ダッソー・ファルコン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダッソー・ファルコンは、フランスのダッソー社が生産・販売しているビジネスジェット機。
[編集] 概要
ダッソーは主に軍用機の開発・生産を行っているメーカーであり、民間機の経験は少なかった。1950年代から軍用機開発の経験を活かし、民間ビジネスジェット機の開発を開始した。1960年代に入り双発ビジネスジェット機の開発に成功した。最初に開発したのが「ファルコン 20」である。これは1963年に初飛行し、パンアメリカン航空から大量受注された。
「ファルコン 20」の成功を受け、1970年にはやや小規模なサイズの「ファルコン 10」を開発、1976年にはエンジンを三発にし大型化した「ファルコン 50」も開発された。シリーズ類型で生産機数は1000機を超えており、日本航空の訓練機やソニーの社用機などの民間のビジネス機としてのみならず、フランス海軍やアメリカ沿岸警備隊、海上保安庁などの政府機関でも哨戒機として用いられている。
ビジネスジェット機のラインナップとしては、大企業向けあるいは政府機関向けの販売を狙った大型上級機だけで構成されており、販売機数を稼げる小型機をラインナップしていないのが特徴である。最小サイズのファルコン10/100は既に製造販売を終了している。
[編集] シリーズ
- ダッソー・ファルコン 10:シリーズ中、最も小型の機体。
- ダッソー・ファルコン 20:最初期の開発。
- ダッソー・ファルコン 50:三発エンジン。
- ダッソー・ファルコン 100:ファルコン 10の後期型、名称変更。
- ダッソー・ファルコン 200:ファルコン 20の後期型、名称変更。
- ダッソー・ファルコン 900:ファルコン 50の大型化改良型。
- ダッソー・ファルコン 2000:双発エンジン。1990年代に開発された最新型。
- ダッソー・ファルコン 7X:開発中。ファルコン50/900の形態を踏襲する三発型であるが、全くの新設計であり飛行制御には全面的にフライ・バイ・ワイヤを用いている。