
7–6(6), 6–4(4), 3–6
優勝 7. 2006年3月4日 カタールの旗 ドーハ ハード 日本の旗 杉山愛 中華人民共和国の旗 李婷
中華人民共和国の旗 孫甜甜
6–4, 6–4
優勝 8. 2006年5月21日 イタリアの旗 ローマ クレー 日本の旗 杉山愛 チェコの旗 クベタ・ペシュケ
イタリアの旗 フランチェスカ・スキアボーネ
3–6, 6–3, 6–1
準優勝 8. 2006年6月10日 フランスの旗 全仏オープン クレー 日本の旗 杉山愛 アメリカ合衆国の旗 リサ・レイモンド
オーストラリアの旗 サマンサ・ストーサー
3–6, 2–6
準優勝 9. 2006年8月13日 アメリカ合衆国の旗 ロサンゼルス ハード 日本の旗 杉山愛 スペインの旗 ビルヒニア・ルアノ・パスクアル
アルゼンチンの旗 パオラ・スアレス
3–6, 4–6
準優勝 10. 2009年1月30日 オーストラリアの旗 全豪オープン ハード 日本の旗 杉山愛 アメリカ合衆国の旗 セリーナ・ウィリアムズ
アメリカ合衆国の旗 ビーナス・ウィリアムズ
3–6, 3–6
準優勝 11. 2009年5月9日 イタリアの旗 ローマ クレー 日本の旗 杉山愛 チャイニーズタイペイの旗 謝淑薇
中華人民共和国の旗 彭帥
5–7, 6–7(5)
準優勝 12. 2009年10月3日 日本の旗 東京 ハード 日本の旗 杉山愛 ロシアの旗 アリサ・クレイバノワ
イタリアの旗 フランチェスカ・スキアボーネ
4–6, 2–6
優勝 9. 2011年4月3日 アメリカ合衆国の旗 マイアミ ハード ポーランドの旗 アグニエシュカ・ラドワンスカ アメリカ合衆国の旗 リーゼル・フーバー
ロシアの旗 ナディア・ペトロワ
7–6(5), 2–6, [10–8]

4大大会ダブルス優勝[編集]

4大大会シングルス成績[編集]

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A WG Z# PO SF-B S G NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 通算成績
全豪オープン LQ 1R 3R QF 2R 3R 4R 4R SF 3R 3R 1R 3R 1R 26–13
全仏オープン A 2R 4R 2R 1R 3R 4R 3R A 1R 4R 4R A 1R 18–11
ウィンブルドン LQ 2R QF 2R 3R 3R 4R 4R 2R 4R 2R 3R 1R 1R 22–13
全米オープン LQ 1R QF 3R 3R 3R 2R 1R 1R 4R 3R 1R 1R QF 20–13

: 2004年ウィンブルドン2回戦の不戦勝は通算成績に含まない

脚注[編集]

外部リンク[編集]