タマン・サリ

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タマン・サリ(2007.1)
タマン・サリ、2階建ての地下通路

タマン・サリ(Taman Sari)とは、ジョクジャカルタの王宮(クラトン)近くにある離宮の跡。水の王宮とも呼ばれている。タマン・サリとは、インドネシア語で花園の意。

1757年マタラム王国ハメンクブウォノ1世により造営された離宮。花園に囲まれた水浴場に王宮に仕える女性に水浴びをさせ、それをスルタンが塔の三階より眺めて気にいった女性に花束を投げて、王専用の部屋の水浴場で沐浴したり、夜を共にしたりした。

また、離宮ではあるが、長さ5km、2層からなる地下通路が張り巡らされ有事に使用された。ここにはイスラム導師の礼拝室、祈りを捧げる前に身を清める湧水の泉があり、宗教儀礼的な意味をもっている。

長い間修復されずに痛んでいたが、2003年ポルトガルの財団の援助で修復が行われた。しかし、2006年5月27日ジャワ島中部地震により被害を受けた。

ジャワ島中部地震前のかつてのタマン・サリ