ダイオウサソリ
| ダイオウサソリ | ||||||||||||||||||||||||
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ダイオウサソリ Pandinus imperator
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| 保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||
| ワシントン条約附属書II | ||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Pandinus imperator (Koch, 1841) |
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| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
| ダイオウサソリ オオコガネサソリ |
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| 英名 | ||||||||||||||||||||||||
| Emperor scorpion |
ダイオウサソリ(大王蠍、Pandinus imperator)は、動物界節足動物門クモ綱サソリ目コガネサソリ科に分類されるサソリ。
目次 |
[編集] 特徴
体長20cm程で最大30cmに達するとされるサソリ目最大種。種小名imperatorは、「皇帝」の意。体色は青みがかった黒。ペットとして移入されるのは、体長100~170mm程度の個体が殆どである。
近縁種のチャグロサソリに比べ、全体に横幅がどっしりし、ハサミが円形に近い。チャグロサソリはやや細身で、ハサミの形も長方形に近い。
性質は大人しく、毒性も弱いといわれる反面、ハサミ(触肢)は太く、頑丈で力は強く人間でも挟まれれば痛く出血することもある。
ワシントン条約のサイテスIIで保護されている。
[編集] 分布
アフリカ大陸中西部
[編集] 毒
毒性は弱く、刺されても腫れる、痒くなるという程度だとされ、刺されたことで重篤なケースに至った例は現在のところは知られていない。
本種の近似種でも毒性は体の大きさの割に低い種が多い。
[編集] 近似種
- チャグロサソリ(Heterometrus spp.)
東南アジアに広く住む大型種で、体長では大きいもので20cm以上になり、ダイオウサソリに負けない程の大きさになるものの、こちらの方は全体的に横幅が狭く、スマートな体型である。鋏角部分の毛の色は緑で、尾の色は茶色であり、それに黒い体色を交えた和名となる。英名や、輸入名ではアジアンフォレストスコーピオンと呼ばれる。通常チャグロサソリ(Heterometrus spinifer)として輸入されるが、マレージャイアントスコーピオン(H. spinifer)、 アジアンロングクローフォレストスコーピオン(H. longimanus)、H. liophysaなどが含まれている。チャグロサソリという名はHeterometrus属の総称である。
地域によって、個体差や毒の強弱にも違いが出てくると言われるがはっきりしない。この種もペットサソリとしては最も普及している種であり、原産地の近さから比較的安価となっている。生態面でも似ており、熱帯雨林の多湿性の環境の中で、倒木や石の下に潜んで生息している。
- レッドクロウエンペラースコーピオン、レッドクロウスコーピオン(Pandinus Cavimanus)
名前通り、鋏部分と、体色がやや赤みがかっている大型種である。
ダイオウサソリと同じく、アフリカに生息し、生態面でも似ているが、ダイオウサソリよりやや小型であるといわれる。ダイオウサソリやチャグロサソリと同じく、ペット対象ともなる。
この種も現在はワシントン条約での保護対象となっている。
[編集] 生態
熱帯雨林の林床に生息する。夜行性で、昼間は地面に掘った巣穴や倒木の下等で休む。
食性は動物食で、昆虫類、節足動物等を食べる。獲物は触肢で捕らえて、切り刻んでから食べる。本種が毒針を使用するときは自衛行為である場合が多い。
繁殖形態は卵胎生で、十数匹の幼体を産む。産まれたばかりの幼体の色は白で、メスは幼体を背中に乗せて保護する。幼体は一週間ほどしたら母親から独立して生活するようになり、3年で成体になり、寿命は最高で10年程だとされる。
[編集] 人間との関係
開発による生息地の破壊や、ペット用の採集などにより生息数は減少し、ワシントン条約で保護されている。
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。流通量は多く、主に野生個体が流通する。テラリウムで飼育される。大型種のためある程度の大きさのケージが必要だが立体的な活動は行わないため高さは重視しなくてもよい。協調性があるため複数飼育も可能。乾燥には弱いためヤシガラ土や腐葉土等の湿度を保てる床材を敷きやや湿らせたり、浅くて広い水容器を設置する。本種に刺されたことによる重篤例は現在のところ知られていないが、アレルギーを引き起こす可能性や体調によっては症状が重くなる可能性も否定できなくは無いので刺されないに越したことはない。
2007年には大阪のマンションで、ペットとして飼育されていた本種が脱走して大騒ぎになったという事件も起こっており、管理者の怠慢によって、こういったトラブルも少なからず起きているし、サソリということで多くの人達に無用な恐怖を与えてしまったというケースもあるので、飼い主とペット業者の管理は厳重に求められる。[要出典]
[編集] 参考文献
- 秋山智隆 『毒虫の飼育繁殖マニュアル』 データーハウス、2001年
- 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、71頁。
- 相原和久・秋山智隆 『節足動物ビジュアルガイド タランチュラ&サソリ』、誠文堂新光社、2007年、101頁。