タンゴ型潜水艦

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Tango class submarine.JPG
タンゴ型潜水艦 北大西洋にて1993年6月撮影
艦級概観
名前: タンゴ型潜水艦
建造: ゴーキー
前級 : フォックストロット型潜水艦
次級: キロ型潜水艦
完工: 18人
現役: 1隻
損失: 0隻
引退: 14隻
保存: 3隻
仕様諸元
排水量

浮上時: 3100tons

潜行時: 3800tons
全長: 91m (298ft 6in)
全幅: 9.1m (29ft 9in)
喫水: 7.2m (23ft 6in)
機関: 3台のディーゼル機関で4.6MW (6256shp)を発電して3台の電動機によって3軸を駆動
速力:

浮上時: 13kts

潜行時: 16kts
総員: 62人 (士官12人)
兵装:

6基の533mm (21in)魚雷発射管

24本の 533mm (21in) 対潜水艦と対水上艦魚雷または機雷

タンゴ型潜水艦(-がたせんすいかん Tango class submarine)は、ソヴィエト/ロシア海軍通常動力型潜水艦である。

タンゴ型NATOコードネームであり、ソ連海軍の計画名は641B型潜水艦(ソムПодводные лодки проекта 641B "Сом")である。

開発[編集]

本型はフォックストロット型潜水艦の改良型であり、ソ連第3世代潜水艦に分類される通常動力型潜水艦である。前型からの変更点としては、航法装置・火器管制装置などの自動化・電算機化による操作員の負担減少、寝台数・個室数増加による居住性向上、船体殻絶縁皮膜加工による静粛性向上、蓄電池・通信装置・電子機器の高性能化などが要綱である。

本型の設計担当はルービン設計局であったが、建造は全てソロモノフ設計局の造船廠で行われた。

運用[編集]

1971年より建造が開始され、1982年までに18隻が就役した。その後、1990年代末までに全艦が退役したが、一部は博物館に展示されている。

同型艦一覧[編集]

艦番号 艦名 就役 配備 状態
B-380 1973年5月20日 黒海艦隊 除籍
B-290 北方艦隊 1995年9月1日除籍
B-303 北方艦隊 1995年9月1日除籍
B-519 北方艦隊 1995年9月1日除籍
B-319 北方艦隊 1996年7月31日除籍
B-386 北方艦隊 1996年7月31日除籍
B-30 北方艦隊 除籍
B-97 北方艦隊 除籍
B-215 北方艦隊 除籍
B-504 北方艦隊 除籍
B-546 北方艦隊 除籍
B-312 バルト海艦隊 1999年除籍
B-303 バルト海艦隊 1999年7月1日除籍
B-519 バルト海艦隊 1999年7月3日除籍
B-290 バルト海艦隊 1999年7月3日除籍
B-307 北方艦隊 除籍、記念艦として保存
B-437 Magnetogorsk 黒海艦隊 除籍
B-515 北方艦隊 除籍、記念艦として保存

諸元[編集]

種類 攻撃型潜水艦
建造計画 第641B号計画
NATOコード Tango
基準排水量 水上2770t、水中3900t
寸法 全長92.0m、全幅8.6m、喫水5.7m
速力 水上13.0ノット、水中15.0ノット、スノーケル航行時7.0ノット
航続力 水上7節1,4000浬、水中2.5節400浬
可潜深度 240m
乗組員 乗員67名+士官および政治将校11名
主機 ディーゼル発動機3基(6000馬力)、電動機3基(5400馬力)、3軸推進、燃料:軽油420t
兵装 533mm発射管(艦首6門)、魚雷24本または機雷24個
艤装 レニングラード火器管制装置、ルビコン音波探信儀、カスケード電波探信儀、MCI-25水上捜索レーダー

関連項目[編集]

出典[編集]

  • The Encyclopedia Of Warships From World War Two To The Present Day, General Editor Robert Jackson.

外部リンク[編集]

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